このコーナーは、ジュビロ磐田を追いながら私が思ったあれこれをつづっていく「LOVE JUBILO」の過去ログです。2012年分のジュビロ磐田の試合を見ての記録をここに残しておきます。

2012 ヤマザキナビスコカップ
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.20 セレッソ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 改めて、このチームでの山田の大切さが分かったゲームだった。1.5軍、若手・新加入者のお披露目会、というスタメンだったが、ちぐはぐきわまりない。序盤からガツガツ来るセレッソのパワーに押され、ボールキープすらままならず、何とかはね返すという展開。八田も不安定で、いつ失点してもおかしくなかった。そしてやっぱり、という失点。これでは勝つなんてとてもとても、追いつけて終われれば御の字という前半だった。しかし、後半、ペクに代わって山田が入ると雰囲気は一変。ボールを持てるように、そして回るようになった。ボランチと最終ラインレベルの不安定さから、そして清武のスピードあるトリッキーなプレーに、カウンターの怖さはあったが、少しずつこちらに得点の香りが漂うようになった。そして裏を取った松浦に山田から絶妙なパス。これをしっかり決めてまずは追いついた。そして試合終盤、ここで点が取れればという最高の時間帯に、ゴール前に顔を出した前田が左斜めからキーパーの届かないゴール右上に見事なシュートを突き刺し、今季初ゴール!! これで逆転に成功。最後の厳しいセレッソの攻撃をしのいでなんとか勝った。
前半は決していいゲームではなかったし、相変わらずカウンターへの危機管理ができていない状態は変わりない。ただ、2試合続けての逆転勝利、それもあのメンバーで勝てたことは自信になるだろう。
04.04 浦和レッドダイヤモンズ ヤマハスタジアム(磐田) 4-3 stadium 結局最後には勝ってしまうところには、このチーム、ズルズルと負けていた昨季までとは確実に違うものになりつつあることを感じた。とはいえ、なぜ3失点!? メンバーが二軍だから? ではないだろう。やはりこのチーム、守備には大きな穴がある。それは逃げられないだろう。
04.18 サンフレッチェ広島 ヤマハスタジアム(磐田) 1-0 stadium 水曜夜のナイトゲームはキツイ。仕事で遅れ、スタジアム入りは前半40分ごろ。でも、そこまではかなりひどく、何もできずにひたすら防戦だった様子。私がついてからも状況はあまり変らなかったが、途中投入の山田に救われた感じだ。ペクがもう少しチームにフィットしてくれたら・・・また可能性も広がるのだが。そして気になるのは、ナビスコよりもやはりリーグ戦。週末こそ負けられない。
05.16 サガン鳥栖 ベストアメニティスタジアム 2-3 - 負けたのか・・・メンバーはかなり落としたようだが、ミスによる失点だったようで、残念だ。
2012 J-League Division 1
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.10 コンサドーレ札幌 札幌ドーム 0-0 TV ボールを速いパスで細かくつなぎながら相手のゴール前に運ぶという、森下監督のやりたいサッカーを何となくつかむことはできた。ワンタッチプレーがサクサクとつながる場面もあり、大幅入替のあった選手同士の連携もできつつあるように見えた。また、札幌の選手が次々と足をつる中でこちらはきびきびと動き続けるなど、ハードな練習を通して運動量も上がっていることが見て取れた。しかし・・・点が取れない。前田のワントップというのは本当にいいのか、この試合だけでは分からないが、その中で点が取れるようにするためには、その後ろにいる2列目が飛び出すなり何なりして、ゴールを狙うことをしなければなるまい。確かに山田と菅沼実はよく動いていたが・・・松浦は?? 存在感なく、今一。もっとどん欲に飛び出してほしかった。前田も結局決めきれず、スコアレスドロー。守備も決して安定していたとは言い難い。長い目で見ていく必要がありそうだ。
03.17 サガン鳥栖 ヤマハスタジアム(磐田)
