試合日 |
対戦相手 |
会場 |
結果 |
観戦方法 |
一 言 |
08.14 |
大分トリニータ |
大分スポーツ公園
総合競技場(ビッグアイ)
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1-1 |
stadium!! |
3年ぶりの九州上陸。しかし・・・。この試合を表現する言葉を探すのなら、いろいろな言葉が考えられる。「失望」「閉塞」「停滞」「没落」・・・。(ひどい?いや、実際にそう感じたから。)
前期から補強もなく、また若手の登用もカレン以外なく、ジーコ日本以上の変わりばえのないスタメン。そしてこれまたジーコ日本以上に動くべき時に動かない指揮官。選手もあいも変わらず走らず、当然ながらパスの出しどころもなく、安易な横パス、バックパスを繰り返すばかり。たまに攻めに入っても、だれもスペースへ走らず、足下へのパスだけ。クロスを上げればはじき返され、ドリブルで入れば簡単に突っかけられ。得点のにおいがせず。失点した時はこの1点は取り返せない、と早々に思ってしまった。幸いいい形から1点取り返したが、あれだけ。攻めの形が全く作れない。ま、1節だけ観て判断というのは暴挙といえば暴挙だが、後期はかなり覚悟を決めて臨んだ方がよさそうだ。そして・・・まさか・・・。 |
08.21 |
名古屋グランパスエイト |
ヤマハスタジアム(磐田) |
1-2 |
TV
stadium |
今週も重ねて言う。この試合を表現する言葉を探すのなら、「失望」「閉塞」「停滞」「没落」・・・そして一つ追加するなら今週は「自滅」。
動き自体はビッグアイで見たときよりもよくなっていた。瞬間的な反応も、そしてボール運びも。しかし、名古屋は立ち上がり、それを上回る動きのよさでうちを自由にさせなかった。ぴったりと寄り、足を(手も?)出し、ボールを奪う、早い読みでうちのボールの出所を消す、などなど。だったらうちもそれ以上に動き、ボールを受けに走ればいいのだが、それがない。前半の前半は相手ゴール前に到達することすらできなかった。その後、少し相手の動きがゆるんだところからチャンスをつくり出すが、今度はシュートがゴールに飛ばない。もしくは飛んでもしょぼいシュートで楢崎の守りを崩せない。結局今節も膠着状態。その膠着状態を一気に解き放ったのは「あの人」の信じられないミスからの2失点だった・・・。今の磐田はそうなったら1点を取り返すのがやっと、だ。
観ていて頭に来たこと、いろいろ。相手に自由にさせてもらえなかったらそれをどう打開するか先週から何も改善が見られないこと。腕章を巻いている人が自分の不用意な行動でチームを自滅に導いたこと。ゴールを決めてもまだリードしていないのであれば、次にやることは何かをわかってないFWがいたこと・・・その他。 |
08.29 |
浦和レッドダイヤモンズ |
埼玉スタジアム2002 |
2-3 |
stadium |
今週も。「失望」「閉塞」「停滞」「没落」。そして今週は「崩壊」かなぁ・・・。五輪の陰であまり陽があたらなかったこの間に磐田の「崩壊」はどんどん進行しているような。キャプテンマークを巻く背番号6が今週もスタメンとしてアップを始めたときには目を疑った。あれだけのことをやった人をおとがめなしでそのまま使い続けるってことは、よっぽど状態がよく今週はイケてるのかな・・・と思いきや・・・変わってない。今節も90分の3分の2以上をボランチから後ろの人たちだけがやっていたという感じで、前線は何もできない。攻めの形が全く作れない。そして後ろだけが守備に追われまくっている、という感じ。一体今日、名波は何をしていたの?グラウは何をしていたの?藤田は?先週はちょっと改善された「無意味な横パス」が今週は復活。かっさらわれることがあまりなかったからよかったものの狙われていたらもっと早く決着がついていただろう。1失点目はそれまでも何度も突破されていた左サイドを完全にやられたという感じ。何も対応をしなかったのだろうか?2点目はみんなの集中力散漫さがついに洋平にも伝染したかという感じ。ただ、彼はその後2点以上防いでいたので、帳消しとは言わないが、許してもいいかなと思う。
でも、どうしてもっと前へ前へと勝負しないのだろう・・・。 |
09.11
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横浜F・マリノス |
国立競技場 |
0-3 |
stadium |
