JAPAN BLUE
   このコーナーは、このコーナーは、日本代表を追いながら私が思ったあれこれをつづっていく「JAPAN BLUE」の過去ログです。2005年分の日本代表の試合を見ての記録をここに残しておきます。
日本代表(A代表)
AFC アジアカップ2007 インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナム
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
07.09 カタール代表 ベトナム・ハノイ
My Dinh National Stadium
1-1 TV 無念。勝つべき試合だった。あの時間にあそこであのようなファウルをする阿部勇樹については責めたいし、スカスカの壁を作った連中や、それを修正しきれなかった能活もどうよ、という感じだ。しかしそれ以前に前半のあのだらだらした流れは断ち切ってほしかったし、後半の流れがよくなってきたところで追加点を取って勝ちきっておけばあんな「悲劇」にはならなかったはずである。そもそも高原の1トップは本当に機能したのだろうか?遠藤は、山岸は、羽生は、1.5列めの役割を果たし切れていたのか、中村俊輔、憲剛は持てる力を発揮できていたのか?ゴールシーン以外でサイド攻撃がどれだけ機能したのか?残念だ。
07.13 アラブ首長国連邦代表 ベトナム・ハノイ
My Dinh National Stadium
3-1 TV 前半は「UAEってこんなに歯ごたえのないチームだったか?」というぐらいに次々と得点を重ねられたが、後半、鈴木啓太への激しいタックルで相手が一人退場してからは、すっかり動きが甘くなってしまった。中盤であっさりボールを失い、そこから一気にゴール前へ運ばれ、能活のセーブで救われるシーンが何度か見られたが、結局そのような形から失点・・・よくもまぁ、あんなにあっさりとセンターサークル付近からシュートまで持って行かれるのを許すものだ。これでは勝ちはしても、見ている方としてはすっかり幻滅。あと・・・不必要なカードをもらうのはやめていただきたい。
07.16 ベトナム代表 ベトナム・ハノイ
My Dinh National Stadium
4-1 TV 最初のオウンゴールからの失点にはどうなるものかと思ったが、その後も特に浮き足立つことなく落ち着いてプレーし、中村→巻で取り返し、試合を振り出しに戻してまずは一安心。テレビでは伝わってこない酷暑の中、「人もボールも動く」わけにはいかなかっただろうが、その後は省エネ型で抑えながらベトナムが攻めに出てきた時間をしのぎ、機会をうかがいつつ相手ゴール前で勝負すべき時に勝負した、という感じだろうか。遠藤のFK、引いたゴール前を崩してこじ開けた中村の右足、そして巻のつぶれながらの泥臭いヘッドと、得点の形はいずれも評価できる。しかし、あれだけ攻めに慎重なベトナムなのに、攻めにかかられるとズルリズルリ、あっという間にこちらのゴール前。中盤のプレスの緩さは相変わらず。今日はベトナム相手だから通用したものの、次戦はあのオーストラリア相手・・・一体・・・。不安はぬぐいきれなかったように思う。
07.21 オーストラリア代表
(準々決勝)
ベトナム・ハノイ
My Dinh National Stadium
1-1
PK
4-3
TV 1年前の悪夢からの呪縛を取り払えるかをかけた重要な一戦だったが、何とか結果を残した。CKで高さを警戒した裏をかかれたのか、足下ねらいで放り込まれたのを押し込まれ先制されてしまったが、そのすぐ後に高さに負けなかった巻の折り返しを高原が素早く体を反転させて蹴り込み、すぐに同点に。一瞬、これで終わりかと思った自分を恥じた。ハノイの蒸し暑さを十分に理解している日本は中澤を中心に守るべき時にはしっかり守り、攻めは抑えぎみの省エネ戦術。対する豪州は特段飛ばしているようには見えなかったが、気候の変化のダメージが大きかったのかあっという間に消耗。ついに高原へのラフプレーで一人退場となった。しかし、これでいけるかと思えたところが、豪州は見苦しいぐらいの延長PK戦ねらいの退いて固める戦術に出て、結局それを崩すことはできずに120分が終了してしまった。PK戦は川口の神懸かりな2連続セーブのおかげで精神的に優位に立てた。彼ならやるかもと思っていたが、本当にすごい。やはり川口だ。