2-1 stadium 勝ててよかった。新メンバーが大勢スタメンに名を連ね、監督も交代し、確実に全シーズンと違うチームになっていた磐田、どんなチームになっているのかと思いながら、雨の中でのキックオフだった。試合序盤は小刻みなパスでボールをつなぎながら、相手ゴール前まで持ち込むシーンが何度も見られた。相手は前節に続いて昇格組、前節の分も含めてここで大量得点で叩いておきたい、そう思う滑り出しだった。しかし・・・決められない。ゴール前まで持ち込むのだが、撃てない、撃っても入らない。そして何よりも、前田にボールが渡らないのだ。一つ後ろの山田、ペク、菅沼のところまでは回るのだが、その前に出ない。前田が相手を引きつけている分、3人が決められればいいのだが、それもなく、その3人が前田から敵を引きはがし、そこにパスを送るでもなく、一体どうやって点を取るつもりなのだ、といえる流れだった。そして何よりも守備。広報の危険予知と危機管理が全くなっていない。小林のボールの失い方は失点にもつながったし、その後にもひどかった。山田のラッキーなゴールと、駒野の見事なFKで逆転こそできたものの、いつでも追いつかれてしまう、そんな火種は各所にあった。シーズン初勝利をホームで。本当なら嬉しいところだが、そんな気持ちになれないゲームだった。
03.25 ガンバ大阪 万博記念競技場 2-1 TV 土曜のゲームなら見に行きたかったが、日曜ナイトゲームなら仕方ない。久しぶりでの万博での勝利となった。それはそれで喜ばしい。開幕3連勝でベスト3浮上なのだが、本当に実力がそこまで伴っているのだろうか。簡単に裏を取られる守備の甘さは確実に弱点だし、前田を生かせない攻撃も厳しい。ある意味、今節はガンバの自滅によるところが大きいだろう。
03.31 柏レイソル ヤマハスタジアム(磐田)
1-0 stadium 勝った。このチームのこの強さ、いよいよ本物なのか。しかも今日は完封なのだ。もちろん、危うい場面もあった。しかしそれをよく集中してはじき返した。そして前田が点を取って勝ったということ、これが大きい。どうだ、那須!! あんたが見捨てて出ていった磐田、ここまで変われるんだ。
04.07 ベガルタ仙台 ユアテックスタジアム仙台 2-2 TV 立ち直って、これが打てるようになるまで2日かかったよ。でも、それぐらいショッキングな結果がロスタイムに待っていた。テレビで見ていただけだったから、すぐに電源を切るだけで現実逃避ができたが、これをスタジアムで見ていたら、どんなダメージを心に負っていただろうか、と思うと、何ともやりきれない。
04.14 清水エスパルス アウトソーシングスタジアム
日本平
2-3 stadium 今季の磐田のよさ、「つなぐ」が全く見られず、攻撃が全く組み立てられない磐田だった。相手の守備もよく、松浦や山田へのマークが徹底していて、前田にボールがなんて状態ではなかった。守りについても、何故「ナビスコメンバー」? そして何故背番号20? 2失点の両方に絡んだ左サイドバックには失望した。トラップが大きくなったミスを突かれ、ゴール前に送られたり、外から走り込んでくる大前に全く注意を払わなかったり・・・だからといって特に攻撃に絡んだわけでもなく・・・。今季で一番出来の悪いゲームだった。今日の収穫は乃木坂46とやらを近くで見られたことだけかな。
04.21 横浜F・マリノス
ヤマハスタジアム(磐田)
1-0 stadium 営業日だったが、何とか午後から休みをいただき、参戦できた。そのかいあって、胃が縮む思いをしながらも、勝つ喜びを味わうことができた。試合は全体的に押される展開。こちらのパスを読まれ、カットされたり、キープしているところを2人、3人、と取り囲まれ、奪われたり。研究されてるな、と感じた。なかなか攻めの形を作れない磐田だったが、山田についてはキレキレ。何度もライン際で相手をかわし、ゴール前に攻め上がる場面が見られたが、圧巻だったのは得点シーン。ゴール前で2〜3人に囲まれながらも巧みなドリブルとボールコントロールでこれをかわし、わずかな隙間から豪快にシュートを放ち、ネットを揺らした。これはワールドクラスのプレーと言えるだろうし、私自身、ここ何年か見ていなかった鳥肌もののプレーだった。その後も横浜の猛攻は続いたが、八田のセーブや、八田が飛び出たゴールを康裕が何とか体を張ってはね返すなどして、何とか勝ちきることができた。ホントに、長い長い4分間のロスタイムだった・・・。
04.28 セレッソ大阪 キンチョウスタジアム 2-3 stadium 失望。全く攻め手が作れなかった。ペクが全く機能せず、山田が封じられ、攻撃の芽をことごとくつぶされた。そしてこちらが失ったボールをあっという間にゴール前に運ばれ、それを止められず、何度もあわやという場面を作られた。3失点もつまらない形でボールを奪われるところから、そしてゴール前で「まんまと」してやられる形をつくってしまうところから。最後の2得点もその前に3失点もしてしまっては、手遅れだ。スコア上は惜しい試合にも見えるが、実は完敗だ。
