このコーナーは、ジュビロ磐田を追いながら私が思ったあれこれをつづっていく「LOVE JUBILO」の過去ログです。2004年分のジュビロ磐田の試合を見ての記録をここに残しておきます。
AFC チャンピオンズリーグ 2003-2004
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
02.11 全北現代(韓国) 韓国・済州島
Gang Chang Hak Stadium
2-1 - 残念ながら結果しか知らない。テレビ朝日は放映権を獲ったのなら、ちゃんと放送するように!さもなくば、スカパー!に「バラ売り」しなさい!
何はともあれ白星発進でよかった。やはり頼れる男は、名波浩だねぇ。
02.25 BECテロ・サーサナ
(タイ)
ヤマハスタジアム(磐田) 3-0 stadium なかなか点が入らなかった。中盤は結構自由にさせてくれるのだが、ゴール前はがっちり固めて決めさせてくれない。また、西野も微妙にボールコントロールを狂わせて、決定的場面を決められない。そんな雰囲気を打ち破ってくれたのは、グラウだった。西が落とした(!?)ところを見逃さず、ゴールの右隅に決めてやっと先制。後半開始後もゴール前での混戦の中からきっちり決めて2ゴール。しかし・・・それで満足したなんてことはないと思うが、その後磐田は何度も決定的チャンスを迎えながら決めることができない。ダラダラした流れを変えるためか中山を投入、活性化はするがやはり決められず。ポジションを変更して前に上がっていた福西が倒され、PKで何とか1点突き放してタイムアップ。大差での勝利はいいことだが、「まだまだやれたのでは?」と思わせた一戦だった。
ところで・・・それにしてもずいぶんな審判だったなぁ。アジア名物かい?ACL、W杯・五輪予選・・・この先が思いやられるよ。
04.06 上海申花
足球倶楽部隊
(中国)
ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 「チャンピオンズリーグ」と呼ぶには、ちょっとさびしい内容だったか。でも結果がすべて、勝ててよかった。上海申花は後ろからの放りこみと前線の高さで勝負するチームで、中盤を省略した面白みのないサッカーをするチームだった。磐田は最初は相手の出方をうかがうようなプレーをしていたが、そのうち「???」というようなパスミス、連携ミスが出始め、ついにはふとしたミスからあっさり置き去りにされ、慣れたホームのはずなのに滑ってこけている間にうまくつながれて失点。いやな雰囲気がただよってしまう。その後、やや流れを取り戻すものの打てども打てども入らない展開になる。後半終了間際、キーパーがパンチングをミスしたボールに成岡が詰めてやっと同点。しかしそこから逆転までも長かった。グラウのシュートが相手GKの脇の下をかすめてゴール!するまではやきもきする展開が続き、洋平に救われたシュートも数本・・・。敵地では、ああは行かないだろう。アウェーでは名波は復帰するだろうし、聞いた話では22日は磐田勢は代表よりもチャンピオンズリーグを優先してくれるらしい。これは絶対勝たねば!!
04.22 上海申花
足球倶楽部隊
(中国)
中国・上海
Shanghai Hong Kou Stadium
2-3 -- まったくTVで見る手段がないというのはな・・・あわてて打ったようなオフィシャルHPのレポしか知る手段がないが、1分間に2点取られるというのはどういうことか?そして服部と西のコメントが去年の勝ちきれなかったころを思わせる文面というのが、どうもよろしくない。2位転落か・・・。このコピーは使いたくないが次節は「絶対に負けられない戦い」になってしまった。
05.12 全北現代(韓国) ヤマハスタジアム(磐田) 2-4 -- 何てこった・・・ビデオタイマーをかけたにもかかわらず、BSテレビの電源がうまく入らなかったがために全く試合は見られず。結局は他人が書いたHPやBBSへの書き込み、スポーツ新聞など文章化されたメディアから試合を推し量るしかないのだが・・・アジアへの、そして世界への道が閉ざされたことがただただ残念である。そして最後を見届けられなかったこともただただ残念である。出稼ぎ親善試合ではなく、タイトルをかけて本気のレアル(って向こうもコケたが)とやる機会は、今後いつやってくるのだろうか・・・。(涙)
05.19 BECテロ・サーサナ
(タイ)
タイ・バンコク
Thai-Japanese Stadium
3-2 -- 全く映像を見ていないところは前回と一緒。でも、勝つだけでこんなにも印象がちがうのだ。消化試合とはいえ、若手が活躍し、機能したことは素晴らしい。自信になったと思う。カレン・成岡・ガヴィオンのゴールなんて。ぜひリーグ戦につなげてほしい。
2004 XEROX SUPER CUP
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.06 横浜F・マリノス 国立競技場 1-1

PK
4-2
stadium 試合前、スタジアムで磐田の天皇杯優勝への道を振り返るビデオが流されたのだが、おバカな横浜サポが旗でオーロラビジョンを隠そうとして大ブーイング。あんなおバカなサポに支えられているチームなんぞに負けてなるものかと思い、臨んだ試合であった。しかし・・・。
開幕にコンディションを合わせているのか、みなさんキレの悪い動き。そして中盤まではボールが回るのだが、そこからの縦のパスがダメダメ。合わなかったり、走れなかったり。西野は相変わらずボールコントロールが悪いし。やがて流れは横浜へ。ドゥトラや奥らが左サイドを駆け上がる場面がだんだん多くなる。ゴール前での危険なセットプレーも増加。オフサイドにこそなったが、一度はゴールネットを揺すられたことも。後半に入ってもこの傾向は続く。そしてなぜか相手がゴール前で転がり、福西のファウルでPKを取られてしまう。こちらは中山の投入の甲斐もなく、時間ばかりが過ぎていくが・・・。終了直前、グラウのアシストから福西が決め、決着はPK戦に。しかしここでがんばったのが佐藤洋平。1度は相手のミスを誘い、そして1度はしっかりセーブ!!結果、横浜の最終キッカーのキックを待たずに勝ちが決定した!!
