試合日 |
対戦相手 |
会場 |
結果 |
観戦方法 |
一 言 |
02.07 |
マレーシア代表 |
カシマサッカースタジアム |
4-0 |
TV |
コンディションが整わない中ながら格下をきっちりと完封し、大量得点での勝利というのが必須条件の試合だった。ノルマは達成されたが、甘いマークと???な先発キーパーが相手ということを考えればもっと点が入ってもよかったはずだ。そういう意味では、クボは何をやっていたんだ!?と言いたい。チャンスに決められないは、動きがかみ合ってないは、俊哉のゴールを邪魔するは・・・完全なブレーキだ。本山も後半になると存在感が消滅、物足りなさを感じた。俊哉はうまくボールをさばいて貢献し、よくアピールしていたと思う。また、遠藤と東京Vの山田もよく頑張って起点になっていた。あのジーコが後半これでもかというぐらいのリザーブ投入を見せたが、流れを変えるでもなく、ときめくプレーが見られるでもなく、退屈なダラダラした流れを続けてタイムアップ。最初のメンバーとの差があることが露呈してしまった。 |
02.12 |
イラク代表 |
国立競技場 |
2-0 |
stadium |
今回の収穫は、やはり楢崎は日本ナンバー1GKだということだけだろうか。キックオフから3分遅れで国立の席に着いたのであるが、その時点で親善試合という雰囲気ではなかった。イラクの素早いプレス、激しいタックル、向こうは本気だった。平和な中で、整備されたピッチの上で「戦えるよろこび」をプレーという形で表現しているようだった。おかげで「ぬるい」我が代表の甘さや課題がうかがえた。前半は攻め手がなく、何がやりたいのかが全く見えなかった。無意味な横パス、サイドから攻めるにしてもあんなにのんべんだらりんとした攻め上がりじゃすぐにつめられてよし。コンビネーションもなってない。監督はどういう戦略で臨もうとしていたのか、そして修正を図ろうとしていたのか?後半も得点は入ったが、柳沢、あれだけフリーなら入るでしょう。アレックスとクボ、見事なワンツーだったが、アレックスはさんざん守りでミスしてるから帳消しだし、クボは消極的すぎ。坪井は一体何なのか?素人のようなミスをしてくれて。首脳陣は、選手は、あと1週間で予選が始まるということがわかっているのだろうか。まさか、ホーム開幕をスコアレスドローなんていわないだろうね・・・。 |
04.25 |
ハンガリー代表 |
ハンガリー共和国
ザラエジェルツェグ
Zalaegerszeg Stadium |
2-3 |
TV |
この試合をマスコミは、JFA技術委員会はどう評価するのだろうか。磐田勢4名が先発。特に西と田中は代表初キャップ。前半、西はいつものように右サイドを駆け上がり、クロスを送るなど、いい感じだった。しかし・・・藤田はマーク(3枚!?)に囲まれ自由にやれず、福西はミスが目立った。そして西もだんだん動けなくなる。決して磐田勢はよい出来ではなかった。言い訳はしたくないが、確かに疲れが見えた。磐田勢の不調はチームの不調にもつながる。攻撃の形も生まれない。そんな中で2失点。やがて田中以外すべての磐田勢が交代。これは予定されていたことかもしれない。しかしその後、チームは息を吹き返すことに。藤田に替わった本山が得点を演出する。皮肉だ。確かにマークが甘くなったからな・・・。最終的にはPKにつながるファウルを茶野がしてしまい、万事休す。しかし責められるべきは磐田勢なのか?ううん、前半の中で修正の方法はあったはずだ。っていうか、あれだけ磐田勢が疲れているのなら、藤田と田中はともかく、西をスタメンで使うなよ。サブで取っときゃよかったんだ。ただ・・・ちょっと福西にはがっかりした。あと、大いに失望したのはアレックス。そして何もできない「神様」。 |
04.28 |
チェコ代表 |
チェコ共和国・プラハ
Sparta Praha stadium |
1-0 |
TV |