05.03 川崎フロンターレ 等々力陸上競技場
3-4 stadium 虚しい連休だ。試合自体も情けないものだった。つなぐ意識が高いのは分かるが、サイドを変えるのに必ずセンターバックの2人を経由しての横パスからってのはどうだ? その間に相手の陣形が整ってしまう。そしてその横パスが危険すぎる。実際、今日も何なんだ? というミスが発生、失点につながった。前線は相変わらず、前田が点を取れる形ができていない。その後ろにしても裏を取る形が全然できていない。全員足元へのパスばかりだ。これなら相手に読まれて当然。浦和戦まで中3日。立て直しはできないだろうな。せめてしっかりと疲れを取って最後まで走りきってほしい。としか言えない。ホームでは負けるな。3連敗するチームに優勝争いする資格はない。
05.06 浦和レッドダイヤモンズ エコパスタジアム 2-2 stadium 押し込みながら、先制はできたものの、追加点が奪えない前半、流れを変えられたら押し込まれてしまう後半、何とも。相変わらず危うい最終ラインと、前田が点を取れる形が作れない前半、課題は変っていない。ただ、光明も。ペク・ソンドンが2ゴール。まだフィットとは言わないが、少しずつなじんでいることは確か。これに希望を抱いていきたいのだが・・・次は鹿島。苦手だし、相手もうちとやる時は燃えてくるんだよな・・・。
05.12 鹿島アントラーズ ヤマハスタジアム(磐田) 3-0 stadium 始まる前にだれがここまでの結果を予想しただろうか。全く前節とは別のチームになっていた、というか、進化していた。前線からのプレスがしっかりと相手を抑え、そしてこれまで孤立しがちだった、前田や連携がどうよという状態だったペク、そして一人で空回りしていた松浦が、上手くかみ合って、山田や康裕らともつながり合って最高の攻撃の形を何度も作り出した。本当に全員、よく体がキレていた。守りについても、確かにゲーム開始直後などにあわや、というシーンもあったが、その都度はじき返し、徐々に最終ラインやサイドの守りも安定し、完封勝利につながった。磐田がキレていたこともあるが、鹿島もどうした? という感じ。上位に上がれないのも何となく分かるような気がした。
05.19 アルビレックス新潟 東北電力
ビッグスワンスタジアム
6-1 TV 試合開始直後は、また下位相手にいい試合をしてしまうのか、と思えたのだが、どっこいどっこい。開けてみれば、前田は後もう少しでハットトリックだし、取るべき人が点を取り、失点はあったし、また、あわやという場面もあったものの、1失点に抑えるという圧倒的勝利。下位には確実に勝たねば、という場面でしっかりと勝つことができて何よりだ。前田と2列目の、そしてサイドバックの連携が本当によくなってきているし、ここぞと言うところにきちんとボールが出るようになったことはすごい。そしてそんな前線に康裕や小林も絡んでいけるようになったことによって攻撃に厚みが増していると思う。また、相手が動けなくなってきているのに、運動量が落ちないところもすごい。これは日々のハードな練習の成果なのだろう。次節はチョが出場停止になってしまい、最終ラインがどうなるか気になるところではあるが、自信をもって、勝ちに行ってほしいと思う。
05.26 大宮アルディージャ ヤマハスタジアム(磐田) 3-0 stadium 完勝。大量得点による勝利が続いている。前線がかみ合い始め、連動した動きができること、松浦や山田、ペクがキレのある動きを見せ、前田にもいい形でボールが入ること、ソウトが安定していて、ピンチの芽を摘みつつ、いい形でボールを前線に送っていること、などが要因としてあげられると思う。不安材料があるとするならば、GK八田。確かにファインセーブを何本か見せているが、そうなる前にきちんとした指示をDFたちに送っているのだろうか。コーチングがもう少し徹底していれば、ピンチになる前に対応できていた、というシーンが何度か見られた。しばらく中断で間が空くが、これにおごらず、西野ヴィッセル、そしてピクシー名古屋への対策を練ってほしい。
06.16 ヴィッセル神戸 ヤマハスタジアム(磐田) 1-3 stadium もう忘れた。ただ、言えるのは、西野マジックにやられた。指揮官が一枚上手だったということだ。
06.23 名古屋グランパスエイト 名古屋市瑞穂陸上競技場 0-2 stadium 連敗。優勝戦線が遠のいていく。ロスタイムの必ずしも必要とは言えなかったファウルからのFKから失点とか後半開始直後とか、勘弁してほしい。やはりお泊まり遠征はだめなのか?
