Shochan's Report from Germany

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スタジアムアラカルト(フランクフルト→ケルン→ドルトムント編)
(1)ドルトムントへの行き方
  フランクフルト空港から,ドルトムント空港へ行くという手段もあると思いますが,自分の場合はドイツ鉄道を利用しました。ドイツでは外国人向けに,ジャーマンレイルパスという切符があります。1番短い期間で4日間からでドイツ鉄道の列車でドイツ国内を走る路線ならそれ1枚でいいという,何ともありがたいパスがあるのです。
 また,俳優の関口知宏さんがドイツ鉄道の旅を紹介したこともあって,鉄道の旅もいいなと思ったものです。

(フランクフルト空港横の長距離専用駅)
 フランクフルト空港駅から,長距離専用駅に行きます。17:09発のICEに乗ったのですが,通勤帰りのラッシュと重なり,ケルンまでわずか1時間の乗車でしたが,日本の盆と正月に見られるすし詰め状態でした。
 この列車でも,直接ドルトムントに行けるのですが,ケルンの大聖堂を見たいと思い,初日と2日目はケルンに泊まろうと考えました。
 写真の左側を見ると分かるのですが,車両の先頭と先頭がくっついています。左側の列車はドルトムントまで行くのですが,右側の列車はケルンどまりのものです。

(プラットホーム上の案内)
 翌日の午前中に,ケルンの大聖堂へ行って来ました。世界遺産にも登録されていて,見る人を圧倒し,中は祈りを捧げる人々がいて荘厳な気持ちにさせてくれるところです。
 また,塔の最上部にも行くことができます(2ユーロ)。他にもローマ・ゲルマン博物館,チョコレート博物館など見所はあるのですが,ここだけで十分ドイツを満喫できます。右写真は最上部から見たライン川です。
 ちなみにケルンはワールドカップの会場の一つであり,昨年のコンフェデ杯で日本が ブラジルと試合をした(縁起のいい?)所です。
 ICEに乗ってドルトムントへ行きます。ケルンから約1時間20分ほどです。
ICEには,日本では見掛けなくなった食堂車があります。ここで飲むビールもまたおつなものです(ワールドカップ期間中はそれどころではないと思いますが)。
 ケルンからドルトムントのあたりは,いわゆるルール工業地帯にあたり(世界地理を習った人ならすぐに分かるはずです),鉄鋼関係の工場が線路沿いに見えます。
 ドルトムントは同じルール地方にあるシャルケ04をものすごく意識していて,シャルケとの試合は,「ルール・ダービー」として有名です。ちなみに,シャルケのホーム(ゲルセンキルヘン)もワールドカップドイツ大会の会場の一つです。
 いよいよドルトムントです。ここから地下鉄(Uバーン)に乗って行くのがいいのですが,あいにく切符の買い方が分からず(というか読めず:苦笑),地下鉄は危ないという話も聞いていたので,タクシーで行くことにしました。
 ドイツのタクシーは白塗りで,しかもBMWやベンツです。生まれて初めて上記2車に乗りました。当然ですが,乗り心地は最高でした。
 ドルトムント中央駅です。雨が降っていて寒かったのですが,欧州の人々はほとんど傘を差しません。駅の中はビールびんを片手に大声で叫ぶドルトムントサポーターがたむろする一方で,警察官も多数いました。
 サポーターの必需品としてマフラーがあるのですが,両手首にまくスタイルが流行なのか,それともスタンダードなのか,よく分かりませんが,目立っていました。

(屋台があってビールを飲む人々でいっぱい)
 試合も終わり帰ろうとしたのですが,タクシーはなく,あてもなくどうしようと地下鉄の駅を渡りきったところ,ドイツ鉄道の駅の標識を偶然見つけ,安堵したものです(やはりバスや地下鉄の乗り方に関する言葉は覚えておきたいと実感)。しかし,無人駅でサポーターのマナーが荒かったのが心に残っています。
この駅から出る電車に乗って10分ほどで上の中央駅に着きました。

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ドルトムント続編に続く