このコーナーは、ジュビロ磐田を追いながら私が思ったあれこれをつづっていく「LOVE JUBILO」の過去ログです。2005年分のジュビロ磐田の試合を見ての記録をここに残しておきます。

AFC チャンピオンズリーグ 2005
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.09 深土川健力宝
(中国)
中国・深土川
Shenzhen Jian Stadium
0-1 TV やられた。当然テレ朝は中継せず(今年も中継権はそう?)、一部噂のネットでの中継も見られず、公式HPの「日本語を読み解く」中での情報しかないのだが・・・。Jの時と同じく、攻めらしい形が展開できず、攻められない、中盤が支配できない、押し込まれる、ゴール前でのファウル、そしてセットプレーからの失点・・・という形になってしまった様子。立て直せてない様子。チャンピオンズリーグはリーグ戦とはいえ、短期決戦。早期に立て直さないと予選敗退になりかねない。冬の世界クラブ選手権を目指すにはこのままでは・・・。(だから・・・私はまだ信任してませんから。)
03.16 Hoang Anh Gia Lai
(ベトナム)
ヤマハスタジアム(磐田) 6-0 stadium 相手のショボさから考えれば、この点差は当然だろう。ハーフラインあたりまではほとんどプレスらしいものはなし。ゴール前でも結構ノーマークにしていただけて。ベトナム自体は私はその急成長ぶりに脅威を感じてはいるのだが、リーグ、クラブについては成熟度はまだまだという感じか。いっぱい点が入って、いちいち覚えていないが、ここ数試合の流れを断ち切るような西の1点目と、これで磐田サポのハートをすっかりもっていった「背番号14」のハートが伝わってくるクロスから生まれたカレンの5点目は素晴らしく、見に行ったかいがあった。さて、最後にもう一度言うが相手のショボさから考えればこの点差は当然。水原相手に、そして深土川相手にこうはいかない。クロスの精度、チェとその周りの連携、そしてきちんとしたプレスでボールを奪うこと、この辺を中断期間で修正できるよう大事に過ごしてほしい。
04.06 水原三星(韓国) ヤマハスタジアム(磐田) 0-1 stadium 結果こそ0−1だが、実際には前半は2分に1回ぐらいあわやというシーンがあり、ヘタをすれば0−30ぐらいで負けても不思議ではないぐらい一方的にゲームを支配され、やりたい放題やられてしまった。全くボールを持てず、たまに奪っても一瞬のうちに体を寄せられ、簡単にボールを持って行かれ、あっという間にペナルティエリアまで運ばれる、そしてシュートに持って行かれる・・・こんなことの繰り返しだった。なぜゴールされないんだろう、というぐらい、相手がことごとく外してくれたり、神がのりうつったかのように洋平がセーブしたり・・・そのおかげで何とか持ちこたえていたがキムの取り返しのつかないクリアミスから失点してしまい、それをついに取り返すことはできなかった。激しいプレスを受けるとボールキープすらできないこと、この時期になっても動きが全くちぐはぐで意思疎通が取れてないところは重症だと思う。「今はみんながどういうサッカーをしたいか同じ絵が描けない」という俊哉の言葉が悲しい・・・。
04.20 水原三星(韓国) 韓国・水原
Suwon World Cup Stadium
1-2 - 映像すら見ておらず、報道からうかがい知るのみだが、若手主体のチームで前半はよくやったと言えるのではないか。しかし、後半、運動量がなく失速というのは何か最近よく見るような。実際のところ強豪相手にどの程度できるのか、次の鹿島戦に注目だろう。
これでアジアとJ、両方の頂上を目指すと言っていた目標の一つが早々に失われた。いよいよこれで国内リーグ1本、何も言い訳ができないし、させない!「選手はがんばっている」「次につながる」「夏までには・・・・」?もういい!チームが進化するところを見せてくれ!
05.11 深土川健力宝
(中国)
ヤマハスタジアム(磐田) 3-0 stadium 消化試合・・・この忙しい最中、一体私は何を見に行くのだろう、と自問自答しながら向かった磐田であった。そのかいあって、とはあえて言わない。だって相手は先日の柏レイソル以下だもの。じゃ、なぜアウェーでは負けたのか!?それはメンバーがちがうから!?確かにアウェーの時の方が背番号が小さかったようだし、ベストに近そう。なめてかかられたのかどうかは??だがこちらはまさにサテライト率80%の若手ががんばった。もちろんなるほどサテライト、というか、だからトップに上がれないんだよ的なミスもあった。でも、今の閉塞的な磐田を打開するには少しずつ彼らをはめていってもいいかな、と感じた。船谷、うまく使えばどうかな?カレンはホント、たくましくなったし。真ん中の西は?配給、という面ではわからないがまずはオプションとしてはおもしろいかも。秀人も回復順調な様子、安心した。グラウは?・・・・。
05.25 Hoang Anh Gia Lai
(ベトナム)
ベトナム・プレイク
Gia Lai Stadium
1-0 - 中継なし。消化試合だからということ以前に、テレ朝がアウェーから中継回線を結んでまで放送する気がないためだろう(仮に決勝T進出がかかっていてもやらなかったでしょう?)。ということでオフィシャルページの難解な日本語中継を読み解くしかないのだが、藤井貴が先発、そのほか秀人や大井も先発とのことで、元気そうで何よりだと感じた。集中して守ることはできていたようだがやはり得点力不足は代表と同じく深刻な様子。結局開始15分で得点した後は得点できずに終わった様子。この得点力不足はJ再開時には解消しているのだろうか・・・?そして・・・また逢う日まで、チャンピオンズリーグ・・・。
2005 ヤマザキナビスコカップ
(ジュビロ磐田はAFCチャンピオンズリーグ出場のため、準々決勝から出場)
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
08.06 ジェフユナイテッド千葉
(準々決勝1st Leg)
国立競技場 2-3 TV 千葉、しっかり育てられているなぁと感じた。もちろん代表に召集されている人数が違い、こちらはベストとはほど遠い布陣だが、ゴール前のスペースに次々と入ってきて正確なボールコントロールと精度の高いパスで崩してくる千葉の攻撃陣に圧倒された。守りだって堅く、うちの攻撃陣がなかなか割って入れない。後半、千葉のペースが落ちたところもあるが試合の主導権は残念ながらほぼ千葉に握られていたと言っていいだろう。足下のボールコントロール、パスやクロスの精度、スペースへの動きだしの速さなど、基本をきちんとしなければいつまで経っても同じことの繰り返しになるのではないか。最後に・・・菊地。確かに1点目はあんたのミスかもしれないが、何度もハートのこもったプレーを見せてくれた。あんたが2点目を決めていなければ、2nd Legは絶望感の中での試合になってしまったかもしれない。よくやった。羽生の退場を誘ったガッツあふれるライン際のプレーもよい。半年、がんばってこい!「ポジション空けて」(!?)待ってるぞ!
