JAPAN BLUE
 

 このコーナーは、日本代表を追いながら私が思ったあれこれをつづっていく「JAPAN BLUE」の過去ログです。2003年分の日本代表の試合を見ての記録をここに残しておきます。

日本代表(A代表)
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一 言
04.16 韓国代表
(親善試合)
ソウル
ワールドカップスタジアム
1-0 TV 国内組中心で行きながら、とりあえず結果を出したということが全てか。服部、福西あたりが効いていた。先発の中山は宇宙に向かってボールを発射するも、結果を出せず。でも、相変わらず「個人技重視」を唱えつつ、ジーコがどんなサッカーをやりたいのかが見えてこない。
05.28 中国代表
(東アジア選手権)
横浜国際総合競技場 - - 延期
05.31 香港代表
(東アジア選手権)
横浜国際総合競技場 - - 延期
06.03 韓国代表
(東アジア選手権)
横浜国際総合競技場 - - 延期
05.31 韓国代表 国立競技場 0-1 stadium 「神様」を信じて任せ続けて大丈夫かと考えさせられた試合であった。攻めの形が作れない。というより、攻めの形が「ない」。前線でボールが落ち着かない。アレックスが供給されたボールをきちんとトラップできず、外へ出してしまったり、ボールを持ってからの動き出しが遅く、相手にすぐにつめられてボールを奪われたり・・・。ポジションも左サイドに張りついたまま。鈴木隆行も運動量は少なく、中山が空けたスペースをうまく使えないし、中山や2列目の小笠原との連携も全然なっていない。名良橋もぬかれすぎで、相手について行けてない。その悪い流れを全く修正できない指揮官・・・。結局アレックスは90分交代することはなかった。采配が、戦略がわからないゲームだった。
06.08 アルゼンチン代表
(キリンカップサッカー
2003)
長居スタジアム 1-4 stadium 何とかしたい、という「神様」の気持ちは3ボランチというシステム変更に表れていたのだが、3人が引き気味に守るため、前線のFW2人との間に中田が孤立、プレスがかかるのがペナルティエリア前に来てやっとという状態に。その結果、中盤で敵のやりたい放題やらせてしまうことになったようだ。また、そこに入った中田浩二と小笠原の出来がひどかった。簡単にぬかれ、止められないし、パスを出せば出したで精度が低かったり完全に読まれていたり。なのに、「神様」は「FWにボールがおさまらない」とまるでFWを戦犯扱い。私が磐田サポということをさしひいても、中山は中田と連携を取って攻めていたように思えたが。後半に2ボランチに戻してからはこの状況は改善されたが、鈴木隆行は相変わらずよくなく、大久保が自分で前を向いてゴールに向かう時だけ可能性を感じた。サンドニに続いて「長居の屈辱」と呼べる負け方で、日本代表の、そしてサポのプライドは粉砕されたといえる。
06.11 パラグアイ代表
(キリンカップサッカー
2003)
埼玉スタジアム2002 0-0 TV 中盤の高い位置でボールを奪え、攻撃に転じることができたことはよかった。山田、坪井、宮本も熱くプレーし、一度危険なFKを与えた以外はまずまずよかった。でも、あれだけ中盤で自由にやらせてくれたことを差し引いて考えねばならない。アルゼンチン戦と全く違う。単純に比較はできないし、ジーコ日本に将来が見えたというのは甘い。大久保はよかった。試合ごとに成長が感じられる。どういう意図で今まで隆行にこだわっていたのかわからないが、「得点のにおい」は確実に強くなった。高原とのコンビは今後熟成させていけばいい。中山はJ再開に向け、ゆっくり養生してほしい。
06.18 ニュージーランド代表
(FIFA コンフェデレーションズカップ)
パリ(サンドニ)
Stade de France
3-0 TV まずは快勝で何より。ただ、ニュージーランドにはちょっとガッカリさせられた。パラグアイ戦も中盤のプレッシャーが少なく、自由にできたという印象をもったが、今回はそれ以上。何もしてこない。あれだけフリーにしてくれれば3点は入るでしょう。事実2点目、3点目は全く相手のマークが付いてこられない状態からのシュート。これが強豪国相手ではああはいかないだろう。いよいよ次が正念場。フランス相手にどれだけできるか注目したい。メンバーもどうするのか?「主力」の「鹿島ベース」に戻すのか、このままいくのか、融合を図るのか?