06.30 FC東京 ヤマハスタジアム(磐田) 3-1 stadium 連敗ストップ、それも2列目に脩斗、山崎、康裕、ボランチに藤田、CBに菅沼とか、スクランブル体制にもかかわらず、苦手な東京から勝ち点3を取れたことは価値があると言えよう。ただ、3点取れたとはいえ、序盤のバックラインと小林を含めたDF陣のぎくしゃくぶり、そして前線のちぐはぐぶりは大きな課題だ。全くかみ合ってはいなかった。立て直しが必要だ。
07.07 サンフレッチェ広島 広島ビッグアーチ 0-2 TV こんなゲームをやっていては優勝争いはできない。広島の固い守備陣形に苦しむ中で、時折訪れるチャンスを生かすことができなかった。そういう意味では背番号9の決定力の弱さが痛い。また、前田に向けてのパスが何度も前田の図上や数メートル前を素通りすることが多く、かみ合ってなさも気になった。せっかく康裕を上げてみたにもかかわらず、康裕も今一つ。やはりペクと松浦の戻りを待つしかないのだろうか。守備も・・・いつまで藤田ボランチというスクランブル体制を続けるつもりなのだろうか。ソウトは一体どうなってるのだ?
07.14 コンサドーレ札幌 ヤマハスタジアム(磐田) 4-1 stadium 4得点の快勝はよかった。最初こそ出足の速い札幌に、自由にさせてもらえなかったが、こういう形が作れない時に、セットプレーで得点できるとすごく楽になるという、典型的お手本のようなゲームだ。慌て出す札幌、守備もほころびはじめ、ゲームを支配できるように。そんな中からさらなるセットプレーから追加点、そしてついには前田やソウトにまでゴールが。終わってみれば4得点。いい結果だ。ただ・・・なぜ1失点? 守備の不安定さはまだまだ修正できていない。そしておどおどする小林、ケガの山田と康裕など、今後に不安を残すことになってしまった。
07.28 浦和レッドダイヤモンズ 埼玉スタジアム2002 0-2 TV 見てて腹立たしいってのはこのことだ。プレスには精彩を欠き、ボールは運べず、ゴールに向かう動きもない。(水沼氏が言ってたとおり、裏を取る動きが全然ないようじゃだめだよ。)9番はこねくり回すだけで何もできないし、松浦もかみ合わず。脩斗に至っては、存在感まるでなし。山田は一体どうなってるんだ?オフィシャルには何も発表なく、2週間が空いたのに、ベンチにも入れないって!?一体何をやってるのか。この上、チョも負傷離脱なんてことになったら一体どうなるのか?メディカルスタッフは一体何をやっているのだろうか。
08.04 川崎フロンターレ ヤマハスタジアム(磐田) 2-2 stadium 悔しい。勝ち切れた試合だった。序盤から川崎の厳しいプレスに、ボールを持つことすらできなかった磐田。ゴール前でごちゃごちゃされているうちにあっさりと決められ、先制されてしまうが、その後あまりの暑さに相手の足が止まり始めると少しずつ勢いを押し戻せるように。何とか前半の間に追いつきたいと思っていたところで、いつも人に当てて外しまくっていた山崎が鋭いシュートをゴールへ!!これで追いつくことができた。後半も順調で、駒野の鋭いクロスのクリアミスからのオウンゴールで勝ち越しが叶ったが、その数分後、フリーのレナトに渡ったカウンターを防げず、追いつかれてしまった。終盤の猛攻もかなわず、このまま引き分けとなった。悔しい。
08.11 鹿島アントラーズ 茨城県立
カシマサッカースタジアム