08.13 ジェフユナイテッド千葉
(準々決勝2nd Leg)
ヤマハスタジアム(磐田) 2-2 stadium 何だかなぁ、2点差で勝たねばならない試合だったのに。前に向かって勝負すること、味方がボールを奪ったら動き出すことを忘れてしまったのだろうか。バックパスの多さにガッカリ。ボールをもらうのに後ろを向いて来た方向に戻すだけ、というのでは。特にカワムラタ・・・(もういいや)。早い時間からもっともっと前に向かって勝負してもよかったと思う。中山は45分しかもたなかったのか?後半のカレン投入はいいが、前半何度かいい形を作っていた中山を下げたのが残念。太田の体調が万全でないのなら、まずはカレンを右サイドで投入という選択もあったのでは。采配についても判で押したようなものだったし。向こうの方がチーム力、戦略など、総合して上だったことは認めざるを得ないかなぁ。
2005 J-League Division 1

試合日程は主催者発表のもので今一度ご確認ください。
ここに掲載された情報に変更・もしくは誤りがあって何らかの損害を受けたとしても、私はその責任を負いません。
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.05 横浜F・マリノス 日産スタジアム 1-0 stadium 決して痛快と言える試合内容ではなかった。右サイドの西は攻めても今ひとつ、守りについてはドゥトラにいいようにやられてしまい、たびたびピンチの原因を作った。左の村井についても今日はうまく抑えられ、攻め上がってチャンスは作れず。トップ下に位置取った前田については出場時間中ほとんど存在感なし。それでもあわやという場面を何度も作られながら急造3バックがまずまず機能したこととゴールマウスを守った洋平の神懸かり的セーブで何とか最後まで無失点で通すことができた。そしてボールがポストにはじかれるのを見て頭を抱え、天を仰いだ後、視線をゴールに戻すとなぜかボールがネットの内側を揺らしていたという「?」のゴール!奇跡的に手に入れた勝ち点3、厳しい試合内容ながらも何とか「結果」は手に入れることができた。今後につなぐためにも分析をしっかりし、修正していくことを願いたい。
03.13 名古屋グランパスエイト ヤマハスタジアム(磐田) 0-3 TV 屈辱だよなぁ。こんな試合が続けば、勝てないいらだち、チームメイトと指揮官への不信、出られない選手の不満等がつのって、いつかチームが崩壊するぞ。ともかく、今の磐田を攻略するにはこうすればいい、という答えのようなものを見せてもらったように思う。前半の磐田はサイド攻撃は機能しながらもフィニッシュ前の1プレー、そしてフィニッシュに至るプレーが全くダメ。肝心なところは名古屋が2〜3人しっかりついてボールを奪い、素早く展開していた。得点の匂いがしたのは90分で2回ぐらいか。また磐田にとっての左サイドをいいように攻められ、あわやというシーンを何度も作られた。後半はそこに服部を入れてきたが、今度は右サイドをやられ始めた。先取点、それから3点目はそこをつかれたように思うし、2点目は中国と同じくセットプレーから。指揮官はそんな流れを全く変えられないし、交代選手も機能してない。(菊地、ご苦労さん。敗戦処理&福西をACLに向けて温存、という中での出場って感じだよね。不本意だろう、心中察するよ。)大体補強した選手が機能してないじゃないか。なにやってんだか。
04.02 清水エスパルス 静岡スタジアム エコパ 1-1 stadium 負け試合を拾った引き分け、と言っていいだろう。評価?できるわけがない。中盤のミスが多すぎ。急造の代表チームでもなく、約2週間の中断の間にチームを熟成できたはず。それなのに・・・届くわけのないパス、もしくは動いた後へ遅れて出るパス、簡単に読まれるパス、精度の悪いロングボール・・・動きがかみ合わない中で次々とボールを奪われゴール前まで運ばれていく。清水側が最後の詰めが甘いことで何とか逃れていたが、これが相手が強豪だったらこうはいかなかったのではないか。また、確かに相手はゴール前をがっちりと固めてきたが、それを崩せない、こじ開けられない。得点力不足は深刻だ。思えば今日のスタメンは3バックこそ現時点でのベストメンバーだと言えるだろうが、それ以外はかなり若手による布陣だった。(控え組はなおさら。)確かにACLの水原戦を控えているとはいえ、ダービーの厳しさ・重さという意味ではこのメンバーでは厳しかったか。審判については言いたいこともあるが、SRとはいえ彼もアジアのレフリーの一人。ま、あんなもんです。それを乗り越えて点を取らねばならなかった。
04.10 FC東京 味の素スタジアム 0-1 TV 不甲斐ない。今日の苦戦はキックオフ直後から見えていた。プレスのかかるのが遅く、あっという間にボールを運ばれる。そして今日もゴール前でのクリアミスが何度あったことか。今日の失点もキムのクリアミスから。シュートを打たれる一瞬、足が止まり、だれも寄せに行かなかったのも情けない。そのほか危険だと思ったのはゴール前で守るシーンで小さくつなごうとするところ。つなぎたいのだろうが、リスクが大きすぎる。攻めにおいても得点のにおいが全くしない。村井が持った時、中が反応していない。っていうか村井に限らず、チェ、カレンなどに出ても同様。名波はどこにいるのか?相変わらず前線と名波が離れてしまい、孤立してしまう場面だらけ。TBSのアナウンサーは「ジュビロらしいサッカーができるにはもう少し時間がかかりそう」と言っていたが、いつまで待てばいいんだよ!?収穫はカレンのキレのある動きに未来を感じたことだけか?