06.20 フランス代表
(FIFA コンフェデレーションズカップ)
サンテティエンヌ
Stade Geoffroy
1-2 TV 前線で攻撃のパターンができてきたことは評価できる。高原もゴールこそなかったものの「走れるように」なり、また、連携も取れるようになってきた。そんな中で中田や俊輔、時にはアレックスの飛び出しで再三チャンスを創り出した。中盤も自由にやらせることなく、むしろこちらが支配している時間も多かった。しかし・・・相手がベストメンバーをほとんど外していることを忘れてはならない。ベストで来られたら、あのDFラインはどうなっていたことか。宮本はがんばっていたが、残念ながらPKによる失点に結びつくCKを与えてしまうパスミスがあった。アレックスは守りに関しては「不合格」。「迷う」場面もあったし、2点目はもう少し何とかできなかったか。稲本の出来もよくない。PKにつながるファウルも防いでほしかったし、パスミスがあまりに多すぎた。次戦はいよいよ決勝T進出がかかる。結果、内容、どちらも求めたい。
06.22 コロンビア代表
(FIFA コンフェデレーションズカップ)
サンテティエンヌ
Stade Geoffroy
0-1 TV 終わった。失点の原因は確かに宮本のイージーミスで、猛省してほしいが、代表経験、DF経験の浅い者を統率してがんばっていた姿も見ているだけに何とも言えないところである。よくない雰囲気は試合開始直後からあった。わずかではあるが動き出しの遅れ、合わないパスのタイミング、ちょっとした判断ミスなど。やはり疲れなど、万全ではなかったのだろう。前線の連携等少しずつチームとしてなじんできたし、後半10分の高原のシュートはじめ、得点のにおいも強くなっていたのだが・・・。中途半端な一次敗退。ジーコは結果を出せなかった。「選手の自主性」という名の「放任」のもとで試行錯誤する選手たち。メンバー選考、途中の采配(実際今日もそうだった)等不可解な点も多い。「神様」を解任するなんてことはJFAには絶対にできないとは思うが、監督本人、そしてJFAはこの1年間何がいけなかったか反省するべきだ。
08.20 ナイジェリア代表
(キリンチャレンジカップ2003)
国立競技場 3-0 stadium キックオフ間もない高原の無理な体勢から強引に持っていく見事なゴールに度肝を抜かれたが、その後は決定的な場面にされることもないがすることもないという、パッとしない展開。ヒデも今日はいまいち、キリンカップの時の方がキレてたし、チームの精神的な支柱になっていたように思えた。でも、調子的に10割でなくても、彼はさすがである。今回は大きな穴もないが、すごい、と特筆できるものもなく、あれだけのメンバーを呼び戻せばあれだけのパフォーマンスはできるだろう、いいんだけれど、今一つパンチが効いてないという感じか。でも、、チームとしては成熟してきているように感じた。
09.10 セネガル代表
(キリンチャレンジカップ2003)
新潟スタジアム
 ビッグスワン
0-1 TV 「我々は人々を感動させることができる。by ジーコ」・・・感動ねぇ・・・。慣れない仕事の疲れもあるだろうが、代表のホームゲーム(深夜や早朝にやる試合じゃなく。)を生放送で見ていて眠くなったのは、初めてだ。失点は不運だった。(ただ、一歩も動けない曽ヶ端はいかがかと思うが。)でも、それを取り返す攻めを見せてくれればまだいいのだが・・・。ボールを持てば瞬間的に敵が体を寄せ、攻撃態勢に入ればあっという間に敵に囲まれる。スピードが格段に違う。ラストパスの精度も悪く、放り込めばはじき返されるの繰り返しだし、さもなくば同じパターンのオフサイドの繰り返し。そして相手の当たりに簡単に倒される。何やってんだ!スタメン2トップ+本山!(大体なぜ本山?)やっぱり先月の勝利は、2軍のナイジェリアだったからってことですか?セネガルも特にすごい、という攻撃をしてきたわけでもないのに・・・。神様はこれを「仮想中東」にしたかったようだが、アジア予選への不安が高まってしまった。「へぇ」ではなく「はぁ」だ。
10.09
(日本