試合内容は確実に日本が上回っていたが、前回見られた「勝負に行く時は行く」という姿勢が今回は少なく、「決めるべき時に決められなかった」のは残念だった。ただ、この激戦を勝ち抜いた自信でノッていってほしいと思う。
07.25 サウジアラビア代表
(準決勝)
ベトナム・ハノイ
My Dinh National Stadium
2-3 TV 準決勝敗退。悔やまれるのは最後の15分の集中力が、なぜ後半開始後の時間帯の攻守において持てなかったかである。残念だ。
圧倒的にボールを支配した序盤であったが、25分ぐらいのつまらないミス以降、攻め込まれるように。その後は「点の取り合い」になってしまった。不用意なファールからのFKで失点したかと思えば、その1分後にはCKから中澤の豪快ヘッドにより同点。後半開始直後には右サイドを崩される中でゴール前にいいクロスを放り込まれ、再び追う展開になったかと思えばCK崩れを阿部勇樹がゴール前でオーバーヘッドで押し込み、追いつく。しかしその後、左サイドを切り裂かれてまた被弾・・・さすがに3失点しては勝つことはできなかった・・・。
3失点の中には防ぐことができたものもあったし、攻めにおいても「行くべきところで行っていなかった」と思う。特に後半開始直後は攻めにおいても守りにおいても「思慮深さ」とそれに基づいた動きが見られず、それを支える気持ちも感じられなかった。この試合から見れば、ベスト4というのは妥当な結果だろうし、日本はFinalistとしてふさわしくなかった、ということだろう。
07.28 韓国代表
(3位決定戦)
インドネシア・パレンバン
Jaka Baring Stadium
0-0
PK
5-6
TV 連敗。勝って大会を締めくくることはできなかった。日本は体力を温存しながら慎重に試合を進めていく一方で、韓国は飛ばし気味で試合を進め、優位に立っているかのように見えながら消耗を続け、ラフプレーでカードを重ねていく。相手が一人退場になる中でヘロヘロになっていき、これなら時間の問題かと思われたのだが・・・。前に向かう姿勢が見られない。がっちり固められたゴール前でパスだけは回るのだが、全然シュートに結びつけられず。もっとシュートの意識を持ってほしかった。また、クロスの精度、特に左からの駒野のクロスが全然合わない。これはこの先のW杯予選を考えても問題だ。彼に代わるサイドプレーヤーを何としてもピックアップしていく必要がある。数的優位に立つ時間が60分近く与えられながら決めきれないチームに、勝利の女神は振り向いてくれなかった。無念のPK負けで第4位。次回大会のシード権も手に入れられず。1年前に失った誇りを取り戻す大会にならなかった。
国際親善試合
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
03.24 ペルー代表 横浜国際総合競技場
(日産スタジアム)
2-0 stadium まずは2人とはいえ初めて海外組が加わった「本来の代表」に近い形の中で勝利できたことは素直に喜びたい。局面を大きく変えることができる俊輔のパスや混戦の中からきっちりと決めた高原のゴールは素晴らしかった。巻も決めるべきところで決め、結果を出すことができて何よりだった。代表復帰した中澤もまずまずフィットし、一対一の強さを見せた。ただ・・・ぼくたちの代表はこんなものではない、と思いたい。俊輔もセルティックでのプレーの7割ぐらいの出来のように見えたし、阿部、啓太、遠藤の3人は流れを断ち切るようなミスと連携の悪さばかり。(遠藤は後半になって持ち直したが。)「考えながら走る」が売りのオシムサッカーにしては止まって考え、パスを出し、止まって受け、という感じに見え、もっともっとスピーディーなプレーが見たかった。ぜひキリンカップも海外組を入れて連携を高め、オシムらしいチームに化けさせてほしい。
06.01 モンテネグロ代表
(キリンカップサッカー)