04.13 ジェフユナイテッド千葉 ヤマハスタジアム(磐田) 1-3 TV 素晴らしい。「オシムマジック」にまさに脱帽するしかない。Jスポーツの実況・解説はまさにメッタ切り。それが私の見ていての印象に図星なところもあり、ある意味、納得しながら聞いてしまう始末。何だい、サイド、センター、両方フリーにすればそれは失点しますって。おまけに他に手はあるのではないか?というファウルからこれまたゴール前ノーマークでのセットプレーでの失点。その他全くプレスが効かず、またつなげない中盤、一体何を練習してるんだい?それに対して千葉の動き出しの速いこと。皆の意志が通じ合ってテンポよくチェック、そして展開されてしまう。後半になって早々の茶野退場、そして村井のトラップミスからの3点目。カレンのループにはこのままでは終われない、という「気持ち」は感じたが、もうその前にとっくに勝負はついていたという感じか。水原の時はさすがKリーグチャンピオンはちがう、と思ったが、どうもそういうことではなさそうで、今の順位がうちのJの中でのチーム力を的確に表している、と言ってよいだろう。
04.16 アルビレックス新潟 新潟スタジアム
ビッグスワン
1-0 stadium この1勝は大事だ。仮にここで負けていれば、この先の2試合の結果次第では大変なことになっていたと思われる。しかし勝ったとはいえ手放しで未来に希望をもてる内容ではなかった。前節で圧倒的な差を見せつけられた運動量は決して増えたとは言えない。動きの質は高まっていいところに動けるようになり、前線でかみ合うようになってきたが、それは結局前線のメンバーを昨年来の若手に戻したからで、これはこれで喜ばしいことではあるが、じゃチェの補強は何なの?ということになる。とにかくまだまだ運動量としては不満が残る。また、くさびを打ち込むのはいいが、そのくさびからこぼれたボールに反応できない。そしてかっさらわれてあっという間にゴール前。攻守の切り替えが遅すぎる。新潟だから抑えられたが、プレスが厳しく速攻に強い水原なんかにはまだまだ厳しいだろうな、という印象を感じた。
ちょっと厳しいことをいっぱい書いたが若手についてはそのがんばりを評価したい。カレン、前田、成岡(!)、太田、菊地・・・そのパフォーマンスをどの試合でも見せてくれ。
04.24 鹿島アントラーズ カシマサッカースタジアム 1-2 TV 前線の方の連携はよくなってきているようで、後半盛り返しはしたが、いかんせん決定力が・・・。攻め込んでいる時間帯に決められない「弱さ」はツライ。そして何より守りの方が・・・2失点はいただけない。いくら何でも能活が気の毒だ。あれだけサイドに広大なスペースを用意してあげたり、ゴール前でポッカリとフリーにしてあげたり・・・あれではキーパーはたまらない。ボランチを含めてあれだけゴール前で自由にさせ、「ボールを奪われて15秒で得点されて」いるようでは・・・。
04.28 浦和レッドダイヤモンズ 静岡スタジアム エコパ 2-2 TV 追いつかれたのは悔しい、でもよくもまぁ引き分けですんだというのが正直な感想。コンビネーションができている浦和の3トップがうらやましい。攻める時は次から次と湧いて出てくるような感じでゴール前に仲間が顔を出す。対してうちは?そしてそれに対するうちのディフェンス陣は?永井や田中達也のドリブルを捕まえきれず、そこからゴール前であっさりとエメルソンに渡るというのはいかがなものか。攻撃についても精度の悪い(っていうか、だれも動いていないところに出される)ロングボールばかり。ボールを奪って15秒でシュートするにはとにかくゴール前へ放り込めということか?だとしたら無策としか言いようがない。運動量で走ってつないで前に運ぶべきではないのか?実際に決まった前田のミドルはつないで運んだものだったではないか。その後のバーに嫌われたヘッドまでの攻撃も厚みがあった。こういう攻撃を充実させていくべきではないか。前半ロスタイムのセットプレー崩れからの失点。集中しなければいけないところで相手をフリーにするとは情けない。そしてせっかく勝ち越した後の茶野の失態。とにかくずるずる下がり、相手を捕まえきれないディフェンスは時間をかければ熟成するものなのだろうか?遅ればせながら(本当に遅ればせながらであるが)この試合で私は確信した。山本昌邦さん、ここまでがまんしてきましたが、私のあなたの指揮官としての評価は「不信任」です!!フロントは次への人選を始めてください。
05.01 柏レイソル 柏の葉公園総合競技場 4-0 TV まずは中山隊長の通算150号ゴールをお祝いしたい。開始早々、動きのいい中山がゴール前でボールを受けたところを倒されPKの判定、そして中山本人がゴール!PKだが、「入って来るべきところに入って来ていて倒された」というところから評価できるゴールだ。その後も太田の得点に絡むなど素晴らしい動きだった。移籍問題渦中の俊哉もしっかりと磐田の中盤として機能。こちらも「いるべきところでするべき仕事」をきちんとしていた。やはり彼は「必要な存在」なのだが・・・。攻めについては連動した動きが見られるようになり見ていて楽しい場面もあったが、守備の不安定さは相変わらず。ゴール前でするりするりと自由にさせる。不安定だったキムはサブだったがそれでも3バックのうち2人が茶野と服部では。後半安永が出てきてからは肝を冷やす場面が何度も見られた。結果的に大勝で波に乗るきっかけになればいいが、柏の出来の悪さによるところもあり、今後もチームとして安心はできないし、私の前節での指揮官への評価は変わらない。