1-2 stadium せっかく時差のある異国まで駆けつけたのに、虚しい敗戦となった。開始直後、駒野からのクロスをドンピシャリで合わせた前田の先制点は素晴らしかった。これで早い時間に追加点が取れれば、この異国で勝利できる、あの忌まわしいチャンピオンシップの記憶を払拭できる、そう思っていたのだが・・・。磐田がゴール前で不用意なファウル。確かに不用意だったが、その前からレフリーのファウルの規準が安定していないと思っていただけに、まずこの時点でレフリーに不信感。そしてそのFKをレナトが、これは取れないだろ、というところに決め、不信感は不満に。さらにその後、駒野のセットプレーが相手に当たってのゴールが認められないという珍事に、不満は怒りへと変わっていった。不安定なレフリングに怒りはつのったが、レフリングなんか関係なく、見事なゴールで磐田が勝ち越してくれればよかったのだが、その磐田が決めきれない。もどかしく時間が過ぎていく中で、ついに逆転される時が。途中交代で遠藤康が入ってきた時、嫌な予感がしたのだが、やはり・・・。替わった選手はマークしなきゃ行けないのに・・・。ガッカリの東征だった・・・。
08.18 セレッソ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 4-3 stadium 勝ててよかった。点を取り追いつかれ、点を取り、追いつかれ、そして逆転され・・・しんどい展開だった。ほんとうに4点、よく取った。セットプレーからも点を取れるようになったし、終盤の前田の2点は執念とも言えるものだった。いいクロスを頭でGKの足元に叩き付けたり、阿部だろうか、クロスに飛び込んでつぶれた後ろから、そこをすり抜けてきたボールをゴールに流し込んだり・・・、ゴール前に2枚入ってくれば何かが起こる、といういい例だ。ただ、3点取られて先行されてからは、なかなか点が奪えなくて苦しい時間帯もあった。2列目の山田、松浦、ペクがもう少し脅威を与える動きはできなかったか(山田については、最後に素晴らしいアシストをしたが)、修正が必要だろう。そして守備。失点シーンは全てが後手後手だったように見えた。セットプレーからの失点も、そうなるきっかけのファウルを避けることができるはずだ。3点も失えば4点取らなければ勝てないわけで、自らゲームを厳しくしてしまった感じは否めない。失点を減らすこと、これを念頭に次の準備をしてほしい。
08.25 柏レイソル 日立柏サッカー場 3-0 TV 勝てなかったアウェーで久しぶりの勝利。よかった。ソウト、そして復帰して1試合しか出ていないペクが怪我で離脱する中、以前にもあったが、藤田をボランチに入れる急造の守備体制に不安を抱えながらの観戦となった。しかし早い時間に山田が右サイドでボールを奪い、松浦とのワンツーから見事に相手DF、そしてGKをかわしての技ありゴール、これが素晴らしく、ゲームを有利に進めることにつながった。その後、相手のラフプレーから一人退場になったのが大きかったが、駒野のFK、前田のダメ押しゴールが決まって結果としては快勝となった。ただ、一人少ない相手に流れを持って行かれる時間帯もあったことは修正が必要。
09.01 サンフレッチェ広島 ヤマハスタジアム(磐田) 1-1 stadium 優勝戦線をたぐり寄せるチャンスだったのだが、残念な引き分けになった。とはいえ、さすが、現在首位を走るチーム。しっかりしている。これは、と目を見張るようなスペクタクルなプレーは広島にはないのだが、パスの一つ一つがキチンと正確だし、連携も確実でミスがなく、なかなかボールが奪えない。そして攻め上がりが速い。こちらの守備体制が整う前に、佐藤寿人、高萩、そして両サイドとぐいぐい前に出てくる。何度も肝を冷やした。そしてこちらがいい形に持っていっても、最後のシュートの場面では西川がキッチリ。この人、代表ではだめなのに、どうしてJリーグでは活躍するんだろう。あと、こちらのミスが多すぎ。連携も今一つ。これでは広島の上を行く数のゴールを決めることは難しいな・・・。仕方ない。アウェーでまた勝てるよう、積み上げていくしかない。
09.15 ヴィッセル神戸 神戸総合運動公園
ユニバー記念競技場