エコパスタジアム 2-0 stadium まずは2ゴールでの勝利、それもタカハラの静岡県凱旋ゴールを心から喜びたい。先制点の中澤のヘッド、そして両ゴールに至るまでのクロスのドンピシャリさも素晴らしかった。つくづく「きちんと点が取れるFWがいる」ことと、そこにしっかりとしたクロスが出せることの素晴らしさを感じた。(どうしてこれが日常で見られないのだろう。)ただ・・・マスコミが絶賛するほどよいゲームだったかどうか? 互いに「手探り」という印象は否めなかった。パスミスというのは磐田でも見慣れているが、代表チームでもあそこまで相手にあっさりと渡す様子を見せられるとどうよ、と思うし、連携はまだまだ。もっとも、アジアカップ前にJを1週やめてまでこれだけ時間をじっくり取って合宿と実戦ができる、という意味ではこのキリンカップを行った意味があるかもしれない。
06.06 コロンビア代表
(キリンカップサッカー)
埼玉スタジアム2002 0-0 TV 確かにゴールシーンもなかったし、あわやというシーンもあった。海外組が全員先発し、「出る出る詐欺・被害者」の「静岡組」的には複雑でもあった。しかしそれよりも南米選手権前のコロンビアと結構ガチでやれたことに意味があったように思う。それにしても改めて高原の凄さに恐れ入った。また、ここぞという時のサイドチェンジによる局面の変化をつけた攻めなど、ガチのコロンビア相手にできたことがよかったと思う。ただ・・・結局点が取れなかったこと、高原以外の海外組が今ひとつ目立たなかったこと・・・などなど、アジアカップに向けて不安材料も残ったのが気がかりである。(もっとも、海外組はアジアカップに出ないのか?)
08.23 カメルーン代表 九州石油ドーム 2-0 TV まずはアジアカップベスト4敗退の嫌な空気を断ち切れてよかった。そして前田を含む新規招集組の3トップがいい内容で攻められたことは評価。田中のスピード、大久保の思いきった動き、そして前田の周りを生かす動きなどなど、急造なのによく連携を取って動けていた。従来組の中では、加地は評価できたのではないだろうか。コンディションがよければサイドであれだけキレのある動きができるということだろう。ただ・・・闘莉王については得点こそ取ったがやはり評価できない。肝心の所で相手に詰めない、戻らない・・・それってDFとしてどうだろう。そして後半、選手交代がなされた後のあの攻めてのなさ・・・苦しさを感じた。山瀬が突き放したからよかったものの、すっきりしない後半だった。
09.08
(現地
09.07)
オーストリア代表
(三大陸トーナメント)
オーストリア
クラーゲンフルト
Wothersee Stadion
0-0 TV 欧州組を招集してのアウェー戦となった。前線にもよくボールが入ったが、連携が悪いのか精度が悪いのか、中々いい形を生み出すに至らなかった。キーパーに阻まれた遠藤のFK、そのこぼれ球からポストに阻まれた田中達也の惜しいシュート、相手のファインセーブに阻まれた中村俊輔や憲剛のミドルなど、あわよくばというシーンはあったが、崩しきってという形ではなく、中々いい形を作らせてはもらえなかった。初招集された稲本は時々前線に上がる中でいい形も作ったがミスからボールを奪われピンチも招くシーンもあり、まだまだ。期待の松井も途中投入で流れを変えられたわけでもなく、ドリブル突破などでキラリと光るシーンが目立ったわけでもなくこちらもこれからの「融合」を待たなければならないかと。結局90分間で決められずPK戦に入るも、今野が何であんなところに蹴るかな、という平凡なコースに蹴ってセーブされ、その後せっかく相手もおつきあいして外してくれたのに中澤もポスト・・・何なんだか。スイス戦でどれだけのものを見せてもらえるか、だろう。
09.12
(現地
09.11)
スイス代表
(三大陸トーナメント)
オーストリア
クラーゲンフルト
Wothersee Stadion
