試合日 |
対戦相手 |
会場 |
結果 |
観戦方法 |
一 言 |
02.11
現地10 |
USA代表 |
アメリカ合衆国
サンフランシスコ
SBC Park |
2-3 |
TV |
シーズン序盤でコンディションもまだまだとはいえ、無力感を感じる試合となった。3−6−1という新システムで望んだが、ルーズボールをほとんど拾えず何人も飛び込んでくるゴール前に巧く放り込まれ、それを何とかしのぐという厳しい前半。左後方からの放り込みをゴール前に落とされ、それを押し込まれて失点。その後もアメリカは全てが速く、中盤から後ろが全くついていけない。たまにボールが前に出てもタイミングが合わなかったり、つまらないミスがあったりで、あっさりと奪われる。前半終盤にもゴール前でまったくマークがついていけてない状態から「簡単に」追加点。後半、3−5−2にし、小野をボランチに下げたがダメ。CKからあっさりと3失点目。4バックにしたころからアメリカの方も疲れてきたのか、ようやくボールを持てるようになり、小野を起点としたボールから巻が決めるなどして2点返したが、追いつくには至らず。
これでもう3バックは使われなくなってしまうのだろうか。でも、それも仕方がないくらい田中誠、福西、遠藤はダメだった。それから久保。m-takasu的にはもういいかなと。勝負しないスルー、全然プレスをかけないなど、あんなのなら「いらない」。 |
02.18 |
フィンランド代表 |
静岡スタジアム エコパ |
2-0 |
stadium |
何はともあれ勝ってチームの雰囲気を戻したのはいい。とはいえ、高さはあれど、今回のようなプレスが緩い相手では本大会に向けての強化につながるか疑問だ。システム的には3バックは変えず2トップに変更。やはりターゲットは2つあった方がいい。また、小野伸二もこの位置の方が正確なロングパスなど、彼の技術が生かせるように思った。ただ「わけあって」ゴールシーンを見逃した者としては、久保のよさは今回もわからなかった。入れ替えメンバーの中では、村井はよかったのではないか。どこぞの14番などよりもしっかりと守るべき時は守り、攻め上がってもボールを取られず、深いところまで持ち込み、チャンスをつくり出していた。 |
02.28 |
ボスニア・
ヘルツェゴビナ代表 |
ドイツ・ドルトムント
Westfalen stadion |
2-2 |
TV |
このままでは世界で戦うのは難しい、ということが見えてしまった試合だった。厳しいプレスを受けると何もできない。パスを受けた後のトラップすら奪われる。全く攻められなかったと言っていいのではないだろうか?守りについても4バックはやはり厳しいと見た。特に三都主の左サイドはあれだけ抜かれまくっても何もケアしなかった指揮官は一体?そんな中で希望を見いだすなら高原が結果を出したことと、ヒデと中村俊輔はやはり別格だと思ったこと。 |
03.30 |
エクアドル代表 |
大分スポーツ公園
九州石油ドーム |
1-0 |
TV |
あれほど4バックと言っておきながら、まるで思いつきのように3バックにシステムを変えるところなど、どこかのクラブチームの指揮官のようで嫌な予感が。その予感はある程度当たってしまい、前半は特に見せ場もなく、攻めの形を作ることなく終了。(その分危険なシーンも少なかったが。)しかし、どこかのクラブチームとちがうのはうっとりとしてしまうぐらい素晴らしい攻めの起点となれる世界を知るボランチがいるところか。(ちなみにそのボランチの相棒はどこかのクラブチーム所属の選手なのだが、今日は何かクラブの時とはちがって動きもシャープで、いい形で攻撃参加するなど、よかったような。)後半20分頃その世界を知るボランチ、小野伸二が攻めにいい形で絡み始めると「得点の匂い」が漂い始める。しかしFWの久保・玉田が決めきれない。玉田については今日は決して動きが悪いわけではなかっただけに残念。そんな中、終了間際、小笠原→アレックスとつないでゴール前に折り返されたボールをしっかりゴールに運んだのは佐藤寿人。これがそのまま決勝点となった。勝つことは勝った。しかし指揮官がFWの軸とした久保と期待をかけて復帰させた玉田が不発、そしてトップ下の小笠原は得点に絡んだとはいえ、決して満足のいく出来ではなかった。残された日は少ない。不安は大きい。 |
05.09 |
ブルガリア代表
(キリンカップサッカー) |
長居スタジアム |
1-2 |
stadium |
敗戦自体はそんなに苦にしてはいない。「選考試験」のための布陣だし、攻めが組み立てられないのもある意味仕方ない。しかし2点の失い方があまりに悪すぎる。一番取られてはいけない時間に、はじめは3バックの弱点、サイドの奥深いところを突かれて、そして2点目は後半ロスタイムにゴール前のファールからのFKという情けないやられ方で。特に1失点目はだれも追いに行かないで、見ている方としても、おいおいだれか行けよ、そこで好きにさせるとダメだってば、と言っているうちのできごと・・・。情けなさ過ぎ。そしてもう一つやりきれないこと。村井のケガ。ある意味1失点目の責任を感じてか、その後は縦に積極的に仕掛け、何度もチャンスを作った。それなのに・・・やりきれない。