05.04 ガンバ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium ホーム初勝利、満員の観衆を裏切らなかった。でも、それだけだろう。よくもあそこまで攻められるなぁと。センターサークル付近からペナルティエリアまで全くと言っていいほどプレスがかからず、ずるずる下がる。そしてシュート・・・もう2〜3点入れられていても不思議ではなかった。こんな試合が何試合も続いているのに修正される気配がないのでどうなのかと思いつつ試合後の監督のインタビューを見てみると「開幕当初に比べれば安定感が出てきている」とか「我々は攻撃を趣向していますので」「方向性は変えるつもりは全くありません。」とのこと。この状態を修正する気がないようだ。ということで私の不信感はますますふくらんでしまった。得点はいい形からだった。俊哉の絶妙なクロスからの前田のヘッド、また、中山ががんばってがんばって折り返したところに走り込んだカレンのシュート、特に2点目は以前の輝いていたころの磐田のゴールシーンを思い出させるものがあった。
05.08 ヴィッセル神戸 神戸ウィングスタジアム 0-0 TV 前半のゲームを支配していた時間帯に得点できなかったのが痛かった。いいところまで運ぶのだが、ゴール前で弱い。これは昨年度以前から変わっていない。改善を強く求めたい。また、後半に試合の流れをもって行かれてしまったことも大きな課題だ。走らなくなり、みんな足下でボールを欲しがるように見えた。それをことごとくカットされ、攻められる、それをロングボールではじき返す、また奪われ、攻められる・・・引き分けで終わったのが何より!?とんでもない!勝って上位に食い込むチャンスだったのに・・・。
05.15 大分トリニータ ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 勝って中断へ。何よりである。しかし、決して「快勝」と言えるものではなく、「しのいだ」「逃げ切った」というのが実状だろう。2点を守りきることが困難なディフェンス・・・これは課題だ。失点のパターンもいいものではなく、以前のよくない磐田に見られたものと変わっていない。中断期間の修正を期待したい。一方、前線の連携はできてきた。西の負傷交代で入った船谷や太田もしっかり機能。カレンも好調だ。そんな中に藤田俊哉が入るといい感じでボールを受け、次へと配球できる。今日は久しぶりに攻めを見て楽しめた。しかし・・・そんな俊哉は今日で見納めなのだろうか?微妙な発言を繰り返しているようで私個人的にはある意味覚悟を固めつつあるのだが、ぜひいい答えを期待して正式な発表を待ちたい。
07.02 川崎フロンターレ ヤマハスタジアム(磐田) 1-2 stadium 忘れてたよ、このチーム、もう「昨シーズンから」ダメダメだったってことを・・・そして指揮官も「不信任」だったってことを・・・。「夏ごろには」と言うだけ言っていて、もう夏だよねぇ。そのうち、「秋になれば」って言い出すんじゃないかなぁ。
バックラインはがんばってた・・・って言いたいけれど、2失点もしていてはそうも言えないか?でも、あのがんばりがなければもう何点も取られていたわけでジュニーニョへのパスの出所をつぶせなかったところが問題か。攻めについては全く何も言うことがない。西のトップ下というのがいいのか悪いのかはまだこの試合だけでわからないが、今回に限っては攻めの形が全くできてない。前の方はつまらないパスミスばかり。わくわくするシーンがほとんどなかった。太田はどうにもこうにも機能せず、村井は機能「させず?」。そして2トップ・・・存在感のないグラウをなぜ使う?カレンではいけなかったのか?そして外しまくる前田。FWとしての適性を疑われても仕方がない。判で押したように後半30分でチェと成岡を投入したが・・・全く流れは変わらず。名波のFKこそ素晴らしく、このまま終われないという気持ちが伝わってきたが、それだけで試合終了。家へ帰ってバレーボールの日韓戦を見ながらこの試合のことを忘れようと飲みまくった・・・。
07.06 大宮アルディージャ 熊谷陸上競技場 2-0 TV スコアだけ見れば「快勝」。でも、あえて厳しく言うのなら、あの程度のパフォーマンスの大宮を相手にしたのであれば、もう少し攻めてもよかったのではないか?2点差がついてからは、「省エネ」になるのもいいかと思うが、前半はもっと崩せたように思う。(と言えるぐらい、前節よりよくなっていた。)序盤、中山がいい形で機能し前節の「消えてる8番」の時と比べてかなり攻撃が活性化した。そして今日は左右両サイドからの攻撃がよかった。「追い越していく動き」が多く見られた。2点目の時のカレンの裏へ飛び出す動き出しも素晴らしかった。ああいう点の取り方ができると見ていて気持ちがいい。西は徐々に「周りを生かす」ことができ始めたか。前節の「空回り」とは異なって前に走らせたり、自分が横に流れたりしていい形を何度も作った。それから1点目のFK、素晴らしかった。彼が今後の磐田の行方に与える影響はものすごく大きいと感じた。
07.09 セレッソ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 3-0 stadium! 前売りを買っていなかった自分としては行こうかやめようか迷ったぐらいの大雨であったが、意を決していくことにした。(やはり普通の人なら行かないなぁ。)前半は「・・・。」という感じ。この雨の中私はここで何か修行でもしているのか?という気持ちにさせられた。機能しない中盤、西にボールが回らない。サイドで縦に攻めるのだがホントに前後だけでのボール回し。中央が絡んでタメを作れないし、サイドチェンジもできない。逆によくない形でボールを奪われ、右サイド苔口があっという間にDF陣をぶっちぎりゴール前へ。ポストと能活のファインセーブに助けられたが、前半だけで0-3ぐらいにされていても不思議ではないぐらいの出来の悪さだった。しかし・・・後半西を下げボランチに服部を投入し、名波を前目へ。そして今日は出来が今ひとつだった中山に変わって前田を投入すると様子は一変。相手の右サイドの攻撃が機能しなくなり、逆にこちらの右サイドの攻撃が活性化する。新幹線や在来線が運転を見合わせるほどの土砂降りの中、駆け上がった太田のアーリークロスから前田のヘッドが何と2連発!そして今度は左サイドを深くえぐった村井からのグラウンダーのクロスを足ではたいて3点目。何と前田のハットトリックで3-0と快勝した。雨の中見に来た甲斐があったかな。