4-3 TV こんなこともあるものである。立ち上がりから立て続けにFK、PKと、あっさりと2失点し、意気消沈。その後もサイドは完全に封じられ、加地や駒野、そして中央の俊輔も機能しない状態に。松井や遠藤がドリブルで仕掛けるがはじき返される、の繰り返しで前半は本当に見ていてワクワクしないゲームだった。しかし後半、全く情勢は一変する。松井が左から積極的に仕掛けられるようになり、闘莉王や稲本も次々と攻撃参加するように。すると左を突破した松井がペナルティエリア内でDFに引っかけられPKに。これを俊輔が決め、勝負運が日本への傾きを増していくことに。やがて巻がセットプレーから同点弾!!相手のマークに引っ張られながらそれに負けないヘッドは素晴らしかった。そして後半33分には巻がペナルティエリア内で引っ張られて再びPK、これが決まってついには逆転。その後途中交代で入った矢野がセットプレーでマークを捕まえきれず失点するが、ロスタイムにその矢野がキーパーの弾いたボールを押し込み、自らのミスを取り返す決勝点!!欧州組との融合が進み、Jの選手たちにもよい効果がもたらされたという感じだろうか。
10.17 エジプト代表
(AFCアジア/アフリカ
チャレンジカップ2007)
長居スタジアム 4-1 TV まずまず今の時点での日本のよさが出た試合だったと思う。中盤から前線は確かにミスも見られたが、全体として「人もボールも動く状態」が多く見られ、連動した動きが見られた。前田の初ゴールや大久保の4点めもその中から生まれたものだと言えるだろう。ただし課題も見られた。失点した後、まだ2点差があったにもかかわらず、明らかに浮き足立ち、自分たちでゲームをコントロールできない状態になった。これまでにも何度か見てきた光景であり、こういう悪癖を絶ち切れなければ来年からのW杯予選に不安を残すことになるだろう。
最後に・・・。前田、よかった。そして大久保、よかった。特に大久保については「一皮むけた」印象を受けた。
U-22日本代表
北京オリンピック2008 アジア地区二次予選
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
02.28 U-22香港代表 国立競技場 3-0 TV 一週間前と同じ状態だったらどうなるものかとも思っていたが、改善が見られたのはよかった。攻めについても徐々に組み立てられるようになってきた。ただ、それが機能し始めたのがスタメンだった李とカレンが下がり、家長と鹿島の増田が投入されてからというのは・・・?守備については相手のレベルが?なだけにどれだけ改善されたかは怪しいところ。またGKの謙弥君については今日も危うい場面が。これは能活を欠く中でシーズンに入る磐田としても不安要素だ。それにしても、もっと大量点で快勝しなければいけない相手だったんじゃないのかな?
03.14 U-22マレーシア代表 マレーシア
ペタリンジャヤ
(クアラルンプール郊外)
Stadium Majilis Bandaran Petaling Jaya
2-1 TV 雨という天候、水しぶきが上がり、こけると泥まみれになるピッチ、右サイドをメインとするマレーシアのスピーディーな攻め、それに対してあまりにも甘すぎるディフェンス・・・そんな立ち上がりの厳しい状況を打破したのはグラウンダーのコーナーキック(ミスキック?)を上手くボールの向きを変え、ゴールに押し込んだ平山のゴールだった。しかし・・・その後は相変わらず攻められない。攻めても前線に平山が一人だけでサポートがなく、前線に全く連動性がなかったり、何なんだそれはというへなちょこパスでボールを奪われたり。後半も敵の猛攻で始まる。パスコースを狙われボールを奪われることが多く、危険なシーンも増えてくる。動きの落ちた平山に変えて李を投入したところ、これが大当たり。サイドを駆け上がった家長の折り返しを見事につめて押し込んだ。しかし・・・やはり流れは変わらなかった。その後も相変わらず走り負け。ついには1点返されてしまう。その後も同じ流れのまま、タイムアップ。「辛勝」だ。