勝ったことは素直にうれしいが、問題は来週からの本番。いいスタートダッシュを切ってほしい。
2004 ヤマザキナビスコカップ
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.27 アルビレックス新潟 ヤマハスタジアム(磐田) 0-0 stadium 情けない。確かに新潟の素早い寄せに苦しめられたところもある。しかし、せっかく与えられたチャンスを若手は全く生かせなかった。中盤のパス回しからチャンスをつくり出すという磐田のサッカーは全く見られず、後方からの放り込みに頼るだけという情けないもの。たまにサイドから仕掛けようものなら、ことごとくつぶされているし。FWに当てて落としても、そこにはだれもいないとか・・・あとは「超」情けないパスミス。プレゼントしてあげてるかのようであった。生観戦していて眠りそうになったのは初めてだ。
04.29 名古屋グランパスエイト 瑞穂陸上競技場 2-5 - テレビ中継もなく、見てないので何とも言えないが、代表欧州遠征組が帰国間もないということで、若手中心の布陣でこの結果。せっかくのアピールチャンスに何やってんだか?でも、オフィシャルHPの服部のコメントには失望。ゲームキャプテンとしての発言としては不適切で情けない。
05.29 ガンバ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 0-1 - 仕事で見に行けなかったが、報道等を読むとかなりひどい内容だった様子。相変わらずのセットプレーからの失点、そしてがっちりと固められた相手に決められず・・・別に私はナビスコは重視してないが、代表メンバーが抜けただけでこんなに実力ががた落ちするようでは、選手層は全く厚くなってないし、若手も成長してないし、やはり全盛期の貯金を食いつぶしているだけなのではないか?再開後のリーグ戦への影響が心配だ。
06.05 ガンバ大阪 万博記念競技場 3-2 - 見る手段がなく、オフィシャルHPの非常に「慌ただしい」レポートからしか試合経過・内容を知る手段がないのだが、負ければ予選敗退の危機の中でまず勝ったことを評価したい。西野の2ゴールもよかった。来週グラウがリーグ戦に出られない中でこの調子を何とかリーグ戦に持ち込んでほしい。ただ・・・2失点は何だ?どうして?シーンを見ていないだけに何とも言えないが・・・。
07.17 アルビレックス新潟 新潟スタジアム
ビッグスワン
1-1 - 観てないので何とも言えないが、情けないの一言に尽きる。
07.24 名古屋グランパスエイト 鴨池陸上競技場 1-1 - 今回も全く試合内容を観ていないが、この結果はなるべくしてなったという感じだろう。代表組の不在?そんな問題ではない。ナビスコってのはそういうものなのだから。代表組が抜けるとその程度の層の薄さとそれを越える戦略のなさなのだ。
2004 J-League Division 1 1st Stage
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.13 東京ヴェルディ1969 ヤマハスタジアム(磐田) 2-0 stadium 勝った・・・しかし、「開幕白星発進!!」と手放しで喜べるものではなかった。中盤ではボールが回るが、前線にこれ、というボールが入らず、シュートに行けない。ゼロックスの時に感じたことが改善されず、余計悪くなっている印象を受けた。また、そのような中でたまに来るパスをきちんとシュートに持っていけない、決められない西野。あれだけ時間と機会を与えられているのだから、そろそろ結果を出さなければ、と思う。今回は名波と藤田俊哉の調子も今ひとつ。ただ、周囲がねばってねばってつないだものをきっちりと決めるところ、そして「取らねば」と思ったら頭からでも突っ込んでいくハートがこの日の結果を呼び込んでもいるわけで、そのことは評価したい。
03.20 名古屋グランパスエイト 豊田スタジアム 3-1 TV 忙しかった仕事が一区切りついたところだったが、一気に疲れが出てしまい、生観戦できず残念であった。ほぼ満員の豊田、どんな雰囲気だったのだろうか。
試合の方は開始後、名古屋にペースを握られる。中盤を支配できず、左右にボールを散らされ、前に運ばれるシーンが続いた。相手の1点目も奪われたボールを左サイドのマルケスが前へ運び、そこからの放りこみとも思えるシュートが見事に決まってしまったもの。でもその後は少しずつ磐田がボールを支配できるようになる。そんな中でPK崩れのこぼれ球を中山復活ゴール(!)でまず同点。その後グラウが決めて勝ち越し。さらに後半終わり間際になってくると今度はグランパスのラフプレーも目立つようになり、再びPK。やり直しをさせられるが何とかグラウがきっちりと決めて3点目。これで勝負は決まった。最後の10分は名古屋の足が止まり、そのまま試合終了。今日の名古屋はいくら外から人を集めて補強しても、それをチームとして機能させなきゃ意味がない、という典型のように感じた。
04.03 浦和レッドダイヤモンズ ヤマハスタジアム(磐田) 3-1 stadium J-NETのおかげで前売り完売に関わらず生観戦が実現、よかった。エメルソン、田中達也の脅威の2人に加え、鈴木啓太、長谷部、それから本調子ではないとはいえ、アレックスがどれだけかみあって攻めてくるか心配していた。前線FWはしっかり抑えているようには見えたが、その後ろをちょっと自由にしてしまい、ボールを奪われるとあっという間に攻め上がられる始末。エメルソンがあれ?っという間に早々にイエロー2枚で退場したが、彼が最後までいたらああいう流れにはならなかったのではないだろうか。田中誠のオウンゴールは彼を責めるのはちょっと酷。その前の菊地があっさりと抜かれた時点で勝負はあったということだろう。菊地も本気でレギュラーを奪取したいのであれば、あの辺をきちんとやってほしい。一時期ダメダメだった服部はだいぶよくなっているようで、守りについては復活ともいえる。そして何より西!!あそこにいたこと、そしてきちんと抑えて枠に行く速いシュートを打てたことを評価したい。どうだ!見たか!ジーコさんよ!!