時間)
チュニジア代表 チュニス
El Menzeh Olympic
Stadium
1-0 TV 前夜の磐田ナビスコ杯敗退での落ち込みの中、早起きして眠い中での観戦となった。入れ替わったDFラインをケアするためか、全体に引き気味で押し込まれる場面が多かったが4バックはよくねばっていた。中沢が利いていたし、加地は攻撃にも積極的に絡んでいて、今後おもしろい存在となりそう。茂庭から出たパスをきっちりと決めた柳沢、FWとしての役割をまずは果たした。向こうで活躍して鹿島には戻らないでね・・・。途中投入の俊哉も左を任され、攻撃の意識も高く、よくチャンスに絡んでいた。中田を前に上げて、俊哉を左っていうのもオプションとしておもしろいのではないだろうか。
10.11 ルーマニア代表 ブカレスト
Dinamo Stadium
1-1 TV 勝てなかった。でも最低限負けなくてよかった。ルーマニア、よくつないでくるチームである。前半はそれに押し込まれるかのようにずるずると中盤が下がってしまっていた。また、ムトゥーや彼側のサイドを少々自由にさせすぎただろうか。失点もその中から生まれてしまった。後半になって前に向かう意識も強くなってきて柳沢の同点ゴールも生まれたが、試合終了が近づくにつれ、ずるずると下がり、中盤が間延びして相手を自由にさせてしまうように。そして時々ふっとノーマークの選手に渡ってしまったりして。全体としては中盤の4人+柳沢の連携がよくなっていること、欧州組のレベルアップぶり、特に柳沢は体のこなしがかなりよくなっていること、そしてやっぱりアレックスは守りに難があること、などが確認できた試合だった。
11.19 カメルーン代表
(キリンチャレンジカップ2003)
大分スタジアム
 ビッグアイ
0-0 TV とても代表モードになれる心境ではない今日この頃、俊哉が帰ってきていることは知っていてもまさか背番号10をもらっているなんてことは全く知らず。でもどうしてどうして。観ているうちにはまってしまった。というのも、やはり俊哉が全く問題なく代表の中盤にフィットしていたからだろう。前に後ろに、肝心なところで顔を出す。そして攻撃ではしっかりと起点になっている。またまたスコアレスドローに終わった試合だが、俊哉がいたからあわや、という場面がいくつもあった。今までは俊哉が入る代表も「オプションとしては」ありでしょう、ぐらいに思っていた自分が情けない。「流れを変える」どころか、「スタメンもあり」でしょう。相手チームの特性に応じてその都度どんな体制で行くか考えて選んでいけばよいのでは。あと、海外組が週末に試合をやっていないため、コンディションがよかった。スピーディーで強い攻撃もよくしのいだ。その他としては、やっぱり楢崎は日本No.1ゴールキーパーだな、ってことかな・・・。柳沢も高原も、そして最後に入った大久保も決して悪くはなかったのだが、結局点を取れず。某J球団並みの決定力のなさ(!?)。
12.04 中国代表
(東アジア選手権)
国立競技場 2-0 TV 福西、いいじゃないか!(・・・って、ほめる順番が違うじゃないかって!?確かにまだ「傷口」はふさがってないもの・・・(^^ゞ)派手さはないけれどよく利いてたと思う。的確にチャンスの芽を摘み、練習やり慣れてないはずの代表の面々やバックラインとよく連携をとり、短く速いパスを交換したり、前線の動きをよく見てボールを出していた。ただ終了間際にまた得意の「軽いプレー」が出てしまい、大ピンチを招いてしまった。これをなくさないと厳しい。そして、大久保(まだだよ!(^^ゞ)。だいぶ動きが代表にフィットしてきた。キーパーに阻まれたプレーを見たときは、J1・2位の某チームのFWを思い出してしまったが、バーを叩いたシュートは惜しかった。そしてクボ(何でカタカナなんだ!?ってまだ傷口はふさがってないから)。いい!ナイス2ゴール!自分より年上の連中やヒデなどの欧州組がいないからか、ノビノビできたのだろうか?でも、体を寄せられたときのあの身のこなしが磐田のFWにもあればなぁ。ジーコ初の3バックシステムはまずまずうまく機能。アレックスや山田は高い位置の方がのびのびとプレーできて攻撃に絡めていたように思う。やはり1点先行しても敵に背中を見せるようなプレーをしちゃ、だめなんだよ・・・。