ミスチルにホームスタジアムを追い出された代償はチャーのミニライブですか・・・。でも、メインスタンドに向けてやるのでなく、ゴール裏に向けてやるってところがいいねぇ、って敵さんをほめてる場合じゃないですか・・・。今週も一言、「完敗」。完全に力負け。若手起用といってもケガと出場停止で空いたところに菊地とカレンをはめただけ。菊地はともかく、カレンは機能したとは言い難い。攻撃的な選手ということなら、西や信男、サイドは逆になるがシドニー五輪時代の本山のような動きを期待したいところだが、それは見られず。中心となるべき名波も目立たず、服部も同様。ただ、「目立たない」ということは今までのような失点に直結するミスがなかった、というだけなんだけれど・・・( ̄□ ̄;)こんなんじゃFWだって点の取りようがなし。いつぞや、中山がゴールを量産した頃は中盤からこれでもかっていうぐらいのパスが出てたものね・・・。なお、中山以外の選手交代はどういう意図があったのかも不明。 |
09.18 |
鹿島アントラーズ |
静岡スタジアムエコパ |
4-4 |
stadium |
わかってるさ、監督の首を取っ替えたって劇的にチームが変わるわけないってことぐらい。「エコパのスター・上川徹」だけを責めても仕方ないってこともわかってる。こっちもフェルナンドのハンドでPKをもらえたわけだし。でも隊長の久しぶりのゴールを勝利で飾ってほしかった。確かに最後の15分は最悪だった。しかしそれ以外にも悪い時間帯はあった。例えば、前半30分過ぎ。ゴールもあったが、決していい内容ではなかった。お得意の遅れがちのプレッシャーなどで結構自由にやられていた印象がある。やはりどこかでフッと「抜けてしまう」ところがあるのだろうか。ただ、流れは変わっているのは感じる。福西や中山のゴール、そして前田がPKをもらった攻めは「サイドから崩して飛び出した中央へ」という昨日の練習が生きているように感じたし、久しぶりに「守備をする名波」を見たような気もした。「変わりつつある」と信じたい。 |
09.23 |
柏レイソル |
ヤマハスタジアム(磐田) |
1-1 |
stadium |
愕然。元に戻ってる・・・。逃げとしか思えない横パス、バックパス「復活祭」って感じ?服部、相変わらずやってくれるし、名波も守備をしなくなってる。河村、西野・・・全然機能してない。特に河村。サイドを駆け上がるのが君の仕事なのに、足下でパスを受けてばかりいたり、本来もっと高い位置にいなければいけないときにボランチみたいな場所にいてどうすんの?西野・・・消えてる時間、多すぎ。相手が柏だから同点で終わったというところか。 |
09.26 |
ヴィッセル神戸 |
神戸ウィングスタジアム |
2-1 |
TV
stadium |
まずはトンネルから「1回出た」。これからも光の当たるところにいられるかどうかはわからないが・・・。確かに俊哉が飛び出してきてのゴールはすごかった。昔はあんなプレー、よくあったなぁ、と思ったものだ。しかし・・・それ以外は結構押し込まれている時間が多かったような。前半はやたら目の前で平瀬と秀人の対決ばかり見せられていたような気がするし、後半はずっと「向こう」でやっていたような気がする。ポストを叩いた神戸のシュートが入っていたら果たして勝てていたか・・・。守備については3バックがどうとか言われるが、それよりも時々中盤にぽっかりとプレスがかかっていないゾーンがあるのが気になった。そこを起点に速く展開されることが多かったと思う。きちんと抑えておきたいものである。ただ・・・安易な横パス・バックパスが減ったこと、カワムラタカヒロが前向きだったこと、「いつものゲームキャプテン」なしでも神戸ぐらいが相手なら菊地が何とかしてくれること、そして最後の「磐田3羽ガラス」大井健太郎がまずまずの(っていうか、その前にそのポジションをやっていたやつがひどすぎ)デビューをしてくれたことは評価したい。 |
10.02 |
清水エスパルス |
静岡スタジアムエコパ |
1-2 |
TV
stadium |
あ〜ぁ、負けちゃいけない相手に負けちゃったよ・・・。一緒に観戦したエスパファンの後輩曰く、「怖さを感じない」とのこと。そうだよなぁ、あんな縦に勝負しないようなサッカーなんか,怖くないよなぁ。今どき、縦に速いスピードで勝負しないサッカーじゃ、勝てないと思うし浦和の快進撃はそれをうまくついていると思う。磐田の売りは「華麗なパス回し」っていうけれど、今日見ている分には出しどころがなくて横や後ろにもどしてるだけで、選手もベンチもそれを「華麗なパス回し」だと思いこんでいるのではないか。(これは既に2年ぐらい前から感じていた。)とにかく縦に切り裂かなきゃダメだ。前節はそうやって点を取ったんだろうが。今節は相変わらず服部・山西がブレーキ。そして「攻めない・守れない」のカワムラタカヒロが復活。左右の両サイドを自由にやられていた。「決められない」前田も復活。ポッカリと空いたプレスがかからないゾーンも健在。そこをうまく使われて、ピンチにつながるパスをどんどん供給された。カワムラ君、あなた、西のように攻めないんなら、きっちりと守りなさい。3バックも集中を欠く場面が多すぎ。これじゃ、勝てない。