03.28 U-22シリア代表 国立競技場 3-0 TV よかったねぇ、前半は。(もっとも、開始直後の「ファールで救われた相手ゴール」が認められてたら、流れは変わったと思うけれど。)家長をはじめとした左サイドからの攻めがよく効いていた。日本の勢いにシリアが戸惑っているように見える一方で、日本の選手たちは各自が何をすればいいかよくわかっていて、連携ができるようになっていたと思う。何より、最近のどこかのJチームと異なり、サイドから、中央から、とにかく縦に切り裂こうというプレーが見えたのがよかった。確実に1ヶ月前のアメリカ戦の時からは一皮むけた、と思われる。ところで・・・今まで電柱だと思っていた9番が今日は気を吐く一方で、イマイチな11番・・・、下がり目のアシストもいいが、もっと前で勝負してほしい。
04.18 U-22シリア代表 シリア・ダマスカス
Al Abbassyeen Stadium
2-0 TV 何だかなぁ、あのだらしのなさは。前半こそペースを握れて先取点、そして終了間際に追加点と取れたものの、後半はガツガツ来るホーム・シリアの前にたじたじになるばかり。何が気に食わないって、消極性が裏目に出てボールを奪われたり、ミスをしたりするところ。普段の磐田以上に前に向かうことをせず、後ろに下げたり考えたり。自陣ゴール前でも単純なプレーから信じられないようなミスになり、大ピンチ、ということがしばしば。ロスタイムにもゴールまん前に危険なクロスを放り込まれ、シュートまで打たれたが無失点に抑えられ、何はともあれほっと一息。
05.16 U-22香港代表 香港
Hong Kong Stadium
4-0 - 見ていないので何とも言えないが、まずは祝・首位通過確定。
06.06 U-22マレーシア代表 国立競技場 3-1 TV 技能的な差は大きいものの、今までチャンスを与えられなかった者たちを中心とする急造チームということでパスミス、連携ミスなどが多く、内容的にとても満足できるものではなかった。また、ラストパスの精度の悪さと決定的な場面を決めきれないシーンが何度も見られ、「勝負弱さ」も感じた。それにしても本当にセットプレーに弱い。完封したいところをあんな無様な失点の仕方をするとは・・・。それから感じたのは、上田康太って、「このレベルの中では」中々光ってたかな、というのと、長友佑都って明大生、これから注目しようかな、というところか。
北京オリンピック2008 アジア地区最終予選
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
08.22 U-22ベトナム代表 国立競技場 1-0 TV これから長く続く最終予選を悲観せざるを得ないゲームだった。決めるべきところで決められないのはもちろんのことだが、消極的な左サイドと機能しない中盤には失望した。後半開始から30分ぐらいまではあまりの見所のなさに危うく眠りそうになってしまった。もっとも、終盤にはあわやというカウンターを何度か食らって、FKを山本がはじき出して、目を覚まさせていただいたが・・・。戦術以上に選手の覇気が気になる初戦だった。
09.09
(現地09.08)
U-22
サウジアラビア代表
サウジアラビア
ダンマン
Prince Mohammad bin
Fahad Stadium
0-0 TV まずはアウェーでの勝ち点1を素直に称えたい。そりゃ、ここでサウジに勝ち点3を与えてしまえば、大混戦になってしまい、前節ホームとはいえ勝ち点3を確実に稼いだ努力が薄まってしまう。そういう意味では、ここでサウジを突き放すことはできなかったが、首位争いに近づけなかったことはいいだろう。高温多湿の中でよく守った。ただ、欲を言えばボランチレベルでかなりスカスカで、相手にぶっちぎられてあわやというシーンが何度かあった。中盤からの確実なチェックが相手の攻めのスピードを鈍らせ、守りを整える時間を稼ぐだけに、あそこをもう少しきちんとやって欲しい。攻めについても相手が10人になってからチャンスはあったのだが。家長、森島には決定的ともいえる場面もあっただけに、悔いが残る。次は間を置かずに時差のある日本へ戻らねばならない。そして首位カタール戦、絶対に負けられない戦いとなった。