07.13 サンフレッチェ広島 広島ビッグアーチ 0-0 TV まずは・・・「こんなスタジアムでJのリーグ戦を開催していいのかい?」と問わねばならない。年に一度、何らかの事情で開催しなければならない地方会場ならまだしも(って、今どき地方会場だってこんなところはない!ねぇ、鴨池さん!)、Jチームのホームスタジアムがこれ?当然怪我を警戒してプレーが消極的になるのもわからないでもない。ただ・・・ピッチ以上に試合内容がひどすぎ。なぜこんなチームが3位にいるの?というチーム相手に・・・どうやって点を取りたいのか全く見えてこない。そしてつまらないミスからボールを奪われるとあっという間にゴール前。代表クラスの選手による致命的なミスもいろいろありながらドローに「逃れた」のはすべて「能活」の素晴らしさによるものであろう。もう今日はそれ以上は言うまい。
07.17 東京ヴェルディ1969 ヤマハスタジアム(磐田) 6-0 stadium あまりに中盤が機能しなかった前節からガラリと中盤のメンバーを変え、現時点でベストと言える布陣で臨んだ。トップ下には名波が入りFWは中山と好調の前田。その中山が早速仕事をする。味方がボールを奪うと早い飛び出しからバックラインの裏へぬけゴール左隅へ見事なゴール!開始直後のゴンゴールで盛り上がらないわけがない。そして中山もう1点か?と思わせたキーパーとの1対1、残念ながら防がれるが、そのこぼれ球に詰めていた前田。流れは一方的となる。東京Vの攻めは確かにワシントンは脅威だが、そのワシントンに全くいい形でボールが渡らない。そして懲りずに中盤から最終ラインという致命的な位置でボールを渡してくれるというありがたい形。前半終盤に前田の強烈なミドルがポストにはじかれてゴールに入ると試合は決まったような感じであった。しかし・・・後半、「いつもの磐田」が戻ってくる。前半あれだけ高い位置でボールを奪えていたのが全く奪えなくなり、自由にボールを回されはじめ、危険なシーンを何度か作られる。そこで中山に替えてカレン投入。するとその直後に左の角度のないところから上がったふんわりボールをネットの上部裏に突き刺すようなゴールで3分で結果を出す!その後も太田、カレンとゴールは続き、気がつけば6-0。相手の悪さもあったが、すごい試合となった。なお、気になったのは途中の秀人の怪我。好調だっただけに心配である。そしてチェ。あれだけの流れの中で結果を出せなかった。
07.24 名古屋グランパスエイト 名古屋市瑞穂公園
陸上競技場
0-2 stadium 何もできなかった。やはり前節はあくまでも「相手が東京Vだったから」ということで、何もチームとしては変わっていなかった。2失点はどちらも左サイドを破られてのもの。茶野は責任を感じてほしい。攻めも惜しい場面も何回かあったが楢崎のファインセーブもあってものにできず。そんなことが続くうちにゲームの流れはどんどん名古屋へ。2点失ってからは完全に名古屋にゲームを支配され、ボールを奪うことすらできなかった。改めて思うのは、太田のクロスの精度の低さ。前田がハットトリックを決めた雨中の試合を除いて毎試合のようにひどいものを見せられるのに、修正される気配がない。そして機能しない左サイド。そしてポッカリと空く中盤・・・。こんな試合をやっておいて、指揮官のコメントは「チャンスも作れたし、形も出来上がっているので」というのが信じられない。ブーイング当然。改めて不信任案、提出です。
08.20 横浜F・マリノス 静岡スタジアム エコパ 3-1 stadium スコア的には快勝。さぞかし新・浜松市からご招待?された子どもたちも楽しい夏休みの思い出ができたことだろう。3ゴールも決まり、ハラハラさせてくれる(?)場面も作り、サッカー観戦の楽しさをビギナーのみなさんに伝えられたように思う。カレンの2ゴールは素晴らしかったし、あそこで撃っていったカワムラも気持ちが表れていた。守りについてもマン・オブ・ザ・マッチは当然とも言える服部の好プレーが随所で光った。あえて言うなら、成岡。「前線のサポート」という形だけならできていたが、「そこにいる意味」を求めるならば、働きは弱かったかなと。そして守りについていうなら久保と山瀬を自由にしすぎたかなとも。ポスト直撃やDFの攻守で防いではいたが、2ゴールぐらい取られても不思議ではなかった。順位は今日の時点では変わらないが、首位鹿島と2位G大阪が敗れたため、勝ち点差は詰まった。もし本当に優勝を狙うなら勝ち続けるしかない。特に次は中3日でG大阪戦だ。
08.24 ガンバ大阪 石川県西部緑地公園
 陸上競技場
1-3 TV だから・・・本気で優勝を考えるのなら横浜に勝ててもここで負けては意味がないのだ。何が何でも勝ち点3を与えてはならず、せめて引き分けでなければならない。なのに・・・。出だしのピンチの連続、今日は厳しいことになりそうだと感じた。見事に裏を取られまくり、全くついていけてない。素晴らしいクロスから運よく先制できたのでしばらく優位に立ててはいたが、後半失点するとあとはもうやられまくり。3点目など、ゴール前で軽く遊ばれ、からかわれるかのようなゴール、惨めなものだ。でも、まぁこんなものではないか?前節は相手がダメダメだったところにこちらが気合いは入りまくってただけでああいう結果にはなったが、急にチームが上向くわけないし。相変わらずチームは屈辱の瑞穂の延長線上にあり、何も変わってないということだろう。チェはもう出てこなくていいよ。まだユースの選手を使った方が期待がもてそうだ。