勝てたことは素直に喜びたい。田中誠を中央に据えた3バックのDFラインは連携を取り合い、高い集中力をもってよく耐えた。楢崎もさすが日本ナンバーワンGK、よく防いだ。稲本もネドベドをよく止めていた。また、アレックス、西の両サイドはサイドチェンジをよくしながら攻撃の起点となっていた。藤田も目立たないながらもよくバランスを取ってシンプルにボールを供給していた。そして玉田。点こそ取れなかったがキレのいい動き、久保も思い切りのいいプレーでチームに貢献した。この結果だけ見れば、「神様」は「いいじゃないか。」ってことになってしまう。確かに脱「4バックへの執着」や、システム変更に伴う適切な選手選定など、「神様」に変化が見られたのも事実だが、根本的な問題は解決してないように思う。試合後の選手のコメントを見ても相変わらず「戸惑い」が見られるし、自信をもってプレーできていない様子。そして向こうは途中で選手7人を一度に交代するような完全なテストマッチ感覚。この1試合だけで、「神様で大丈夫」というのはちょっと気が早いように思う。英国遠征、インド戦の出来、そしてアジアカップ(決勝進出がノルマ)などで最終予選以降もこのままでいいのか、考える必要があるだろう。 |
05.30 |
アイスランド代表 |
UK・マンチェスター
City of Manchester
Stadium |
3-2 |
TV |
クボ。あんなに柔らかいプレーができる選手だったのか!そして小野。ピンチの芽を摘みつつ、常に得点がとれる形を意識した前線への配球ができていて素晴らしい。その2人による2得点、見事だった。アイスランドは激しい当たりからボールを奪い、前線へ素早く展開するというシンプルな中に強さと速さが感じられるスタイルだったが前半はまずまず対応できているように見えた。ただし・・・ハーフタイムの選手交代は一体何だ?日本代表を鹿島アントラーズにでもしたいのか!?なぜわざわざ結果が出ていない4バックに変えたのだ?とたんにサイド奥深いところまで攻め上がられるようになってセットプレーから失点。幸運なPKから勝ち越せたが危ないシーンを何度も作られていた。チャンスに決められない柳沢も・・・。この試合を評価?できないなぁ・・・。 |
06.01 |
イングランド代表 |
UK・マンチェスター
City of Manchester
Stadium |
1-1 |
TV |
まずは小野伸二の素晴らしさ、得点シーンももちろんであるが、本当にいろんなところに顔を出し、攻守の大事な局面に絡んでいた。アレックスと加地の両サイドもよく機能していた。前半は圧倒的なイングランドペース。ほとんどボールを持たせてもらえない状態。そんな中でもこぼれ球を押し込まれた失点シーン以外はよく集中して守っていた。後半8分の小野の素晴らしいゴールで追いつくと決して「母国」に見劣りしない展開に。イングランド選手のうつむき加減な表情は見ていると「快感」ですらあった。終了間際の稲本のケガが心配である。(そのために福西が1分程度出場できたのであるが・・・。)「神様」の評価は公式戦である予選インド戦に持ち越しかな・・・。 |
07.09 |
スロバキア代表 |
広島ビッグアーチ |
3-1 |
TV |
何だかなぁ。妙に持ち上げるじゃんか、日テレさんと北澤よ!ホントにそんなによかったか?見どころの全くない90分だったと思うのだが・・・。中村俊輔、2得点に絡んだって?隆行のゴールの起点になっていたのは認めよう。でも、それ以外に何をした?大体、1点目はコーナーキック、2点目だって、セットプレーからのリスタートで、流れの中ではほとんどと言っていいほどチャンスを作り出せなかったではないか。ま、彼一人を責めるわけではないが、全く攻めにしても守りにしても、チームとしてのコンセプトっていうか、イメージっていうか、全く見えないような。(私のような素人に見破られるようじゃだめってこと?)ちぐはぐで共通理解がないように見える。そしてだれも熱く声を張り上げて勝利に向かおうとしない。クールにただ淡々とサッカーしてるって感じ。ヒデ、あんたの復帰、いつだい?っつーか、それにしてもスロバキア、弱すぎ。一昔前の洋平みたいなキーパー、たいがいにせよ!! |