小野と小笠原については、流れを変えたと言うよりは、「選考試験」のために攻撃を組み立てられる形を無視して作った布陣に攻撃を組み立てられる2人を前後に投入したということだろう。機能して当然。それにしても小野は素晴らしかったけど。 |
05.13 |
スコットランド代表
(キリンカップサッカー) |
埼玉スタジアム2002 |
0-0 |
stadium |
固く守ったスコットランドの隙をつけなかった、というところか。実質5バックで守るスコットランドに小野、小笠原が絶妙なテクニックを使い、遠藤、玉田が走り回る中で何度かチャンスを作ったが、結局相手を崩せずじまい。チャンスをもらった久保、巻、佐藤も結局決めきれず、ドローで終了した。決定力不足は相変わらず、中盤にポッカリ空くエアポケットも相変わらず、4バックなのに左サイドの深いところを突かれるのも相変わらず・・・だがこれで国内での強化試合は全て終了。不安を抱えたまま送り出さざるを得なくなった。見た感じ、W杯代表はサプライズはなさそう。でもねぇ・・・病み上がりで1試合もここ最近戦っていない人やボールが収まらず、全然周囲とかみ合っていない、アジアだけで強い人を選ぶのもどうかと思うのだが・・・。 |
05.30 |
ドイツ代表 |
ドイツ・レーバークーゼン BayArena |
2-2 |
TV |
結果よりも、まずは加地のケガが心配。シュバインシュタイガー、一体どうしてくれる?村井の悪夢はもうこりごり。あれっきりにしてほしい。後半15分の2失点は残念だが、代表にも、そして調子づくマスコミにもいい冷却剤になったのではないか。あそこで容易にファールを与えないことを気をつけねばならない。とはいえ連動した攻め上がり、守りのカバー、速く強い欧州のサッカーへの対応など、チームとしての完成度も高まり、メンバー発表から2週間、いい合宿を送ってきたことは見て取れた。FWについては結果を出した高原はまず評価したい。ただ、位置取り、パスの微妙なズレなど周囲とかみ合わないところもあり、これは修正してほしい。柳沢はだいぶ調子が戻っている様子。あとは試合感覚だろうか。3バックについては奥深いところを突かれるような弱点をさらけ出すことはなかった。しかし時々ゴール真正面でポッカリ空く空間ができたり、ゴール前をボールが横切ったり、不用意に坪井やアレックスがゴール前で相手にボールを渡してしまう場面があったり(田中誠のケガが悔やまれる)という不安要素は気になった。 |
06.04 |
マルタ代表 |
ドイツ・デュッセルドルフ LTU arena |
1-0 |
TV |
本番をにらんでコンディションの谷間に入っているのかもしれないが、前回のドイツ戦で、日本もワールドクラスのチームじゃん、と思えたのが、今回は「いつもの」アジアレベルのチームに戻っていた。奪えない、つながらない、連動して攻め上がれない、スピードがない、決められない、奪われたら戻れない・・・FW2人のせいだけでもない、両サイドを含めた中盤に追い越していくような動きやスペースを突くスピードある動きがなかった。しっかり2点目を取って勝ちを決定づけたかったが、問題は本番なので、連動した動きやボールの奪い方など出てきた課題を整理し、コンディションのピークをきちんと合わせて初戦に臨んでほしい。 |
08.09 |
トリニダード・トバゴ代表 |
国立競技場 |
2-0 |
TV |
スコアほどの「快勝」と言える試合ではなかったが、新指揮官の目指す方向が何となく見えた感じがした試合だった。1人がボールを奪うと3人ぐらいの選手たちが連動して動き出す、前へ前へと追い越していく動きが続く、頻繁なポジションチェンジとダイレクトパス等々、「考えながら走るサッカー」の雰囲気が何となくわかるような気がしてきた。でも、後半にガックリ動きが減ってしまったのは残念。このチームが成熟するのはlこれから、ということだろう。 |
10.04 |
ガーナ代表 |
日産スタジアム |
0-1 |
TV |
初めての選手があまりに多い中、テレビの画面では背番号がよく読み取れない。その上TBSの清水アナがボールを持っているプレーヤーの名前をきちんとアナウンスしてくれないため、だれがボールを今持っているかわからないことが多く、だれがどうよかったとかよくなかったとかよくわからなかった。ただ思ったことは・・・あっちでドタバタ、こっちでドタバタ、またあっちでドタバタ・・・の繰り返しで点が取れそうな気がしなかった。相変わらず決定力ないし。守備もいつもの磐田の方がいいんじゃない、と思うぐらい危うかった。何とも見どころのない試合だった。 |