GERMANY 2006 Part1
 あの自国開催で盛り上がりつつ、しかし雨の宮城スタジアムに不本意な形で散った2002年のW杯。日本はまだまだやれたはず、と、ジーコを監督に迎え4年越しのリベンジを果たすべくアジア予選を戦いぬき、06年ドイツW杯への出場権を得ました。
 私自身、ホームでの最終予選を全て生観戦し、代表をサポートしてきましたが、本大会についても職場の理解をいただく中で初戦のオーストラリア戦を生観戦する機会を得ることができました。そこで、ここにその道中と私の思いを紹介します。
 幸い土・日と有給休暇を合わせて5日間の連休をいただくことができました。出発前日、成田空港の構内にある「成田エアポートレストハウス」にチェックイン。ここは成田空港の構内にあるのが売り。部屋から明日飛び立つ飛行場の管制塔や貨物のターミナルを見ることができる旅情を感じるホテルです。冷奴やタコわさびなど、和風のおつまみを肴に、数日ごぶさたになるであろう日本のビールを楽しみました。
 私のツアーは午前11時の集合でしたが、前泊が空港構内のホテルだったため、余裕でした。ゆとりをもってホテルのバスで空港に到着できました。成田は梅雨の合間ということもあり、雲の間から日が差す曇天状態。でも雨じゃなくてよかった。新東京国際空港改め、成田国際空港ターミナル1です。
 ドイツ行きのためにまず私が乗ったのはブリティッシュエアウェイズ008便。ドイツへの直行便ではなく、ロンドン行きの便です。「ツアー」だったはずなのに、受付に行くと航空券だけ渡されて、搭乗に遅れないようにとのこと。つまりほとんど団体旅行ではなく、個人旅行のようなものだったのです。機種はボーイング747のジャンボ。満席でしたが、ロンドンからの到着が遅れたため、約1時間遅れで乗り込むことになりました。
 私にとって、初めての「外資系エアライン」。CAのほとんどが外国人というのは私自身覚悟していましたが、それ以上に驚いたのはCAの半数以上が「男」だったこと。それも腕っ節のいいマッチョマン。でも、CAといえば女性、というのはグローバルスタンダードから見れば「常識はずれ」なのか、と考えさせられました。シベリア上空での最初の機内食の際、低い声で「Beef or Fish?」と聞かれた時には戸惑ってしまいました。私の回答は「Beef」でしたが・・・。
(ということでBeefを選んだ私の初日の昼食です。ポテトの入ったビーフシチューとサーモン入りサラダ、そしてパンとチーズケーキです・・・。)
 懐かしのヒースロー到着です。このHP上ではあっという間ですが、実はここまでに半日近くかかっています。一方で前の渡英の時と同じで太陽は「出っぱなし」。いくら機内を暗くしても体が眠気を欲しがるわけはなく、ほとんど寝ないままヒースローに到着です。
 ヒースローで飛行機を降りた前回と異なり、今回は乗り継ぎ。しかも遅れての到着のため、既に次のフランクフルト行きの便が待っている状態の中で、慌てて広いヒースローの構内を移動します。機内のパンフレットを読んで頭に入れた「FLIGHT CONNECTION」の流れに沿っての移動ですが、今思えばよく時間内で移動できたな、と思います。ブリティッシュエアウェイズの係員が誘導してくれなかったら危なかったかも。(それぐらい案内がわかりにくかった・・・。)
 ヒースローで無事フランクフルト行きの便への乗り継ぎを完了。ここからは欧州でいうところの「国内線」的な扱いでしょうか。エアバスA320、日本国内でも「乗り慣れた」航空機ですが・・・いよいよ機内には日本語が通じるCAはいなくなりました・・・。距離が短いためサンドイッチなど「軽食」は出ましたが、機内食はなし。あっという間に高度を下げはじめ、ほどなくフランクフルト着。まだ太陽が飛行場を照らしているのですが、この画像の時点で現地時間21時過ぎでした・・・。
 タラップを降りドイツの大地を踏みしめると、目に入ってくるのは午後9時ぐらいなのに美しく空を染める夕焼けと、そんな夕焼けに照らされた多数のルフトハンザ機。いよいよドイツに来てしまったんだな、と感じました。バスにてターミナルビルへ移動し、入国審査、そして税関に向かいます。その向こうにやっと旅行会社の現地スタッフが待っていました。
 現地スタッフの女性の合図でこの機でやってきた全員が集合しました。そして専用バスにてフランクフルト・アム・マイン国際空港そばのインターシティーホテル・フランクフルトへ何とかたどり着くことができました。部屋はスタイリッシュでありながらも余分なものは何もないという質実剛健なドイツらしさ。ご覧の感じです。無線LANが使えることも確認。さっそくブログをアップです。