04.10

セレッソ大阪 長居スタジアム 2-1 stadium チームとしての力の差は歴然としていた。確かに前半は「磐田のサッカー」をしていた。しかし・・・結果としては「何とか勝ち点3」というものだった。
前半は「一体大久保をどう使いたいんだ?」と素人でも思うほど意図のわからないセレッソに対して磐田はしっかりと囲んでボールを奪い、サイドに展開したり中央で素早くつなぐなどして磐田らしい攻撃を展開していた。2点先行したときは、この状態のセレッソからは2点取られることはないだろうとさえ思った。しかし連戦の疲れと2点先行した安心からか、後半に入ってからは動きが極端に悪くなる。こちらが逆に意図のわからない攻撃をするようになり、簡単にボールを奪われるなどのミスもめだつようになり、ゴール前でボールをつながれるようになる。1点決められてやっと目が覚めたようだが、傾いた流れはなかなか戻せず、「早く終わってくれ!」と祈るような状態に。終了間際のゴール前のFKを洋平が受け止められなかったら、どうなっていたことか。
04.14 柏レイソル 日立柏サッカー場 3-1 TV 早い時間の2得点、その後失点して1点差・・・どこかで見たような展開だった。前節ほどひどくはないものの、確かに2点取った後、「寄せ」が遅く、甘くなったように感じたのは私だけだろうか。失点につながるFKを与えたファールも名波が遅れたところからかなり無理をして止めたように見えた。やはり「2点差」というのは危険だ。しかし、得点に至った攻撃はどれも素晴らしいものだった。二手、先を読んでグラウに放り込む西、マークを引きつけつつ中山に落とすグラウ、それを確実に決める中山。素晴らしい!!そしてセットプレーに脅威が感じられなくなっている磐田だったが、見事な技あり「そらし」ヘッド、素晴らしい福西のゴールだった。3点目ののグラウも福西がうまくマークをひきつけて正確に出されたパスをきっちり決めたもの。
さあ、いよいよ2位に勝ち点5差。行けるところまで行ってほしい。
04.17 FC東京 ヤマハスタジアム(磐田) 2-0 stadium すごい、6連勝!今まで開幕5連勝したチームは必ずステージ優勝したって、どっかのだれかが言ってたけれど、ここから逆転されたらこちらがひっくり返りますって。でも、何が起こるかわからない。取れるときに取っておかないと。
グラウの「よく反応した!」といえるゴールで先制したが、早い時間の得点が決してゲームを楽にするわけではないということはここ何試合かで十分承知済み。実際に東京はルーカスの頭をかすめるようにしてバックラインとキーパーの間に落とすような攻撃や石川が中央に入ってきてゴール前を厚くするような攻めをしてきて、肝を冷やす場面が何度もあった。佐藤洋平が足一本で防いだあのスーパーセーブがなかったら、今頃どんな展開になっていたことか。個々の技術と、チームとしての総合力の高さを随所に見せながら点が取れないといういつもの展開が続いたが、あの角度でよくDFにも当たらず、ゴールに入ったな、というグラウの2点目で試合は決まった。この調子でACLアウェーもいただき、G大阪まで取りこぼしなく行きたいものである。
05.02 清水エスパルス 静岡スタジアムエコパ 0-1 stadium 帰り道、出るのはため息ばかり・・・。確かにボール支配率は格段の差だったが、フィニッシュ一つ前のプレーの精度が全然ダメでまったくシュートに向かう形が作れなかった。それには磐田の選手の疲れもあったし、清水の選手のがんばりから来るプレッシャーの強さもあったかと。しかし、そんな中でももう少し何とかならなかったか?コンディションはACLの全北現代戦に合わせているのだろうか、動きも重かったように思う。次まで中2日、気持ちを切り替えるしかない。それにしても・・・上川・・・ビデオで見て改めて怒りがこみ上げてきた。
05.05 大分トリニータ ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 勝ち点3取れてよかった。グラウを欠き、なかなか得点が取れる形を作れない一方で中盤での信じられないミスから一気に前線に運ばれ、決定的なピンチを招くというシーンが目立った。何度失点を覚悟したことか。実際藤田の機転のきくループで先制しても、それであっさり失点。決勝点は秀人ががんばって右サイドを駆け上がって入れたクロスを前田がきっちりと決めたもの。みんなのがんばりで決勝点を取った形だ。中盤は疲れはあるかもしれないがもう少し集中してがんばってほしい。
05.09 ガンバ大阪 万博記念競技場 2-0 TV 勝ち点3取れてよかった。名波が退場になった時はどうなるかと思ったが、相手の山口も退場になり、人数的にもイーブンになり落ち着きを取り戻した形。しかし、広く空いたスペースをめぐって走り回るようになり、双方バテバテで間延びした中盤となる。そんな中で後半開始直後の前田の思いきりのいいシュートが決まり先制。その後も磐田ペースで進んで後半30分過ぎにはゴール前でフットサルでも見ているかのような短く素早いパス回しからグラウが決め、試合は決まった形に。しかし・・・次節は名波が警告2枚、福西が累積警告で出場できず、田中誠もケガ。Fマリ相手にどうなるのか、不安が残る。救いは菊地、河村、そしてカレンら若手を見ていても不安を感じなくなったところか。
05.15 横浜F・マリノス 静岡スタジアムエコパ 1-2 TV
stadium
審判のせいではない。エコパが悪いのでもない。こんな試合をやっていては優勝などできない。全くプレスがかからない中盤。ボールが奪えず、前線に展開される。また、3バックとGKの連携のちぐはぐさ。何かがちょっと変わっていれば1点差なんてもんじゃなかった。2トップの後ろのぽっかりと空いた空間、全く生かせない。パスを信じて走り出すという動きも全くない。この敗戦でたった1ゲーム差になってしまった。そしてGWからの6試合は「2勝4敗」!もう磐田は突出した存在ではない。