早く新体制へ移行し、1からチームを作り直すこと、シーズン途中でも必要な補強をすることを臨む。 |
10.17 |
FC東京 |
国立競技場 |
0-0 |
stadium |
よく引き分けで終わった。よく0点に抑えた・・・。攻めについては全然ダメ。オフィシャルHPでは結構満足しているようなことを「暫定指揮官」は言っているようだが、私には見ていて点が入る気がしなかった。ガツガツ来る厳しいマークに前線でボールをキープできない、パスの精度が悪く、すぐ奪われる、相手ゴール前の高さで勝てない、そして何より縦への飛び出しが少ない、もしくはあっても遅い・・・ということで攻撃はいいところなしだった。ただ一点、カワムラタカヒロが再び前向きになった、ということは収穫か。では守りは、ということだが、カウンターを抑えられない、というまずい点もあったが、高い集中で何とか0点に。外しまくってくれたルーカスのおかげ、ということもあるが、ルーカスはじめ東京勢が枠をとらえられなかったのはDF陣、特に菊地が、肝心なところはきちんと抑えていたからではないかと思う。スコアレスドローという結果なのに試合終了後のゴール裏が拍手で選手たちを迎えたのは、菊地のこれでもか、というぐらいのファイトあふれるプレーに、ゴール裏が「未来への希望」を感じたからだと思う。岩丸もよくやった。彼に必要なのは経験だと思う。 |
10.24 |
アルビレックス新潟 |
ヤマハスタジアム(磐田) |
3-1 |
stadium |
新潟県中越地震の翌日という中でゲーム前にはエールの交換と被害者への黙祷が行われるという状況でのゲームとなった。しかし勝負は勝負。ホームでの初勝利を目指してケガによりベストメンバーが組めない中、太田を初先発、ボランチにはカワムラタカヒロ、そしてGKに前節大活躍の岩丸と、今節も若手登用からチームの未来をうかがうという布陣になった。その太田は最初こそチームの動きに合わず、俊哉に強い口調で支持されていたが、やがて果敢にサイドから仕掛けチャンスをつくり出すように。挙げ句の果てにはペナルティエリア外でボールを持ったかと思えば思い切り足を振り抜くミドルシュート、そしてそれが決まってしまう!!まだチームとの連携、そして「キレ」という面で見れば西の方がはるかに上だが今後順調に育っていけばなかなかいいのではないかと思った。また、今日はカワムラタカヒロも「!」を連発。相変わらずの弱気なバックパスを見せたかと思えば、どうしちゃったの?ってなぐらい敵のマークを何人も振り払って、最後はGKのまたぬきゴールなんてのも決めちゃったりして・・・これも「太田効果」だろうか。その他ベテランの動きも活性化。しっかりねばったグラウの折り返しに俊哉が飛び込みゴールを決めるし、服部は夏の時期の不調と怠慢プレーを今更詫びるかのようなキレのある動き。少しずつチームは変わり始めているようだ。ただ・・・成岡翔クンだけはそのままだったが・・・。
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10.30 |
東京ヴェルディ1969 |
味の素スタジアム |
2-1 |
TV |
勝ててよかった?否。何だよあの最後は。守りきるならきちんと守りきらなければ。しかも森本なんぞに決められて。試合自体もキックオフから押し込まれる展開。急造3バックも少々不安定。ただ、この時間を守りきったのが結果につながったとも言えるが。前半の終盤、かみ合ってきた中盤がうまくつながる。何と言っても右サイド太田。素晴らしいボールを前田、そして西野に送った。ピンポイントでのクロス・ラストパスという、今までの磐田が課題としてきたことがもしかしたらこれから先、彼によって解決されるかも、という未来が感じられた。後半はきっちり守って3点目という方針がわかる動きだったが最後が・・・。あと30秒、集中してほしかった。
個人的には、仕事上の都合で2nd皆勤賞はここで消滅。でも、「何が何でも行かなくちゃ」という気持ちから解放され、ちょっと気持ちが楽になりました・・・(^^;)。 |
11.07 |
セレッソ大阪 |
ヤマハスタジアム(磐田) |
2-2 |
TV
stadium |