08.27 FC東京 ヤマハスタジアム(磐田) 1-1 stadium 怪我人続出の中で引き分けはよくやったと言えるか?否。せっかく鹿島が敗れ、差を詰めるチャンスだったのに、結局勝ち点10差。そしてその鹿島に今日勝ったG大阪が詰め寄っているというのに。「優勝」を考えるなら「怪我人が・・・」は関係ない。ということで言えば、今日のゲームは評価なんかできるわけがない。前半船谷が入ったときにちょっとわくわくするシーンがあったぐらいか。両サイドは結構よく頑張って持ち上がったし、村井についてはなかなか精度の高いクロスを入れていたようにも思う(吉彰はもうちょっと)が、その後どういう形で中央がフィニッシュするかが課題。マークを外す動きとパス・シュートの精度が・・・。カレンが急きょ務めたトップ下は決して悪くはなかったが、結果としてその後「攻め手」としては目立たなくなってしまった。(得点のにおいが消えた。)DFももはや鉄壁ではない。何度もずるずると下がり、至近距離まで持ち込まれて撃たれるシーンがあったし、相変わらずだれも追わないゾーンがある。またノーマークの選手へのパスを経由したFK(ビデオで確認したがあまりにもマークがルーズすぎる!)には本当に失望。1点取った後は何が何でも5分間は守り切らねばならないのに、そしてセットプレーからだというのに、集中力がなさ過ぎる。失望した。
追記。チェは今日1点取ったからよしとしよう。(でも、それ以外にもチャンスはあったぞ!)
09.03 大分トリニータ 大分スポーツ公園
総合競技場 ビッグアイ
2-1 stadium よく勝てたなぁ・・・あのまま終わっても、っていうか、負けでも不思議ではない、そんな試合だった。守りについてはスピードについていけてないなと。高い位置でボールを失ったかと思うと、あっという間にペナルティエリア。マグノ アウベスと高松を止められない。バー直撃や洋平のファインセーブなどで救われてはいたが、何度「やられた」と思ったことか。そんな流れの中で、集中力の欠如?右サイドからのクロスへの対応がうまくいかず高松に決められて失点。このところ田中誠、どうも今ひとつピリッとしないような。代表にも影響しなければいいが。(彼にとってせっかくのW杯出場というチャンスなのに。)また、攻撃も全然組み立てられない。チェは前田にうまくボールを落とし、同点弾をアシストこそしたが、この日はそれぐらいで、ポストにしろ、自ら撃っていくにしろ、はっきり言って全く役に立っていなかった。後半は見ていて腹立たしくさえ思えてきて、それまで叩いていた手拍子を止めてしまったぐらいだった。カレンもやっぱり2列目はどうかな?今の磐田は両サイドからの攻め上がりが主な攻め手なのだろうけれど、そこから出されるボールへの対応とか飛び出し、という面ではあまり機能していないように見えるのだが。ということで、攻めについては一言、「ちぐはぐ」。これじゃ、ダメ。まぁ、あの時間にがんばってきめたキムには「よくやった」と声を掛けたいが、タイムアップの笛が鳴っても心の底からの「勝てた」という喜びはなかった。「大分だから勝てた」、それだけだろう。
09.10 大宮アルディージャ ヤマハスタジアム(磐田) 2-0 stadium 「快勝」とは行かない試合だったが、それでも「点差をつけて勝てた」ことは素直にうれしい。あの若いスタメンで」勝てたことは自信になったのではないか?前半は両サイドがしっかり機能し、中央に入った船谷も万全ではなかったがいい形で絡んで攻撃の形ができていた。大井君も今ひとつ積極的になりきれないところがあったり、あれ?というシーンもあったが、手を叩く場面も多く、よくやっていたと思う。それなのに・・・負傷明けのゲームキャプテンはいつぞやの「?」がつく人に戻っていたし、途中投入されたフランスW杯時代がピークだったお隣の国のFWは大チャンスにも決められず・・・。例えば若手にも言いたいことはあるけれど、彼らよりも数倍いいギャラをもらってる人がおいおいってことをやってるようではツライかな・・・。連勝ということで気分はいいが、G大阪も勝ったということで勝ち点差は変わらず。優勝戦線に加わりたいのならばこれで当然。勝ち続けるしかない。
09.17 セレッソ大阪 長居スタジアム 0-2 stadium まぁ今の磐田は大宮には通用しても「普通のJチーム」には「通用しない」というところか。DFの対応のまずさには本当に失望。ドリブルで追い抜かれていくは、対応にミスしたこぼれ球を決められるは、よく2失点ですんだよなぁ。攻めについては大分の時と同じように「ちぐはぐ」。そして「決められない」。試合が進むに連れてそれぞれの動き出しが遅くなり、走りが少なくなり、動きが読まれるようになってしまう。がっちり守られたセレッソのゴールをこじ開けることは大変厳しかった。挙げ句の果てに投入される16番。指揮官がどうしてあの人にこだわるのか、私には理解ができない。同じく途中投入でも中山はそれなりに「可能性」を感じさせるプレーをするのに・・・。結局何もできないまま90分終了。家に帰ってきて監督のコメントを見ると「人もボールもスペースに動いて、ある程度形は作れたと思うのですが」「内容はそんなに悲観する内容ではないので」だって!?さらには、「改革の途中なので」とか、どっかの国の総理大臣のようなことを言い出す始末。えっ、「途中」? 夏までにはチームが形になるって言ってませんでしたっけ??
