GERMANY 2006 Part4
 結局前夜は外に出て食事をすることなく、ホテル内のバーに慣れない英語を駆使してピザをオーダーし、部屋でビールを飲みながら味もわからないまま済ませました。
 ツアー最終日、ホテルをチェックアウトして空港に向かいますが、気持ちの整理をつけられないままドイツを去らねばならず、心はうつろでした。
 往路と逆のコースで日本に向かいます。まずはフランクフルトからロンドンへ。エアラインも往路と同じ、ブリティッシュエアウェイズです。
 うつろな気持のまま、窓からボンヤリと外を眺めます。蛇行して流れるライン川が眼下に見えます。
 ヒースローでの乗り継ぎを経て成田行きの便に乗り換えます。もはやヒースローの「FLIGHT CONNECTION」は「慣れたもの」です。もし使う方、いらっしゃいましたらご案内しますよ。
 成田行きはB-747のジャンボでした。日本人の客室乗務員の出迎えのあいさつにホッとしつつ、まだ心の整理がつかない中で複雑な心境です。
 照り焼きチキンとご飯、という帰りの機内食です。時間的にはまだ昼過ぎなのですが、事実上これが「夕食」となります。この後、あっという間に「昼→夜→昼」が過ぎていきます。
 一眠りして目覚めたところで、シベリア上空です。何川だろう・・・レナ川かな、と勝手に予想してみました。ハバロフスクあたりを過ぎると、あっという間に日本上空に入ってくるのですが、梅雨時の日本は雲に覆われ、日本海に入ったあたりから下界は真っ白でした。
 成田に降り立ってからの私はよほど疲れていたのでしょう、借りていた携帯電話を返したり、家や職場に電話を入れたりしたほかは、ただただボンヤリ。もうどこにも寄ることなく、ひたすら成田エクスプレスと新幹線を乗り継ぎ、家に戻ってきました。
 当然ながら家に戻っても気持ちの整理はつかないまま。しかし翌日からは仕事です。気分転換をしたいのと、久しぶりにシャワーだけでない湯船のある風呂につかりたい、ということもあり、可美の極楽湯へ行きました・・・。