12.07 香港代表
(東アジア選手権)
埼玉スタジアム2002 1-0 TV うーん・・・。
という一言にすべてを込めてしまえるような試合だった。必死で来る格下相手にこのような点差になることはあることだし、勝てたこと自体はよいのだが、FWの決定力、そして後半の内容の悪さが気になった。全くサイド攻撃が機能しない。前半からアレックスこそ積極的な攻め上がりを見せたものの右側は沈黙。もっとも左から攻め上がって右は押さえ気味にしてバランスを取っていたという考えもできるが、それにしてもおとなしかった。後半に至っては左右共におとなしく攻め手が減り、引いて固める香港ディフェンスにはじき返されるばかり。韓国戦が不安になる試合内容だった。
12.10 韓国代表
(東アジア選手権)
横浜国際総合競技場 0-0 TV 勝てなかった。ただ、この試合が始まった後だけ見るのであれば、ジーコ監督の采配は決して悪かったわけではないだろう。「あんなこと」があった後、完全に向こうに支配されていたゲームの流れをシステム変更や選手交代などで対応するなど、それなりに考えられていたものだと思う。その中で勝ちきれなかったのはいざというときに決められないFWやうまくボールをつなげない左右と真ん中の選手の技術、判断力が十分でなかったからのように思う。クボ、どうして決められない?本山、終盤こそ攻守に絡めたが、その前は何をしていた?小笠原、左右の2人、ボール失いすぎ。そんな中でボランチの2人、そして何と言っても宮本、よくがんばっていた。俊哉、疲れもあったか、カメルーン戦ほどの輝きはなかったかな。でも、十分に存在感を放っていた。さて・・・開始早々にいなくなった君。3試合すべてに先発しながら全く仕事をせず、ついに最終戦では足を引っ張り・・・一体何をやっているのだ?レフリーが悪い?運が悪い?違う!2枚目はある意味アンラッキーなところもあったが、簡単にこけすぎ。欧州で活躍したければあの程度で倒れてちゃダメ。そして1枚目。完全に余計なイエローだ。現U22代表が立ち上がったばかりの頃はガッツあふれるプレーで、もしかしたら、と思わせた君だが、ラフプレーをすることが「ガッツ」だと勘違いするようになってしまっている。ホームでやっていたということもあったかもしれないが、代表の公式戦をふだんのJと同じぐらいのつもりで「いつもの調子で」やっちまったのではないか?君にはJAPAN BLUEのユニは似合わない、つーか、着る資格はない。
U-22 日本代表(アテネ五輪予選代表)
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一言
05.21 U22
ニュージーランド代表
神戸ウィングスタジアム 4-0 TV 前半は左サイドからの攻撃がよく機能していた。中山、大久保、松井は別格だし、根本、石川とよくチャンスをつくり出していた。しかし、DFは一瞬集中力を欠くような場面もあり、不安を残した。後半は中央へ偏ってしまい、相手にうまく守られてしまった。さらに終盤は、自分本位のプレーや解説の水沼氏も言っていたが、相手に合わせてしまって覇気が感じられなく見える場面が目立つようになってしまった。課題は多い。
07.23 U22韓国代表 国立競技場 1-1 TV 大体Jが前期優勝争い佳境の時期にこんな試合組まれても、代表モードになれませんて。それはともかく、相手の攻撃陣が下手すぎて(ま、あのミドルは見事だったが)ドローでおさまったという試合。韓国はあれだけ中盤でしっかりボールを奪い、その後しっかり攻撃に結びつけていたが、こちらは中盤で全然ボールを奪えず、いいように回されてしまっていた。石川は素晴らしかったが・・・。前田君は・・・厳しいなぁ。攻撃の起点にもなれず、守れず、市原戦と同じく、ボールを受けてからの動作の一瞬の遅れや正確性の欠如からボールを奪われるし。それと、青木!!いい加減にしなさい!