09.24 柏レイソル ヤマハスタジアム(磐田) 1-0 stadium まずは中山、300試合出場、おめでとう!開始直後、自ら「らしい」プレーからPKを勝ち取り、自ら決勝点となる「祝砲」を打ち上げ、何はともあれよかった。しかし・・・よかったのはそれだけ。その後は「先週と何ら変わらない磐田」だった。ボールは支配しつつもゴールにつながらない、そして押し込みつつもボールを奪われるとプレスがほとんどかからずあっという間にゴール前に持ち込まれるという前半、そしてハーフタイムの間にすっかり動きのキレを失い、運動量が落ち、あれよあれよという間に押し込まれまくる後半・・・この光景はいつか見た光景だよなぁ・・・。何とか逃げ切ったものの結果を見れば中山のPKのみ。交代も不可解。これで次々節の鹿島はもちろん、次節の降格がかかった東京Vにも勝てるのか?何が足りないか、その答えはその夜行われたG大阪と鹿島の首位決戦の中にあったのではないだろうか?
10.01 東京ヴェルディ1969 味の素スタジアム 4-4 TV ・・・。
おそらくこのゲーム、現場で見ていた人は(特に「中山雅史」という男に思い入れがあれば、あるほど)、一生忘れられないゲームになるだろうなぁ。エコパのこけら落としのVゴール負けとか、2001年チャンピオンシップのカシマスタジアムの小笠原のFKとか、2003年11月29日の横浜国際の悪夢とか・・・そんなのよりもかなりかなり重く、ショッキングで、心に引きずるものが多くて・・・。ドーハに匹敵するぐらい、少なくとも私が今まで見てきた磐田のゲームの中では一番私にはいろんな意味で「重い」・・・そんな気がする。そして・・・まさか・・・?
10.16 鹿島アントラーズ 静岡スタジアム エコパ 1-1 stadium 互いに厳しい引き分けになってしまった。(もちろんうちに比べれば鹿島の方がまだまだ可能性は十分あるのだが。)まぁ、互いに何度もあったチャンスを決められなかった結果であるが、それより見ていて感じたのは昨夜見たイングランドプレミアシップやスコットランドプレミアリーグに比べてのボールや人の動きの遅さ。あんな緩いパスじゃかっさらわれても仕方ないし、あんなにゆっくり走っていては攻めに転じてもすぐ対応されてしまう。それから前線の選手に、プレッシャーをかけられても簡単にボールを奪われないキープ力がもう少しあれば・・・。あと、選手個々についてだが、西の役割がはっきりしない。点を取りに行く役なのか、中盤的な動きを期待されているのか、はっきりしないように感じた。それから服部についてだが、昨シーズンのような大ポカはないにせよ、かわされてピンチになることが多いように感じた。
10.22 清水エスパルス 日本平スタジアム 1-1 stadium 確かにペナルティエリアまでは相手陣のプレスをかわしてきれいに行けたし、後ろの席のオレンジ色のオジサンが言うように、守りの方もピンチをそこそこ摘んで(回避して?)いた。しかし・・・決めるべきところで決められないのは相変わらず。FW自身のゴールに向かう姿勢、フィニッシュの能力や最後のプレーへの精度は変わっていない。そんな中、あのような形で失点してからは完全に流れをもって行かれてしまい、ついに最後まで取り戻すことができなかった。そもそも、なぜ河村が先発で太田がベンチなのだ?そのためか前線が「攻めきる」形が作れなかったように思う。あと、これは前節から気になっていたことだが、カレンって下がりすぎではないか?ボランチレベルのゾーンまで下がっていることが多く、もっと前目でプレーするべきではないかな?最前線にいるべき時に彼がまだそこまで来ていないがために、前線で数的優位を作れなかった場面が目立ったように感じた。前線で好機を作り出していた西の交代もわからない。G大阪が敗れたとはいえ、鹿島・千葉は勝利。絶望的な状態になりつつある。こんな時に指揮官のコメントは・・・。
10.29 サンフレッチェ広島 ヤマハスタジアム(磐田) 1-3 stadium まぁ、シーズン終わったかなぁ。前半こそ名波を中心にチームとして機能していて、様々なパターンで前線に攻め上がり、多くのチャンスを作ったが、「決めきれなかった」。一方、攻め込まれるとゴール前で相手やボールに全くついていけてないという危うさも見せていた。結局そこから1点決められてしまう。後半になって名波を下げるとチームの崩壊が始まる。何もできなくなった。相手を全くつかまえられず2点追加されるとスタンドの雰囲気は・・・。ロッテに10点差つけられながらも、帰ることができず、試合を見続ける甲子園の阪神ファンってこんな気持ちで日本シリーズを見ていたのかな、と感じた。河村には罪はないが、太田との交代の時のまばらな拍手、「もう期待してないよ」という表れではないか。終盤中山が一矢報いたが、もはや勝負に影響はなし。虚しくタイムアップ。前回の日本平でもブーイングが飛んだが、今日の方が少なかった。なぜ・・・?