05.23 アルビレックス新潟 新潟スタジアム
ビッグスワン
2-1 TV 勝った。でもそれだけ。いいところなんか全然なかった。確かに前回みたいに「ダメダメ」ではなかった。でもそれだけ。光ってたやつなんかだれもいなかった。グラウはFWとして最低限の仕事をしたが、あとは調子悪。前節あれほど「いてくれたらな」と願った名波も福西も存在感なし(何だ福西。あの横パスは!?)。成岡も相変わらず育っちゃいない。唯一見られた「磐田らしさ」は最後ふてぶてしく守りきったことだけか。
06.12 JEFユナイテッド市原 ヤマハスタジアム(磐田) 3-2 stadium 市原のゴール前の素早い寄せで自由にさせてもらえず、パスは次々とカットされ攻めきれない状態が続く。そんな中で速い攻撃から崩され失点、追いかける展開にしてしまったことでこの試合の印象が悪くなってしまった。ただ、ずっと悪かったわけではなく3得点はどれも素晴らしいものだった。西野のポストプレーに中山がのりうつったかのような前田の頭から飛び込んでのゴール、そしてあの伝説の鹿島戦を思い出させた名波の素晴らしいフリーキック、そしてまさに「突き刺さる」という表現がぴったりの西の復帰ミドルシュート・・・どれも今シーズンのベストゴールシーン候補になりそうなものばかりだ。ということで、過小評価する必要はないし、本当に大きな勝ち点3を得たと思う。でも、反省すべき点はして次につないでいってほしい。中3日で神戸戦だ。
06.16 ヴィッセル神戸 ヤマハスタジアム(磐田) 2-2 stadium 絶望的な0-2の状態から追いつかせたのは選手たちの「磐田魂」だろう。それは評価したい。しかし・・・重い体、かみ合わないコンビネーション(特にグラウがよくない)、ゆっくりと前へ運んでいるうちに陣形を整えた相手にボールを奪われ、あっという間に速攻、というパターンの繰り返し。「この場所で取られちゃダメ」という場所で何度ボールを奪われたことか。一体どういう練習をしてコンビネーションを作ってきたのか。そして同じことを繰り返して自分たちを苦しくしてしまうのなら何か修正しなければならないのに、なぜ修正しないのだ?そういう意味ではこの試合は評価できないなぁ。ただ、悲観的になる必要はない。2試合勝ち続ければ相手がこけるのを期待しなくても優勝できるのだ。だったら、勝て。鹿島で勝て。あの2001年屈辱のチャンピオンシップを、そして昨年の11月29日の横浜国際での屈辱を思い出せ。そして、勝ち続けることにこだわった天皇杯への道を思い出せ!
06.19 鹿島アントラーズ カシマサッカースタジアム 0-1 TV あきらめちゃいないさ。可能性はあるわけだし、次節も信じてスタジアムに行く。ただ、中2日とはいえ、コンディションが「若干」回復した(菅野フィジコの存在は大きかったのかなぁ?)以外「攻められない」ということは改善されていなかったと思う。グラウの動きの悪さ、かみあってなさ、前田の身のこなしはいいけれど、肝心のシュートの精度は・・・。そして手数をかけすぎて遅い攻め上がり、そこから前の2人にきっちりボールをおさめられない・・・そんなことやってるんならミドル打った方が得点の可能性は高いんじゃない?みたいなことが何度あっただろうか。そしてあっという間のカウンター。0-1という結果は今日の内容から見れば妥当なところか。やっぱり、何か「策」が必要だと思う。
06.26 サンフレッチェ広島 ヤマハスタジアム(磐田) 4-2 stadium 無念の勝利。試合開始直後は固められた相手に手が出ないいつもの流れ。何でもないサイド突破からあっさりと先制点を許してしまう。情けなさ過ぎる展開。前節まで動きが悪くかみ合わなかったグラウもここまではいつもどおりだったが、その後奮起、2ゴールの活躍。特に追いつくことになったマークを外しながらのヘッド、見事であった。つまらないセットプレーからの失点という、いつもながらの悪い癖もあったが、久しぶりに攻撃がかみ合う磐田を見たように思う。やっぱり攻撃がうまくいくと見ていて気持ちがいい。
勝ったとはいえ、鹿島の根性が今ひとつ足りず、虚しいタイムアップとなった。確かに今日はいい試合を見せてもらった。でも「終わりよければすべてよし」にしてしまうのではダメだ。開幕6連勝から優勝を逃したということは前代未聞の大失態であるという認識を持ち、猛省し、打てる手は打って後期に臨んでほしい。
FC BARCELONA ON TOUR 2004
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
08.04 FCバルセロナ
(スペイン)
静岡スタジアムエコパ 0-3 stadium そうだ、0-3だったんだ・・・帰りの電車で会った知り合いに、「0-4」って言っちゃったよ。そうか、最後のゴールはオフサイドだったもんな。でも、それぐらい一方的な試合だった。
一応親善試合とはいえ、決して顔見せ興行ではないわけで、私としても当然磐田の勝利を願ってスタジアムに行った。しかし、それなのにそれなのに・・・そこに待っていたのは、約1か月前と何ら変わらない、全く修正がなされていない磐田の姿だった。バルセロナが凄い?確かに凄いけれど、こっちはシーズン中、向こうは開幕前で実力の7割ぐらいしか出していないというのに、ボールを奪うことすらできないし、しないではないか。特に川口、成岡、前田!この3人には失望した。ロナウジーニョ、久しぶり!でも、心から歓迎してやれないよ。今回は敵だから。でも、柔らかいボールさばき、笑ってしまうようなノールックパス、そしてそのぶっちぎり加速度のドリブル、素晴らしかった。そしてラーションも2002年W杯直前のスウェーデン戦以来。でも、いつの間に流れ流れてバルサに来たのか?ホント、WOWOWに持って行かれて以来、スペインリーグってだれがいるのかわからなくなってしまった・・・。
2004 J-League Division 1 2nd Stage