2-1 TV 前半は完全に神戸の流れだった。特に磐田にとっての左サイドが何度も破られ、深い位置までの敵の侵入を許し、クロスを上げられるなど、危険な場面を作られた。前回の対戦時にあれだけ痛い目にあった小川を自由にさせたのもよくなかった。結果、そこから先制されてしまうのだが、その後もしばらくは手を打つことができなかった。しかし、ハーフタイムにどんな指示で修正を図ったのか、山崎にどういう指示を与えたのかわからないが、流れは変わり、押し戻すことができるようになり、相手ゴール前であわや、というシーンを作ることができるようになっていった。本来なら、「そろそろだめかな」と思い始める時間帯に、山崎の同点弾、そして「同点でよしかな」と思い始める時間帯に、山田の泥臭い逆転弾。そうか、優勝争いをしたいのなら、こんなことであきらめてはいけないのだ、常に強い気持ちで勝ち点3を目指さなければならないのだ、ということに気づかされた。途中、相手が10人になったのもラッキーだったが、そのファウルを誘ったのはこちらが豊富な運動量で終盤になっても走り回り、そういう止め方しかできないようにさせたところから。このあきらめない気持ちがあれば、まずACL圏内、そして優勝戦線もたぐり寄せることができるだろう。がんばってほしい。
09.22 アルビレックス新潟 ヤマハスタジアム(磐田) 0-0 stadium 磐田を知り尽くした相手指揮官の術中にはまってしまったという感じだ。相手の囲みの速さになかなかシュートに持っていく形を作れず、また、GKのセーブに阻まれ、いい形をほとんど作ることができなかった。残念すぎる。
09.29 FC東京 味の素スタジアム 1-2 TV 何とも情けない逆転負けだ。前半はわくわくする形で、菅沼実のダイビングヘッドからなる先制点も素晴らしいものだった。その後も相手の自由にさせず、厳しいプレスの中でも勇敢にパスをつなぎ、いい形を何度も作った。しかしものにできなかった。これが本日の敗因の一つだろう。そして後半、相手がヴチチェヴィッチを投入し、陣形を変えたことから、こちらのバランスが崩れ始める。流れを取り戻しつつある様子が見え始めた頃に石川に折り返され、それを八田がキャッチできず、けり込まれてしまう。こちらもメンバー交代で山崎、阿部と前目の選手を投入するが、松浦や菅沼など、前線をかき回せる選手がいなくなったことで逆に攻撃力がなりを潜めてしまう。相手がメンバー交代で流れを変えられた一方で、こちらはそれができる選手がいなかったことが敗因の二つめと言えるだろう。山崎に至っては、1対1を外し決めきれないは、やたらボールを失うは、ブレーキ。これは夏からずっと変わっていない。最後に逆転弾。3枚目の交代で入った50番の小林は完全にヴチチェヴィッチを見失っていた。あそこで交代する必要があったのか。疑問が残る。
せっかくソウトが調子を戻し、攻守にフル回転できるようになってきたのに・・・それを生かし切れない磐田、無念だ。
10.06 清水エスパルス エコパスタジアム 0-1 stadium ダービーで清水に連敗、そして勝ち点でも清水に上回られて4位転落、世界が遠のく敗戦に、試合後は選手に対して大きなブーイングが寄せられた。それもそのはず、ほとんど攻め手を見いだせないまま、90分間為す術なくやられたという印象だからだ。相手の攻撃もショボかったから1失点ですんでいたものの、強豪チームではこうはいくまい。まず、ロドリゴ・ソウトと前の3人が徹底的に抑えられ、まったく機能できなかった。また、前節あたりから感じていた「ここ最近の宮崎ってどうよ」というのがこの試合でも出てしまい、簡単に相手にボールを奪われたり、美刷ったり姿が目立った。当然前田にパスなど渡るはずもなく、前線で孤立。シュートを撃つどころか、ボールを持つことすらほとんどなかった。これでは点など取れるはずもないところで、今日からDFラインに復帰したチョがかなり不安定。守備も危ういし、ボールの起点にも慣れないし、いいところがなかった。そして7番小林・・・なぜ指揮官が彼にこだわり続けるかわからない。今日も消極的なプレーと判断に遅れる場面が目立ち、ここで行かねば、というところでパスを出せない、というもったいないシーンが続いた。なぜ康裕を使わない?実際終盤に彼を投入してから、流れは変わったではないか。ところで選手交代といえば、、判で押したかのような攻撃陣の途中投入・・・選手交代は流れを変えられるものであるべきだ。3人目の康裕は流れを変えることができたが、その前のあの2人が入って何か流れが変わったのか?そして毎度毎度同じことをくり返しているように思うのだが・・・。流れを変えられないようなやつの交代投入はいらない。