11.12 ジェフユナイテッド千葉 フクダ電子アリーナ 2-2 stadium 0−2から追いついた、というのは確かに評価してよいが、それまでの60分間、全くといって機能しなかった攻めとスキだらけの守りはとても評価できるものではない。試合前、首脳陣はどのようなゲームプランをもっていたのか、そしてプランと実態とのズレを試合中、どのようにして修正しようとしたのか?(まさか特にズレを感じていなかったとか?)前田の復帰はよかった。そして、この試合の中で私は・・・。
11.20 アルビレックス新潟 ヤマハスタジアム(磐田) 2-3 stadium 試合後に拍手?できなかったなぁ。2点追い上げたことより、あの何もできなかった70分間や、3失点の仕方を見てれば、とても拍手なんかできない。ただ、試合後にゴール裏が行った「ジュビロ磐田」コールはありかなとも思った。
試合についてはガチガチに守りを固めた新潟を全く崩せず、時間だけが過ぎていき、そのうちにスピードでぶっちぎられてエジミウソン一人にやられてしまったという感じか。怒濤の反撃は評価するが、結果追いつけなかったわけだし、それじゃ最初の70分は何だったのか、ということになってしまう。指揮官の言う「改革」の意味するものが見えないだけに、納得できないまま、6戦連続不本意な試合となってしまった。
11.23 川崎フロンターレ 等々力陸上競技場 2-0 TV 7試合ぶりの勝利。しかし・・・1点目は相手のミスからの「速攻」で拾ったような点だし、そこからもなかなか形を作りきれないまま、終了間際まで追加点が取れないという状態が続いた。やはり中盤は機能していたとは言い難いと思う。無失点で通したDF陣だが、今回は相手がスピードで仕掛けてくる場面が少なかったのが幸いしたというべきではないか? 「改革」の方向性が見えないだけに今回も不完全燃焼。
11.26 浦和レッドダイヤモンズ 埼玉スタジアム2002 0-1 TV まず、23番が退場になるまでの内容で言うのなら、勝った前節よりもよかったように思う。両サイド、特に太田はよかったが、名波・福西、そして前節存在感のなかった成岡もいい形でボールの起点になっていたように感じた。守りも相手の速い攻撃や、代表でも左サイドやってる人のイマイチなフェイントがかかったドリブルとか封じることができていたが、いかんせん、調子のよかった前半で得点できなかったのが残念だったかと。そして試合は23番さんの余分なファウル、そして悪夢のクリアミス→オウンゴールで決まってしまったかと・・・。あぁ〜あ。
12.03 ヴィッセル神戸 ヤマハスタジアム(磐田) 1-0 TV 前半の最初こそ速い動き出しでパスコースをつくり、リズムよくボールを回しながら敵陣内へ攻め込んでいたが、決められないでいるうちに徐々にそれはなりを潜めてしまう。シュートに行く積極性もなく、ただ虚しく時間が過ぎ、前半が終わってしまう。後半はよくない形で中盤でボールを失い、あっという間に攻め込まれあわやというシーンが何度も。ボールも持たせてもらえない時間が多く、イライラがつのる。しかしそんな中でリーグ戦初先発の森下俊のループ気味の放りこみがバーにはじかれ、それを茶野が押し込んで何とかゴール。ここまで長かった。しかし・・・この後もピリッとしない展開は続き、ヒヤッとする場面も作られたが何とかタイムアップ。ただ、内容だけ見る分には決して「来季につながる」、そして「天皇杯につながる」試合とはとても言えなかった。いかにチームを立て直すか、しっかりしたビジョンをもって戦略の練り直し、そして補強をしないと来季はまさか、ということも現実になりかねない。首脳陣、そしてフロントは十分考えていただきたい。
第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
11.3 サガン鳥栖
(第4回戦)
ヤマハスタジアム(磐田) 4-0 stadium J2相手とはいえ、前回の準優勝のごほうびか、2試合連続ホームで試合ができるのに、ここでこけてしまっては泣くに泣けない。J2相手でも勝てるかどうか怪しい、というチーム状況の中での難しい初戦となった。開始10分、2回立て続けにあわや失点の大ピンチ。やっぱりねぇ、相手を捕まえきれない守りは何も変わっていない。そんな中、相手の激しいプレスにあいながらも名波が仕切りながら何とかサイドを生かしてチャンスをつくり出す。そんな中から生まれた西のゴール、うれしいというより、ほっとした。2点目は前試合、成岡が決められなかった分を取り返すような形で決まり、「何とか勝てそう」という空気になり、やっと安心。しかし・・・前回と同じく名波を外してからチームは機能しなくなる。名波は走れなくなっていたわけでもなさそうだったし、私の推測だが、またボスは若手を使った「ラボ」を始めたのではないか、と感じた。しかしそのラボは機能せず。それでも後半2点を上げて結局は4−0で終了したが、決してあと4連勝しそうな雰囲気はなかった。っていうか、エコパまで来るのは大変厳しそうだ。
12.10 (第5回戦) ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 何とかシーズンは「続いた。」カレン・岡本という若いFWを前に置き、活気のある前線となったが、やはり最後を決められないといういつもの空気は相変わらず。そんな中で後半も終盤になって福西が値千金の先制ゴールを決めたのに、終了間際のロスタイムで失点・・・それも見ている人があ、やられる、とだれもが思うような展開からの失点で本当に情けなかった。延長でもなかなか結果が出せず、頭の中にPKもちらつき始めたころ、キーパーがセーブしきれなかったボールを田中誠が押し込み、何とか勝利。うれしい、というより、ホッとした、という感じか。
12.24 (準々決勝) 香川県立丸亀競技場 0-1 stadium 山本昌邦監督の「2シーズン目」が終了した。西はもちろん、名波、服部、前田、カレンぬき。さらにはなぜかアップをしていた太田吉彰もベンチ登録すらされず、非常に厳しい布陣でのダービー対決。村井が一人気を吐いて前線に駆け上がれども、周りがついてこず、ものにできない。一方の清水の攻撃も今ひとつであったが、時折見せるマルキーニョスや途中投入のチェ・テウクが早く鋭い攻めを見せ、肝を冷やす。ゴール前で鋭いシュートを撃たれるものの能活の正面で事なきを得るというという場面も。お互いに決め手を欠くまま90分を終えようとロスタイムに入った時、「それ」は起こった。ボールを受けたチェ・テウク(だったかな?)がいとも簡単にカワムラタカヒロを振り切る。カワムラタカヒロ、追おうともせず。一気に駆け上がったチェからピンポイントロングパスがマルキーニョスへ。能活、なすすべもなし。盛り上がるオレンジ色ゴール裏、そしてそのまま試合終了。今のチーム力で準決勝まで進むなどと言うのは確かに虫がよすぎる話だが、あまりにも情けない幕切れであった・・・。