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
08.14 大分トリニータ
大分スポーツ公園
総合競技場(ビッグアイ)
1-1 stadium!! 3年ぶりの九州上陸。しかし・・・。この試合を表現する言葉を探すのなら、いろいろな言葉が考えられる。「失望」「閉塞」「停滞」「没落」・・・。(ひどい?いや、実際にそう感じたから。)
前期から補強もなく、また若手の登用もカレン以外なく、ジーコ日本以上の変わりばえのないスタメン。そしてこれまたジーコ日本以上に動くべき時に動かない指揮官。選手もあいも変わらず走らず、当然ながらパスの出しどころもなく、安易な横パス、バックパスを繰り返すばかり。たまに攻めに入っても、だれもスペースへ走らず、足下へのパスだけ。クロスを上げればはじき返され、ドリブルで入れば簡単に突っかけられ。得点のにおいがせず。失点した時はこの1点は取り返せない、と早々に思ってしまった。幸いいい形から1点取り返したが、あれだけ。攻めの形が全く作れない。ま、1節だけ観て判断というのは暴挙といえば暴挙だが、後期はかなり覚悟を決めて臨んだ方がよさそうだ。そして・・・まさか・・・。
08.21 名古屋グランパスエイト ヤマハスタジアム(磐田) 1-2 TV
stadium
今週も重ねて言う。この試合を表現する言葉を探すのなら、「失望」「閉塞」「停滞」「没落」・・・そして一つ追加するなら今週は「自滅」。
動き自体はビッグアイで見たときよりもよくなっていた。瞬間的な反応も、そしてボール運びも。しかし、名古屋は立ち上がり、それを上回る動きのよさでうちを自由にさせなかった。ぴったりと寄り、足を(手も?)出し、ボールを奪う、早い読みでうちのボールの出所を消す、などなど。だったらうちもそれ以上に動き、ボールを受けに走ればいいのだが、それがない。前半の前半は相手ゴール前に到達することすらできなかった。その後、少し相手の動きがゆるんだところからチャンスをつくり出すが、今度はシュートがゴールに飛ばない。もしくは飛んでもしょぼいシュートで楢崎の守りを崩せない。結局今節も膠着状態。その膠着状態を一気に解き放ったのは「あの人」の信じられないミスからの2失点だった・・・。今の磐田はそうなったら1点を取り返すのがやっと、だ。
観ていて頭に来たこと、いろいろ。相手に自由にさせてもらえなかったらそれをどう打開するか先週から何も改善が見られないこと。腕章を巻いている人が自分の不用意な行動でチームを自滅に導いたこと。ゴールを決めてもまだリードしていないのであれば、次にやることは何かをわかってないFWがいたこと・・・その他。
08.29 浦和レッドダイヤモンズ 埼玉スタジアム2002 2-3 stadium 今週も。「失望」「閉塞」「停滞」「没落」。そして今週は「崩壊」かなぁ・・・。五輪の陰であまり陽があたらなかったこの間に磐田の「崩壊」はどんどん進行しているような。キャプテンマークを巻く背番号6が今週もスタメンとしてアップを始めたときには目を疑った。あれだけのことをやった人をおとがめなしでそのまま使い続けるってことは、よっぽど状態がよく今週はイケてるのかな・・・と思いきや・・・変わってない。今節も90分の3分の2以上をボランチから後ろの人たちだけがやっていたという感じで、前線は何もできない。攻めの形が全く作れない。そして後ろだけが守備に追われまくっている、という感じ。一体今日、名波は何をしていたの?グラウは何をしていたの?藤田は?先週はちょっと改善された「無意味な横パス」が今週は復活。かっさらわれることがあまりなかったからよかったものの狙われていたらもっと早く決着がついていただろう。1失点目はそれまでも何度も突破されていた左サイドを完全にやられたという感じ。何も対応をしなかったのだろうか?2点目はみんなの集中力散漫さがついに洋平にも伝染したかという感じ。ただ、彼はその後2点以上防いでいたので、帳消しとは言わないが、許してもいいかなと思う。
でも、どうしてもっと前へ前へと勝負しないのだろう・・・。

09.11

横浜F・マリノス 国立競技場 0-3 stadium ミスチルにホームスタジアムを追い出された代償はチャーのミニライブですか・・・。でも、メインスタンドに向けてやるのでなく、ゴール裏に向けてやるってところがいいねぇ、って敵さんをほめてる場合じゃないですか・・・。今週も一言、「完敗」。完全に力負け。若手起用といってもケガと出場停止で空いたところに菊地とカレンをはめただけ。菊地はともかく、カレンは機能したとは言い難い。攻撃的な選手ということなら、西や信男、サイドは逆になるがシドニー五輪時代の本山のような動きを期待したいところだが、それは見られず。中心となるべき名波も目立たず、服部も同様。ただ、「目立たない」ということは今までのような失点に直結するミスがなかった、というだけなんだけれど・・・( ̄□ ̄;)こんなんじゃFWだって点の取りようがなし。いつぞや、中山がゴールを量産した頃は中盤からこれでもかっていうぐらいのパスが出てたものね・・・。なお、中山以外の選手交代はどういう意図があったのかも不明。
09.18 鹿島アントラーズ 静岡スタジアムエコパ 4-4 stadium わかってるさ、監督の首を取っ替えたって劇的にチームが変わるわけないってことぐらい。「エコパのスター・上川徹」だけを責めても仕方ないってこともわかってる。こっちもフェルナンドのハンドでPKをもらえたわけだし。でも隊長の久しぶりのゴールを勝利で飾ってほしかった。確かに最後の15分は最悪だった。しかしそれ以外にも悪い時間帯はあった。例えば、前半30分過ぎ。ゴールもあったが、決していい内容ではなかった。お得意の遅れがちのプレッシャーなどで結構自由にやられていた印象がある。やはりどこかでフッと「抜けてしまう」ところがあるのだろうか。ただ、流れは変わっているのは感じる。福西や中山のゴール、そして前田がPKをもらった攻めは「サイドから崩して飛び出した中央へ」という昨日の練習が生きているように感じたし、久しぶりに「守備をする名波」を見たような気もした。「変わりつつある」と信じたい。