09.12 U-22カタール代表 国立競技場 1-0 TV 立ち上がり直後、水野のFKをヘッドでゴールにたたき込んだ梶山、素晴らしかった。しかしこれで試合が楽になったというよりは、長く厳しい80分が始まったという感じだった。その後、森島の熱いファイト、家長の高い技術、梶山らの連携で何度もカタールのゴール前に迫ったが、結局追加点を奪えなかった。後半に入るとじりじりとカタールが前掛かりになる中であわやというシーンを何度も作られるようになってしまった。山本海人のファインセーブなどで結局ゴールは許さなかったが、今考えてもよく勝ち切れたなというのが正直なところだ。苦しくしてしまったのには彼らの「若さ」故の経験不足や冷静さ、判断力の不足などによるところが大きいと思う。本田拓也がイエローを一枚もらっているのに不用意に反則をしてしまったのもそうだし、ほかの選手もなぜというような安易なミスや浅はかさからボールを失う姿が何度も見られた。これはまだ3試合が残っていることから考えても猛省して欲しいと思う。今日の勝利は素直に称えたいが、来月までにもう少し「大人」になってほしい。
10.18
(現地
10.19)
U-22カタール代表 カタール・ドーハ
Al Sadd Stadium
1-2 TV 1点先行の時間が長いとこういうことになる、というのは今までに幾度となく磐田のゲームで見てきたが、やはり、である。1点差で勝っているというのは、勝っているのではなく、2点取られなければ負けない、ぐらいのものなのだ。青山のゴールは見事だったが、追加点が取れないままじりじりと時間が過ぎていく。そのうちに運動量が低下。まるで数点差があるかのような余裕から「力を抜いている」かのような足の止まり方。やがて選手交代が裏目に。途中投入の森島と家長が共にイエローで次節出場停止。森島については、今回もホイッスル後のプレーで遅延行為という「不必要」なイエロー。前節も確か主審への異議による警告だったと思うし、何でこういうバカをやるのかという感じ。大久保が同日のA代表の試合で「脱・クソガキ」を果たしたのなら、次のクソガキはあんただよ、という感じか。(期待してるからこそ、こういう言い方をしているのだ。解れ。)ロスタイム、PKになってしまった伊野波のハンドといい、同点にされたCKにつながったFK前のファールといい、あの場所で避けられなかったかと思うとやりきれない。これも若さなのか?
11.17 U-22ベトナム代表 ベトナム・ハノイ
My Dinh National Stadium
4-0 TV ううむ・・・微妙だ。もちろん大勝だが、もっと点がほしかったというのが本音だ。前半はよかった。左サイドからの攻撃がよく機能した。岡崎や本田圭あたりが鋭く攻め上がり、数々のチャンスを作った。(ただし岡崎の決定力のなさについては、失望せざるを得ない。)李の流れの中からの2点めもここから生まれたもので、よかった。(対する右サイドは・・・内田、ミス多すぎ。)しかし・・・後半、ベトナムは豹変する。あれだけ前半機能していた左サイドはなりを潜め、逆に何度も敵の攻め上がりを許すように。西川のファインセーブですべてを食い止めたが、これで大量得点どころではなくなってしまった。何とか後半、1点を取ったが、PKを外したのは痛かった・・・。せめてもう1点積み上げられていれば・・・。
11.21 U-22
サウジアラビア代表
国立競技場 0-0 TV やはり予選というのは厳しいものなんだということを思い知らされたゲームだった。ホーム開催、寒い気候は有利、引き分けでもOK・・・と言いながら、点が取れないどころか押し込まれる立ち上がり。西川の手を弾いたボールを押し込まれそうになり、やられた、と思った瞬間・・・あそこで青山の体を張ったブロックがなければこのような結果になっていただろうか。何度かあったシュートチャンスも敵キーパーに阻まれ続け、勝ちきれない。しかし、アウェーカタール戦の経験は生きていた。最後はしっかり守りきり、見事に北京への出場権を手に入れた。この最終予選、特に終盤はチームの成長が見てとれた反町JAPAN、世界を知ることによってさらなる成長を期待したい。
国際親善試合
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
02.21 U-22アメリカ代表 熊本県民総合運動場公園
陸上競技場(KKWING)