08.06 ヨルダン代表(A代表) エジプト
アレキサンドリア
スタジアム
2-2 - 見ていないので何とも言えないが、前半は体が重かったとか。五輪予選がアウェーでも開催されることを考えると、どこで行われるとしても体調を試合時にピークにもってこられるようにしてほしい。
08.08 パレスチナ代表
(A代表)
エジプト
アレキサンドリア
スタジアム
2-1 - どんな試合だったか全くわからないので・・・。
08.10 U22エジプト代表 エジプト
アレキサンドリア
スタジアム
1-3 - どんな試合だったか全くわからないが、3失点とは・・・。
08.19 シンガポール代表
(A代表)
Jalan Besar Stadium 1-3 - どんな試合だったか全くわからないが、田中誠がオーバーエイジで存在感を放っていたということで安心した。でも、彼が出ない予選は大丈夫なのか?そしてまたも3失点・・・。
09.17 U22韓国代表 ソウル
ワールドカップスタジアム
1-2 TV アルノの退団で気分的に鬱な中、それを吹きとばすどころか、ずいぶんな試合だった。ボールキープさえままならない。ボールの出所になるはずの松井は全然ボールをもてず、当然ながらFWにボールがまわらない。大久保君は全く仕事できず。シュートで終わらないからすぐにボールを運ばれて攻められる、そしてそれを止められない、全くもってひどい試合だった。
10.29 香港代表(A代表) 香港 旺角大球場
(Mong Kok Stadium)
1-0 - ニュース映像しか見ていないので何とも言えないが、大分の高松が台頭著しいとのことで、FWが活発化することはいいことである。(ただ、前田は・・・!?MF扱いで生きる道があるのならいいのだが)かなりホームよりの判定で苦しんだようだが、敵地ではこのようなこともある。これを乗り越えて勝てるたくましさが大切である。私としては、次の11月3日のトルシエ・カタールとの対戦が興味深いと思う。
11.03 カタール代表(A代表) カタール
アル・イテハドスタジアム
1-0 - ニュース映像しか見ていないが、なかなか点が取れない中で市原の阿部がビューティフルなFKを決めたようで、これはこれでいいかと思う。アウェーという条件、日本を知り尽くしている敵将、その中でなかなか点が取れない、ということになれば、この手のセットプレーは大事である。でも、カタールA代表がどんなチームでどんな戦い方をしてくるのか、ぜひ全試合通して90分間見てみたかった。
U-20 日本代表(FIFA ワールドユース選手権代表)
試合日 対戦相手 会場 結果 観戦方法 一言
11.29 U20
イングランド代表
(FIFAワールドユース
選手権)
UAE ドバイ
Al Maktoum Stadium
1-0 TV 決定的な場面を何度も作られ、ゴール前にノーマークの選手がいるなど、危険な場面もあり、反省すべき点も多いが結果的には相手を0点に抑えて守りきることができたのは評価できる。「守りきる」と書いたが、決して引いて引いて、ではなく、積極的に両サイドを使って仕掛けていた。攻める時は攻め、耐えるときは耐えるという切り替えができていて、決して相手に流れをもっていかせなかった。Jステージ優勝を逃した某チームとはここが確実に違った。坂田は得点場面も含め、よかった。Fマリですか・・・( ̄□ ̄;)両サイドの徳永、山岸も積極的に上がり、チャンスを作り出していた。成岡は下がり目のポジションということもあり、今ひとつ目立たなかったが、いいロングパスを通していた。ただ、守りはもっとしつこくてもいいのではないか?菊地もスタメンでバックラインに入り、元気そうで何より。さ、次もがんばっていこ!!