09.23 柏レイソル ヤマハスタジアム(磐田) 1-1 stadium 愕然。元に戻ってる・・・。逃げとしか思えない横パス、バックパス「復活祭」って感じ?服部、相変わらずやってくれるし、名波も守備をしなくなってる。河村、西野・・・全然機能してない。特に河村。サイドを駆け上がるのが君の仕事なのに、足下でパスを受けてばかりいたり、本来もっと高い位置にいなければいけないときにボランチみたいな場所にいてどうすんの?西野・・・消えてる時間、多すぎ。相手が柏だから同点で終わったというところか。
09.26 ヴィッセル神戸 神戸ウィングスタジアム 2-1 TV
stadium
まずはトンネルから「1回出た」。これからも光の当たるところにいられるかどうかはわからないが・・・。確かに俊哉が飛び出してきてのゴールはすごかった。昔はあんなプレー、よくあったなぁ、と思ったものだ。しかし・・・それ以外は結構押し込まれている時間が多かったような。前半はやたら目の前で平瀬と秀人の対決ばかり見せられていたような気がするし、後半はずっと「向こう」でやっていたような気がする。ポストを叩いた神戸のシュートが入っていたら果たして勝てていたか・・・。守備については3バックがどうとか言われるが、それよりも時々中盤にぽっかりとプレスがかかっていないゾーンがあるのが気になった。そこを起点に速く展開されることが多かったと思う。きちんと抑えておきたいものである。ただ・・・安易な横パス・バックパスが減ったこと、カワムラタカヒロが前向きだったこと、「いつものゲームキャプテン」なしでも神戸ぐらいが相手なら菊地が何とかしてくれること、そして最後の「磐田3羽ガラス」大井健太郎がまずまずの(っていうか、その前にそのポジションをやっていたやつがひどすぎ)デビューをしてくれたことは評価したい。
10.02 清水エスパルス 静岡スタジアムエコパ 1-2 TV
stadium
あ〜ぁ、負けちゃいけない相手に負けちゃったよ・・・。一緒に観戦したエスパファンの後輩曰く、「怖さを感じない」とのこと。そうだよなぁ、あんな縦に勝負しないようなサッカーなんか,怖くないよなぁ。今どき、縦に速いスピードで勝負しないサッカーじゃ、勝てないと思うし浦和の快進撃はそれをうまくついていると思う。磐田の売りは「華麗なパス回し」っていうけれど、今日見ている分には出しどころがなくて横や後ろにもどしてるだけで、選手もベンチもそれを「華麗なパス回し」だと思いこんでいるのではないか。(これは既に2年ぐらい前から感じていた。)とにかく縦に切り裂かなきゃダメだ。前節はそうやって点を取ったんだろうが。今節は相変わらず服部・山西がブレーキ。そして「攻めない・守れない」のカワムラタカヒロが復活。左右の両サイドを自由にやられていた。「決められない」前田も復活。ポッカリと空いたプレスがかからないゾーンも健在。そこをうまく使われて、ピンチにつながるパスをどんどん供給された。カワムラ君、あなた、西のように攻めないんなら、きっちりと守りなさい。3バックも集中を欠く場面が多すぎ。これじゃ、勝てない。
早く新体制へ移行し、1からチームを作り直すこと、シーズン途中でも必要な補強をすることを臨む。
10.17 FC東京 国立競技場 0-0 stadium よく引き分けで終わった。よく0点に抑えた・・・。攻めについては全然ダメ。オフィシャルHPでは結構満足しているようなことを「暫定指揮官」は言っているようだが、私には見ていて点が入る気がしなかった。ガツガツ来る厳しいマークに前線でボールをキープできない、パスの精度が悪く、すぐ奪われる、相手ゴール前の高さで勝てない、そして何より縦への飛び出しが少ない、もしくはあっても遅い・・・ということで攻撃はいいところなしだった。ただ一点、カワムラタカヒロが再び前向きになった、ということは収穫か。では守りは、ということだが、カウンターを抑えられない、というまずい点もあったが、高い集中で何とか0点に。外しまくってくれたルーカスのおかげ、ということもあるが、ルーカスはじめ東京勢が枠をとらえられなかったのはDF陣、特に菊地が、肝心なところはきちんと抑えていたからではないかと思う。スコアレスドローという結果なのに試合終了後のゴール裏が拍手で選手たちを迎えたのは、菊地のこれでもか、というぐらいのファイトあふれるプレーに、ゴール裏が「未来への希望」を感じたからだと思う。岩丸もよくやった。彼に必要なのは経験だと思う。
10.24 アルビレックス新潟 ヤマハスタジアム(磐田) 3-1 stadium 新潟県中越地震の翌日という中でゲーム前にはエールの交換と被害者への黙祷が行われるという状況でのゲームとなった。しかし勝負は勝負。ホームでの初勝利を目指してケガによりベストメンバーが組めない中、太田を初先発、ボランチにはカワムラタカヒロ、そしてGKに前節大活躍の岩丸と、今節も若手登用からチームの未来をうかがうという布陣になった。その太田は最初こそチームの動きに合わず、俊哉に強い口調で支持されていたが、やがて果敢にサイドから仕掛けチャンスをつくり出すように。挙げ句の果てにはペナルティエリア外でボールを持ったかと思えば思い切り足を振り抜くミドルシュート、そしてそれが決まってしまう!!まだチームとの連携、そして「キレ」という面で見れば西の方がはるかに上だが今後順調に育っていけばなかなかいいのではないかと思った。また、今日はカワムラタカヒロも「!」を連発。相変わらずの弱気なバックパスを見せたかと思えば、どうしちゃったの?ってなぐらい敵のマークを何人も振り払って、最後はGKのまたぬきゴールなんてのも決めちゃったりして・・・これも「太田効果」だろうか。その他ベテランの動きも活性化。しっかりねばったグラウの折り返しに俊哉が飛び込みゴールを決めるし、服部は夏の時期の不調と怠慢プレーを今更詫びるかのようなキレのある動き。少しずつチームは変わり始めているようだ。ただ・・・成岡翔クンだけはそのままだったが・・・。