10.20 横浜F・マリノス 日産スタジアム 0-4 TV 今更何を語るのか。2週間空けて準備した結果があれか? 相手のボランチよりも奥深いところに全くと言っていいほど攻めきれない。1トップに入った山崎も、ハンmこ、何もできず。特に背番号9については失望が大きいな。その背番号、返上しろよ。逆にこちらはボランチ周辺での守備が全く機能せず、やられたい放題。なぜあのスタメンにしたのか、聞けるものなら聞いてみたい。そんな意味不明采配の指揮官も、試合終了後にはいつもの強がりが消え失せて、弱気なコメントばかり。折れちゃったのか?
10.27 ベガルタ仙台 ヤマハスタジアム(磐田) 1-1 stadium 報道では執念のドロー、みたいなことが書かれていたが、本当にそうだろうか。試合序盤から、仙台に押し込まれる始末。その後もゲームを支配される時間が多く、苦戦。1失点はある意味、想定の範囲内、というところなのだろう。失点してから、指揮官は金園の投入や康裕ら2枚替えなど交代枠を使い切り、攻めに手を入れる。幸いこれが功を奏して、急に動きが活性化したのだが・・・それ以上のことはできず、1点を返すのが精一杯。世界へ打って出るには負けられないゲームだったが・・・悔しい。
11.07 サガン鳥栖 佐賀県総合運動場
陸上競技場
2-3 TV 終盤の猛攻で、よくぞ2点取って追い上げた、という声も聞こえるが、そうじゃないだろう。なぜに3失点もするのか。守備が弱すぎる。追いつけなかったこと、勝ち点を1すら取れなかったこと、6試合勝ちがないことには変わりがないのだ。
11.17 名古屋グランパスエイト ヤマハスタジアム(磐田) 0-2 stadium どしゃ降りの雨の中で惨めな負け試合を見せられて、、罰ゲームでもやらされているのか、という感じだ。ボールを取ってもトラップミスやパスミスですぐに相手に奪われ、囲まれて何もできず。チャンスらしいチャンスをほとんど作れず、90分が過ぎてしまった。まず、センターバックが弱すぎる。チョが全然だめ。そして両サイドが攻めも守りも精彩を欠いた。当初前目に位置取った康裕はがんばったが、シュートを決められず。この布陣が本当にいいのか、考え直す必要がある。そして途中投入のメンバーのひどさ。山崎は夏以来全然いいところがないし、鳴り物入りで加入したハンについては、帰りに寄ったマックスバリューで小学生に「何であんなのを入れたのか」みたいなことを言われている始末。高い買い物だったかもしれないが銭失いだ。流れを変えられる交代メンバーを望む。
11.24 大宮アルディージャ NACK5スタジアム大宮 0-2 TV 8試合勝ちなし。スコアも前節と同様に0-2。情けないの一言に尽きる。出だしこそ、相手ゴール前に切り込み、シュートを放つなどのシーンも見られたが、その後はチャンスも散発的。藤田や山田のシュートなど、あれが決まっていれば、という決定的なシーンもあったが、「磐田の時間帯」は今節も作れず、点を取られてからは大宮にズルズルと行かれてしまった。守りがショボ過ぎ。駒野の裏、チョの1対1、前線からのハイプレッシャーの消滅、全体的な戻りの遅さ・・・挙げていけばきりがない。攻めも駒野のサイド攻撃が頼みなのだが、それ自体が精彩を欠く始末。中央突破はなかなかできず、前田の1トップは機能せず・・・。それでもチームが上向いて終われれば、指揮官の続投は有りかなとも思ったが、こうなってくるとこのまま来季を任せて大丈夫なのだろうか、という気持ちにもなってくる。どうする?来週ホームで負けて、その後、セレモニーなんてことになったら・・・。他力のおかげで残留こそ決められたが、一体今季は何だったのか、という思いのラスト2節となった。