12.02 U20
コロンビア代表
(FIFAワールドユース
選手権)
UAE ドバイ
Al Maktoum Stadium
1-4 TV 厳しい結果だ。1点目はともかく2失点目は防げたのではないか?あんなに空中にはねるボールを見てばかりできちんと体を寄せないのでは・・・菊地、もっと大きくクリアできなかったのか・・・?そしてその後、落とされたボール、それに対応するコロンビアにだれも行っていない。これで流れは決まってしまった。3点目は川島を攻めるのは気の毒かな。そして最後の1点も余分・・・。叩きのめされた。敵のプレッシャーは厳しく、ゴール前までは運べるのだが、そこからなかなか思い通りにやらせてもらえない。その一方で向こうはゴール前でも速いスピードの上に正確にボールをつないでくる。こちらのプレスも弱いわけではないのだが・・・向こうがうまいとしか言いようがない。ただ、平山が入ってから流れが変わったことは一筋の光明か?
12.05 U20
エジプト代表
(FIFAワールドユース
選手権)
UAE ドバイ
Al Maktoum Stadium
1-0 TV 平山相太・・・あっぱれだ!足下にボールが吸い付くかようなボールコントロール、確実なパス、こちらがボールを持った時にはカリカリ来るぐらいの厳しいプレス、圧倒的なボール支配率、あれだけ押されていたエジプトであったが、今日も彼が入ると同時に流れが変わった。彼だけではない。谷澤、栗原、今日途中投入された選手たちはみんな素晴らしい働きをした。祝・グループ1位通過!!
しか〜し!!前半から後半の頭までの流れの悪さ。これは変えなければならない。そして決勝トーナメントの初戦は何と宿敵韓国!何という巡り合わせか。でも、乗り越えなければならない。がんばってほしい。
12.08 U20韓国代表
(FIFAワールドユース
選手権
決勝トーナメント)
UAE アブダビ
Al-Nahyan Stadium
2-1
(Ext)
TV このチームのすごいところは日替わりヒーローが生まれるところだろう。前回は谷澤・平山、そして今日は坂田!最後のゴールデン・ゴール、見事だった!!
立ち上がりから速いスピードときついマークに苦しみ、我慢の時間が多かった。多くのシュートも打たれ、こちらのゴール前を左から右にかすめて転がっていくものなど、ひやひやすることが多かった。両サイドからの突破を許すことが多く、次々といいクロスを上げられていたように見えたが、ついに右サイドからチェ・ソングクに苦し紛れに打たれたループが決まってしまった。
早い時間に平山を投入したが後半も流れを変えられず、このまま終わりかと思われた80分過ぎ、途中投入の坂田がよくぞ、というシュートを突き刺して同点。しかし簡単に流れを渡さないところはさすが韓国。その後も押されたまま延長戦に突入したのだが・・・。
日韓戦に勝つこと、それも公式戦で勝つこと、それもこんなに熱くなれる勝ち方で勝つこと、それをリアルタイムで体験でき、見ていて本当によかった。いよいよ次なる敵は!!!疲れはピークかもしれないががんばってほしい。
PS. 成岡の調子が悪いのが気になった。前への攻撃に絡めない・・・。
12.12 U20
ブラジル代表
(FIFAワールドユース
選手権
準々決勝)
UAE ドバイ
Rashid Stadium
1-5 TV 屈辱的な結果となった。「試合への入り方の失敗」が痛い試合だった。最初の15分間の「サンドバッグ状態」で決まってしまった。足下の高い個人技で、ボールさえ奪えば確実にゴール前へ運ぶブラジルに、日本の中盤は全くプレスをかけられず、そしてゴール前では確実に決める凄さにあっという間に3点を失ってしまった。後半はプレスの甘さをついて日本が攻められるようになり、その中で得たCKから平山がヘディングシュート。ようやく1点を返すことができた。それでも完封こそ逃れたものの最後にまた1失点。やはり王国は強かった。
磐田勢について言うならば、十分な活躍ができなかった成岡、そしてこのブラジル戦で失点につながるプレーをしてしまった菊地、悔しいことだろうがこれをきっかけに伸びてほしい。
この選手権を通じてこの年代の優れた才能を発見することもできたし、一方足りない点も見えたと思う。これらを踏まえ、五輪、そしてドイツW杯へと成長してくれることを願ってやまない。