0-0 TV 見どころのない試合だった。ゴールそばの危険なところで簡単にボール失うし、アメリカのマークはユルユルなのにきちんと中盤を作って崩すことができず、結局は梶山あたりからのロングボールの放り込みに頼る始末。そして決めきれない前の9番と22番の情けないこと。9番は高いジャンプからのヘッドをバーに叩きつけて少し会場のどよめきをもらったようだが、よかったのはそれぐらい。確かにブクブクだった去年よりは絞れてるみたいだけど、相変わらず動けてないし、期待が持てるほどでもなく。いよいよ来週から2次予選だが、先行き厳しいか。
U-20日本代表
FIFA U-20 WORLD CUP CANADA 2007
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
07.02
(現地
07.01)
U-20スコットランド代表 カナダ・ビクトリア
Royal Athletic Park
3-1 - うう、無念・・・。ニュース映像しか見てないのでコメントの書きようがない。フジテレビ736で何度も中継や録画放送があったにも関わらず、録画できずじまい。でも、快勝発進をしたということで何より。今後に期待したい。
07.05
(現地07.04)
U-20コスタリカ代表 カナダ・ビクトリア
Royal Athletic Park
1-0 TV 前半からコスタリカに主導権を奪われることが多く、厳しい時間帯が続く。しかし、日本も厳しくマークに行き、何とかしのいで少しずつ流れを取り戻し始める。後半もなかなかゴール前に持ち込めない厳しい戦いが続いたが、20分過ぎの左サイドを駆け上がった梅崎からの素晴らしいクロスにきちんと田中亜土夢が合わせ、先制、結果的にこれが決勝点となった。終了間際もあわや同点という場面を作られたが、何とかしのぎきったU-20代表、たくましさを感じた。素晴らしい。祝・一次リーグ突破!
07.07
(現地
07.06)
U-20ナイジェリア代表 カナダ・ビクトリア
Royal Athletic Park
0-0 TV メンバーを大幅に入れ替え、フレッシュな状態で前回準優勝のナイジェリア相手に20分ぐらいまではゲームを支配した。気持ちいいぐらいにスピーディーにボールをつなぎ、何度も敵ゴール前に迫った。しかしハーフナー・マイクなどが決定的な場面で決められないなど、チャンスを逃しているうちに少しずつ流れを取り戻されていく。20分ぐらいからは何度も危険なシーンを作られるようになり、GK武田の好セーブでしのぐ場面が増え始める。後半になっても身体能力の高いナイジェリアになかなか流れを取り戻すことはできなかったが、30分過ぎに青木と柏木を投入してから決定的なチャンスを作ることができるようになった。
07.12
(現地
07.11)
U-20チェコ代表
(決勝トーナメン1回戦)
カナダ・ビクトリア
Royal Athletic Park
2-2 TV スピーディーに「人もボールも動き」、いい形でゲームに入った。そしてCKから見事な先制。引き続き後半開始直後、ラッキーなPK。このまま行けるように見えた。しかしこの後、若い選手たちの心の中にどういう変化があったか知らないが、ペナルティエリア前で安易にFKを与えたあたりから(これ自体は決まらなかったのだが)流れは大きく変化し始める。相手の選手交代も効果的だったのだろうが、徐々にボールを持てなくなり、敵の動きについて行けずファールで止める場面が多くなる。そして・・・悪夢のPK2連発。2つめについては本当にPK? とも思えるところもあり、他のジャッジも含めてレフリーの資質を疑いたいところだが、結果こうなっては仕方がない。延長後半では怒濤の攻めを見せ、「PKじゃないか!」という相手のハンドもあったのにレフリーは不採用、結局、結果を出せずに終わった。その後のPK戦はしょうがあるまい。
勢いのある若いチームの戦いがこれが見納めというのは実に残念。だが、この悔しさはぜひ今後に行われるであろう五輪代表との融合の中で次につなげていってほしい。
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