12.01 ガンバ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 久しぶりに勝ち試合を見られて何より。9試合連続勝ちなしで、シーズン終了セレモニーなんてあり得ないから。1点目は前田がゴール前につめていたから、2点目は勝負をかけた7番小林が最後に勝負をかけたから。ガンバは守備が危うかった。しかし体を張った守りで何点防いだことか。運の見方もあってのこの結果と言うことを忘れてはならない。勝って終わることこそできたが、2桁順位、後半失速は紛れもない事実。天皇杯終了後にまたじっくり分析したい。
第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
09.09 FC鈴鹿ランポーレ
(2回戦)
ヤマハスタジアム(磐田) 7-0 stadium まだ残暑厳しい非常に厳しいコンディションの中、しかも午後1時キックオフという高校生の部活かよ、ともいえる無茶な時間設定の中で若手がよく頑張った。
試合開始以降、失うものは何もないぐらいの覚悟で鈴鹿の素早い出足にちょっと後手を踏む場面もありながら、そこは後方はほぼレギュラーともいえる守備陣が踏ん張り、少しずつ流れを押し戻すように。そんな中でゴール前に詰め寄ったところで相手のオウンゴールを誘い、先制。これでまず気持ち的に楽になった。しかしその後もしばらく決めきれない状況が続いたが、前半終了間際に小林祐希、そして、後半に入ると立て続けと言っていいようなゴールラッシュが始まった。ゴール前で空回りを続けるダメダメの山崎も何とか流れに乗れ、PKも含めて2点ゲット。そして聖隷で一緒に健康診断を受けたハン・サンウンも公式戦初ゴールとなる得点を決めた。次節はJ2京都が相手。昨年は千葉と当たってここで終わってしまっているので、今年は何とか勝ち抜いて、冬の楽しみを、そして世界へのチャンス残してほしい。
10.10 京都サンガFC
(3回戦)
ヤマハスタジアム(磐田) 1-1
PK
5-3
- 見ていないからわからない。だが、危うかったのか!? 追いつかれたのは延長後半の試合終了間際だったみたいではないか。本当に情けない。ある意味、GKが竹重でよかった、とか!?
12.15 鹿島アントラーズ
(4回戦)
茨城県立
カシマサッカースタジアム
1-3 stadium 終戦。キックオフ直後の前田のゴールには素晴らしく、期待を持ったが、結局は「今シーズンらしい」ゲームで幕引きとなってしまった。まず、守れない。抜け出る動きを止められない。ゴール前で自由にしてしまう。失点はいずれもセットプレートはいえ、苦し紛れに反則で止めたり、コーナーに逃げたりしたところからの「負の流れ」の中からの失点で、これを修正しなければ来季は残留すら危ういということになりきれない。攻めについては判断の遅さが目立つ。選手たちはそれを「ポゼッション」だと思っているようだが、何のことはない、出しどころに迷ってあたふたしているだけのように見える。その間に相手につめられて何もできなくなっている。7番小林を筆頭に、山崎、松浦とみんなこれだ。中盤の連中の意識がこんなでは、来季も点は取れまい。康裕や50番小林あたりは若干違う意識のようなので、彼らに期待したい。決定力の欠落も重大だ。山崎、松浦、そして復帰後の金園。何も脅威を感じないし、期待ができない。来季世界への足がかりを目指すのであればここで名が上がった連中のさらなる覚醒を期待するか、その場所に適切な補強がなされるしかないだろう。
LOVE JUBILO 2003 へ
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