鈴木政一「暫定」監督の最後の試合を勝利で飾ることはできず。負けに等しい引き分けだった。試合への入り方を「受け身」的な姿勢で入ってしまい、「攻め込まれる」→「はじき返す」→「それを前線で展開できず奪われる」→「攻め込まれる」→「はじき返す」→「それを・・・」(以下略)の繰り返しパターンになってしまっていた。結局2点取ってその都度追いついたものの、いずれもセットプレーからの得点で流れの中で点を取ることができない。というか、攻めの形すら作ることができない。こうして崩していこう、というものが全く見えなかった。3バックの左orボランチは最初から菊地でよかったのではないか&成岡はやっぱりサイドでは・・・、と見ていて感じた。それと、サイドをえぐるような攻めをもっとやってもいいんじゃないかなぁ、特に左サイド・・・。最後に前田。やっぱりストライカーじゃない。ストライカーがほしい。
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11.20 |
サンフレッチェ広島 |
広島ビッグアーチ |
2-3 |
TV |
最悪。前節も書いたが磐田にはストライカーがいない、ということがはっきりとした試合だった。前田、グラウ、何やってんだ?何もできなかったじゃないか。その他についても真ん中から前、何もできやしない。前線でボールをキープできないは、パスの精度は悪いはで、ちぐはぐな攻めを60分近くやってしまった。その間2失点。大井君、ちょっと・・・。マーク。緩すぎ。秀人不在は痛すぎる。その後、何がどうして奮起したのか動きは活性化し、福西の見事なボレー、そして太田からの精度の高いクロスに成岡と、もしや、と思わせてくれたが、結局スキをつかれて勝ち点1すら取れなかった。2点追い上げたとはいえ、最初の60分「何もできないまま2点失った」ことをどうとらえるか。それともこれは天皇杯に向けた「調整」ということなのか?
PS. 今日のキャプテンはあわやヘッドでオウンゴール、になるところでした。
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11.23 |
ガンバ大阪 |
ヤマハスタジアム(磐田) |
1-2 |
stadium |
光は見えた。つい3か月前までは横と後ろにしかパスを出せなかったチームが両サイドを機軸に縦に縦に勝負するようになった。「N−BOX」をある意味解体し、名波のボランチ、俊哉をトップ下、両サイドに太田と復活した西。この新たな布陣が縦へ勝負するきっかけとなったか。わくわくする展開が続いた。しかし・・・点が入らない。決められない。いいところまで行くのだが、シュートをDFに阻まれたり、みんなが前につめすぎて、その後ろにボールがこぼれたり・・・。グラウの角度のないところからのシュートが決まって何とか1点は返したが、それだけだった。せめて前半で1点取れていればちがう展開になっていたかもしれないのに。「決めきれるFWの登場」が待たれる。しかし両サイドの攻めが活性化した反面、真ん中に位置取った俊哉の存在感が薄かった。効果的につないだり、2列目からシュートしたり、ということがほとんど見られなかった。そして・・・何より4試合連続2失点(以上)。2nd以降完封できたのに至っては1試合のみ。この対策も急ぐことが必要だろう。 |
11.28 |
JEFユナイテッド市原 |
市原臨海競技場 |
1-2 |
TV |
天皇杯に向けての「ラボ」ということで、藤田俊哉を外し、右に太田、左に西という両サイド、山西の戦列復帰、そしてGKに「マツケン」の起用と、思い切ったことをやってきた。見たところ、「マツケン」はもちろんのところ、山西、太田、前田、そしてグラウについては私は「試されていた」と見たが、どうだろうか。これだけ失点の多い試合をしていると確かにGKだけの責任ではないとはいえ、交代はやむを得ないかもしれないが、2度の決定的ピンチへの対応を見ていると連携、読み共に全然・・・。前の選手たちは無理していいとこ探しをするのなら、ボールを受けて前を向く、というのが速くなってきたし、前節と同じく縦へ縦への意識が強くなっているのはいいのだが、いかんせんパスの精度と決定力が・・・。っていうか、ちぐはぐすぎ。相変わらず前田は・・・だし、グラウもPKからの1点はあったとはいえ、それだけ。やはりFWの補強は早急的な課題だ。名波の方は前節の俊哉ほど消えてはいないが、決定機の起点になることはほとんどできなかった。川口も今までほどではなかった。っていうか、消えてた。そして・・・リスタートから「15秒で点を取られて」てどうするんだ!?監督、おい!?確かに「ラボ」だけど、負け癖がついたらこちらには天皇杯もあるわけだし。まさか、天皇杯まで「ラボ」にするつもりではないでしょうねぇ。
PS.秀人は大丈夫なのでしょうか・・・? |