10.30 東京ヴェルディ1969 味の素スタジアム 2-1 TV 勝ててよかった?否。何だよあの最後は。守りきるならきちんと守りきらなければ。しかも森本なんぞに決められて。試合自体もキックオフから押し込まれる展開。急造3バックも少々不安定。ただ、この時間を守りきったのが結果につながったとも言えるが。前半の終盤、かみ合ってきた中盤がうまくつながる。何と言っても右サイド太田。素晴らしいボールを前田、そして西野に送った。ピンポイントでのクロス・ラストパスという、今までの磐田が課題としてきたことがもしかしたらこれから先、彼によって解決されるかも、という未来が感じられた。後半はきっちり守って3点目という方針がわかる動きだったが最後が・・・。あと30秒、集中してほしかった。
個人的には、仕事上の都合で2nd皆勤賞はここで消滅。でも、「何が何でも行かなくちゃ」という気持ちから解放され、ちょっと気持ちが楽になりました・・・(^^;)。
11.07 セレッソ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 2-2 TV
stadium
鈴木政一「暫定」監督の最後の試合を勝利で飾ることはできず。負けに等しい引き分けだった。試合への入り方を「受け身」的な姿勢で入ってしまい、「攻め込まれる」→「はじき返す」→「それを前線で展開できず奪われる」→「攻め込まれる」→「はじき返す」→「それを・・・」(以下略)の繰り返しパターンになってしまっていた。結局2点取ってその都度追いついたものの、いずれもセットプレーからの得点で流れの中で点を取ることができない。というか、攻めの形すら作ることができない。こうして崩していこう、というものが全く見えなかった。3バックの左orボランチは最初から菊地でよかったのではないか&成岡はやっぱりサイドでは・・・、と見ていて感じた。それと、サイドをえぐるような攻めをもっとやってもいいんじゃないかなぁ、特に左サイド・・・。最後に前田。やっぱりストライカーじゃない。ストライカーがほしい。
11.20 サンフレッチェ広島 広島ビッグアーチ 2-3 TV 最悪。前節も書いたが磐田にはストライカーがいない、ということがはっきりとした試合だった。前田、グラウ、何やってんだ?何もできなかったじゃないか。その他についても真ん中から前、何もできやしない。前線でボールをキープできないは、パスの精度は悪いはで、ちぐはぐな攻めを60分近くやってしまった。その間2失点。大井君、ちょっと・・・。マーク。緩すぎ。秀人不在は痛すぎる。その後、何がどうして奮起したのか動きは活性化し、福西の見事なボレー、そして太田からの精度の高いクロスに成岡と、もしや、と思わせてくれたが、結局スキをつかれて勝ち点1すら取れなかった。2点追い上げたとはいえ、最初の60分「何もできないまま2点失った」ことをどうとらえるか。それともこれは天皇杯に向けた「調整」ということなのか?
PS. 今日のキャプテンはあわやヘッドでオウンゴール、になるところでした。
11.23 ガンバ大阪 ヤマハスタジアム(磐田) 1-2 stadium 光は見えた。つい3か月前までは横と後ろにしかパスを出せなかったチームが両サイドを機軸に縦に縦に勝負するようになった。「N−BOX」をある意味解体し、名波のボランチ、俊哉をトップ下、両サイドに太田と復活した西。この新たな布陣が縦へ勝負するきっかけとなったか。わくわくする展開が続いた。しかし・・・点が入らない。決められない。いいところまで行くのだが、シュートをDFに阻まれたり、みんなが前につめすぎて、その後ろにボールがこぼれたり・・・。グラウの角度のないところからのシュートが決まって何とか1点は返したが、それだけだった。せめて前半で1点取れていればちがう展開になっていたかもしれないのに。「決めきれるFWの登場」が待たれる。しかし両サイドの攻めが活性化した反面、真ん中に位置取った俊哉の存在感が薄かった。効果的につないだり、2列目からシュートしたり、ということがほとんど見られなかった。そして・・・何より4試合連続2失点(以上)。2nd以降完封できたのに至っては1試合のみ。この対策も急ぐことが必要だろう。
11.28 JEFユナイテッド市原 市原臨海競技場 1-2 TV 天皇杯に向けての「ラボ」ということで、藤田俊哉を外し、右に太田、左に西という両サイド、山西の戦列復帰、そしてGKに「マツケン」の起用と、思い切ったことをやってきた。見たところ、「マツケン」はもちろんのところ、山西、太田、前田、そしてグラウについては私は「試されていた」と見たが、どうだろうか。これだけ失点の多い試合をしていると確かにGKだけの責任ではないとはいえ、交代はやむを得ないかもしれないが、2度の決定的ピンチへの対応を見ていると連携、読み共に全然・・・。前の選手たちは無理していいとこ探しをするのなら、ボールを受けて前を向く、というのが速くなってきたし、前節と同じく縦へ縦への意識が強くなっているのはいいのだが、いかんせんパスの精度と決定力が・・・。っていうか、ちぐはぐすぎ。相変わらず前田は・・・だし、グラウもPKからの1点はあったとはいえ、それだけ。やはりFWの補強は早急的な課題だ。名波の方は前節の俊哉ほど消えてはいないが、決定機の起点になることはほとんどできなかった。川口も今までほどではなかった。っていうか、消えてた。そして・・・リスタートから「15秒で点を取られて」てどうするんだ!?監督、おい!?確かに「ラボ」だけど、負け癖がついたらこちらには天皇杯もあるわけだし。まさか、天皇杯まで「ラボ」にするつもりではないでしょうねぇ。
PS.秀人は大丈夫なのでしょうか・・・?
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
11.13 佐川急便東京S.C.