07.13 |
セルビア・モンテネグロ
代表 |
横浜国際総合競技場 |
1-0 |
stadium |
よくなっているとは思う。中村俊輔と連携した周囲の動き出しもよくなってきていると思うし、今回は両サイドの攻撃も前回よりも機能した。一瞬のチャンスをものにした動きもよかった。守りについては一瞬集中力を欠くような場面もあったが、中澤、宮本など大事な場面でよくはじき返していた。田中誠も3バックの右として敵にしっかりつき、中に入らせないなど坪井の穴を埋める形だがアジアカップに向けて手応えを見せた。選手からも勝ちにこだわる姿勢が見えた。しかし・・・「よし、よく仕上がってきている」という印象がどうにも・・・。そういう意味ではタイトルのかかる、そして「結果という形での前任者との比較」ができるアジアカップで、「神様」がどこまでできるか、が注目である。 |
08.18 |
アルゼンチン代表 |
静岡スタジアム エコパ |
1-2 |
stadium |
最近の代表戦のチケットってどうしてこうも高いのだろう。でも、久しぶりにA代表戦がエコパに戻ってきて相手は控え組中心とはいえアルゼンチン。どんなに高くても、忙しくても、行かないわけにはいかないでしょう。なのに・・・いきなり序盤で五輪代表のようなゴール前での集中を欠くミスからの失点。これは加地、田中誠、まずすぎ。結果的にアルゼンチンはこれでペースを落とし、相手方の華麗なプレーも減、チケット代の価値がない前半となってしまった。ただペースダウンしたとはいえ一対一の強さ、簡単にはたくように見えて正確なパス、また要所要所では決して自由にさせてくれないところはさすが。ボールを奪えない。奪ったら今度はパスの出し手を探してキョロキョロ(こちらの「約束事」ができていないと共に、それだけ敵が危険を察知するのが速いんだろうな。)そして足下へのパスは簡単にカットされ、走らせるようなパスは出ても追いつけない・・・何だかなぁ。そのうちに左サイドを抜かれ、前に出すかと思いきや後ろにいたフリーのリケルメに、そしてさらに彼が打つと見せかけてまたまたフリーになったサンタナへ・・・してやられた・・・。
後半、俊哉らを投入し4バックに。いつもなら田中誠が外れるところだが、中澤がOUT。これはここが静岡であるということのほかにも「試された」ところがあったのではないか?しかし藤田の投入が流れを変える。小笠原と2人、ボールの供給元が増え中盤が活性化、チャンスが増えるようになった。やはり彼は真ん中で使ってこそ、でしょう。その後「神様」には珍しく、次々とメンバーチェンジ。でも私的には、左には三浦アツなんかも使ってみたらどうかな、と。 |
12.16 |
ドイツ代表 |
横浜国際総合競技場 |
0-3 |
stadium |
ミヒャエル・バラックカッコイイ・・・?ってほど彼も決してよかったわけではないし、ドイツ代表の方も、どちらかというと攻めあぐねていた時間が多かったという感じ。つまんないミスさえなければ0-1で終わっていたかもしれないし、ひどければ0-5ぐらいになっていたかもしれない、でもどう考えてもこちらが「1点」を取ることはできなかっただろう、つまり、「勝ちはあり得ない」と思える試合だった。新聞の見出し通り、「完敗」である。
穴だらけの4バック。特に茶○・・・それから攻めに絡む時はいいが、相変わらず全く守れないアレックス。そして少々守りはするが、ほとんど攻め上がることのない加地・・・。稲本も全く存在感なし。後半になってやっと絡めるようになってきたかな、という時に交代って、神様一体!?福西はいつも通り、俊哉も磐田以上のことはできず。こんな中盤だから攻めは当然ちぐはぐだ。これでは前の方もどうしようもない。(とはいえ、もうちょい何とかせよ、鈴木隆行!そして高原もドイツで何やってんだ。さっきも言ったとおり、交代もダメダメ。西の投入以外は「試合を壊していた」感じがした。やっぱり神様、あなたの采配は「戦略」が感じられないよ・・・。でも、最終予選前に気を引き締められてよかったか。 |