(第4回戦)
味の素スタジアム 3-2 TV まずは勝ってよかった。しかし何だ?守りを固められた前線はラインの裏を狙うような動きは以前に比べると増えたものの、精度の悪いつなぎになかなかゴールをこじ開けることができず、苦しんだ。そんな中で前田はよく2点取った(外したのも多かったけれど)。グラウについては「コメントなし」。西野は・・・・? 守りについては、相変わらずサイドからの速い攻めに対応できない。服部は何だ?やはり「ダメキャプテン」は健在。1失点目はあのロングボールが通ったところで勝負あったような気もするが、彼の対応の遅れ・まずさがあったのは確か。2失点目は完全にミス。セーフティーにクリアすべきところを・・・。
勝つことは勝ったがまだまだ6割の出来。このままでは元日への道はまだまだ開かれない。さらなる進化を期待する。
12.12 群馬FCホリコシ
(第5回戦)
ヤマハスタジアム(磐田) 2-1 stadium 西の一発がなかったら一体どうなっていたのだろう。「情けない」の一言に尽きる。試合開始当初からちぐはぐな攻め。動き出しの速い相手に何もできず、ボールを下げるばかり。前に向かおうとしないカワムラタカヒロ、軽いプレーでボールを失う背番号23、存在感のない俊哉、不安定な山西、相手についていけないキャプテン、そして決められない2人のFW・・・。特にあきれたのはカワムラタカヒロ。全くと言っていいほど攻めに絡もうとしない。このまま前半が終わるのか、と思ったところでようやく前田が角度のないところからゴール隅に転がす。何とか1点。ハーフタイムを経て流れが変わるかと思ったが、大きな変化はなし。確か「天皇杯は勝ちに行く」のですよねぇ、監督・・・? 時間と共に群馬の動きは鈍っていくが追加点は取れず。そしてついに??な判定の中から群馬の得点が認められてしまい同点に。このまま延長突入かと思われた時間、相手のクリアミスを西がボレーでたたき込んで何とか決勝点。やっとのことで次へ進めた。もちろん、天皇杯5回戦レベルのレフリー、次を見据えたコンディショニングなど、言い訳もあるのだろうが、それにしてもひどすぎる。こうしたい、というのが見えなかった。前夜の浦和と横浜のチャンピオンシップの残像とどうしても比べてしまうのだが・・・。
12.19 コンサドーレ札幌
(準々決勝)
香川県立丸亀競技場 1-0 stadium 天皇杯は本気で勝ちに行くんじゃなかったんですか、監督さん?この期におよんで福西をトップ下に据えたり、菊地と服部をボランチコンビにおいたり・・・いつまでラボを繰り返すんだ?相変わらずどうやって点を取りたいのか、全く見えない。中盤から前が組み立てられない。やたらポジションチェンジを繰り返すようになったが、結局ただボールをキープするだけで攻められない。そして珍しく前にボールが出ても、前田はそれを下げるか横パスするだけ・・・。なぜFWとして使い続けるのか、疑問だ。中山が交代で入り、ようやく縦への動きが見られるようになったか。カワムラタカヒロも存在感なし。全然前に上がれない。行け、というところで下げる。3バックはまずまずだが、山西の対応にはいつも不安がつきまとう。そしてやっぱりゲームキャプテン。数メートルもずれるような精度の低いパス。ボランチからこんなパスやクロスしか出ないようでは、攻めに転じることなんてできるわけないよなぁ。さて、次節は本当に正念場。一体どんな試合を見せてくれるのだろう。
12.25 浦和レッドダイヤモンズ
(準決勝)
国立競技場 2-1 stadium 18きっぷを使って普通電車での遠征だったが、試合前に「勝ったらグリーン車で帰ろう」と決めていた。でも、内心それはかなり難しいのではないかと思っていた。申し訳ない、選手諸君。そして監督。決して磐田らしいサッカーができていたわけではないが、1週間、しっかり対策を練ってきたことが実を結んだように見えた。まず河村。(今日はカタカナではない)前に向かえるじゃないか!特に俊哉のゴールにつながったあの駆け上がりとクロス、素晴らしいガッツだった。それから菊地。安定感出てきたじゃないか。あのガツガツ来る永井によく対した。確かに失点につながるクロスは上げさせてしまったが、あとはよかったんじゃないか?そして俊哉。今日は途中投入だったがよく動き、あそこに詰めていた。最後に隊長!本当におめでとうございます。待ってました。しびれました。まわりがしんとする中、立ち上がって拍手できるのが快感になりました。監督の浦和対策、そして選手交代の的確さも光った。
もちろん、運に支えられた点も大きく、修正すべき点は多々ある。元日に国立に立てるよろこびと誇りをかみしめつつ、アジアへの扉を開いてほしい。
2005
01.01
東京ヴェルディ1969
(決勝)
国立競技場 1-2 stadium 監督さん曰く、「ほんのちょっとの差」とのことだが、どうしてどうして、私にはチーム力で確実に向こうが上手のように見えた。速く正確なパスで前線に素早く展開する東京Vに対してこちらは相変わらず後ろの方でゆっくりとした横パスを繰り返し、たまに前線に出すかと思えば精度が低く、簡単にはじかれる始末。そしてシュートで終わろうという意識の高い東京Vに対し、こちらは相変わらずゴール前で「ゆずりあい」!(怒)前田!ええかげんにせい!!また、決定的チャンスをことごとく外すのはもういい加減見飽きたという感じ。そしてついには集中を欠き、失点するというパターン。特に2点目は・・・。私は23番の彼がなぜ日本代表にいるのか、このごろわからなくなってきた。指揮官にも「?」をつけたい。ハーフタイム明けの後半開始後のまったりした動きは全く理解できない。とにかく1点取らなければそのまま終わってしまうのに、45分あれば1点は取れるだろう、とでも思っていたのか、まるでリードしているかのようなまったりとした動き。それを修正する雰囲気もなかった。そうこうしているうちにあの23番の大チョンボが起こるわけで・・・ああなる前に流れを変えるべきではなかったか?また俊哉の使い方についても納得できないものがある。
まぁ、来季はここ数年見られなかったような補強の動きがあるが、あんなゲームをした後で指揮官は「来期に繋がっていく内容だったんで」なんて言っているのを聞くと、本当にチームとして機能させられるのか、不安になってくる。とにかく「無冠」で終わった、何も獲れなかったシーズンなのだ、ということを忘れてはならない。