大分スポーツ公園総合競技場
九州石油ドーム(旧"BIG EYE")・・・Part3

 毎年別府とセットで楽しみにしている大分遠征。しかし、今シーズンは日程発表を見て少し顔色が曇りました。今シーズンの大分戦は日曜開催。キックオフの時間は15時、試合後急いでも大分空港発中部国際空港行きの最終便に間に合いません。しかも翌日は新年度の第1日目で休暇を取るなんて「アリエナイ」。また、往路にいつものフェリーや夜行バスを利用するにも、出発日の3月31日は年度最終日。勤務時間終了後、職場のセレモニーがあり、それに出ているとそれらにとても間に合いません。ということで一時は遠征をあきらめたのですが、そこは磐田の試合見たさ、というよりは「別府の湯恋しさ」から西村京太郎ばりにいろいろな手段を検討し、この遠征を計画しました。

旅行日 2006年3月31日〜2006年4月2日(1泊3日車中1泊)
観戦スタジアム 大分スポーツ公園総合競技場 九州石油ドーム(旧BIG EYE)
観戦試合 ジュビロ磐田vs大分トリニータ
利用交通機関 往路:
JR東海道本線利用で豊橋まで。東海道新幹線に乗り換え、新大阪まで。新大阪からムーンライト九州に乗り換えて小倉まで(車中1泊)。日豊本線に乗り換え(途中柳ヶ浦にて乗り換え)、別府駅着。
湯めぐりバス(当日限定運行)を利用して別府市内を散策後、鉄輪の旅館みゆきや泊。翌日、亀の井バスにて別府駅へ。JR別府駅から日豊本線にて東別府へ。市内散策後、再び日豊本線にて大分駅へ。大分駅から大分交通のシャトルバスにて九州石油ドームへ。
復路:
タクシーにて大分空港行きホーバーフェリー乗り場へ。ホーバーフェリーにて大分空港へ。
大分空港からJALエクスプレスにて大阪国際空港(伊丹)まで。大阪国際空港から新大阪までタクシー。
新大阪から名古屋までJR東海道新幹線。乗り換えて東海道本線。
 仕事が終わってから普通に普通電車で西に向かったのでは、新大阪からのムーンライト九州に間に合いません。ということで、18きっぷで言うところの「ワープ」、つまり新幹線を利用して(当然18きっぷとは別料金になります。)新大阪に向かいます。
 新大阪駅の夜行列車用ホームに入線した夜行快速「ムーンライト九州」です。18きっぷシーズンだけ運行される臨時列車です。以前は京都始発でしたが、残念ながら2005年夏から新大阪発着になりました。でも、このご時世では廃止にならないだけありがたいのかもしれません。何せ、時間さえ十分にあれば、片道5000円程度で九州まで行けてしまうのだから。
 画像は列車の最後尾であって、先頭ではありません。ちなみにこの列車は電車ではなく、電気機関車が牽引する「列車」です。牽引するのはかつてブルートレインを牽引していたEF65の1000番台。懐かしい。(という私は別に「鉄ヲタ」ではない・・・と思うのですが・・・、ねぇ、SMZさん。)
 元来「シュプール号」として夜行のスキー列車に使われていただけあり、車内には「スキー置き場」などが残っています。座席もリクライニングができますが、後ろの人の迷惑を考えるとほどほどに、というところでしょうか。あと、古さは否めません。座席はムーンライトながらに比べて固く、足を載せる台もありません。
 なお、本当に客が多い時期だけ運行されるようで、この日も満席でした。新大阪を出るときはガラガラでしたが、大阪駅でかなりの人が乗ってきて、その後も三宮などでも大勢乗車、姫路を出るころには空席はほとんどありませんでした。
 その後、この列車は西へとひた走ります。深夜は明かりが減光されますが、それでも時々目が覚めてしまいます。ま、その分今どこを走っているか確認できるのですが。
 門司駅構内で直流と交流が入れ替わるため、早朝、下関駅と門司駅で機関車を取り替えます。写真は門司駅でEF81からED76に機関車を取り替えているところ。こんな画像を撮る私は、別に「鉄ヲタ」ではありません・・・。
 6時過ぎ、小倉に到着。ここから日豊本線のローカル線に乗り換えます。別府まで直行できる電車はないため、柳ヶ浦で乗り換えます。小倉から別府まで乗り換えの待ち合わせを含めて約2時間半かかりました。
 別府到着。この日、4月1日は「別府八湯温泉まつり」ということで、市内全域でイベントを開催していました。駅前には屋台村にフリマ、そしてステージで様々な催しを開催中、500円で市内の八湯をめぐる「湯めぐりバス」を運行するなど、結構大がかりにやっている様子。ということで、早速バスの券を買いました。
 いつもどおりですが、別府に来たら一番最初に入ると決めているのがここ竹瓦温泉。この日は温泉まつりのため、普通湯は無料開放とのこと。その割には空いていましたが、湯の熱さは相変わらずでした。
 湯上がりのビールは食事をしながら移転した「グリル三つ葉」にて。ちょっと広くなった感じですが、とり天定食の味は変わらず。甘めのたれが効いてます。
 別にとり天定食だけでは足りないというわけではなかったのです。ただ、駅前の温泉祭りの屋台村に寄ったらどうしても心ひかれまして・・・屋台で出ていたキーマカレーと生ビールです。ひき肉が美味でした。(おかげで満腹です。)
 「湯めぐりバス」を使っての八湯まわり。この日は観海寺温泉、「スギノイパレス」の「棚湯」、そして堀田温泉、最後に「湯の里」の露天風呂と回りました。棚湯からは別府市街を一望しながらリラックス。市営の堀田温泉は温泉まつり中ということでこちらも無料開放中。そして湯の里では硫黄分たっぷりの白濁した湯を楽しみました。詳しくは「Let's go to Spa」のページをご覧ください。
 鉄輪のこの日の宿に到着です。過去の2回の大分遠征は土曜日のナイトゲームだったため、ゲーム終了後、遅くなっても問題のない駅の近くに宿を取っていましたが、今回はちょっと趣向を変えてみようと考え、鉄輪の和風旅館にしてみました。掛け流しのお風呂にゆったりつかれ、食事もおいしくいただけました。宿の人もあたたかく場所もわかりやすく、よかったです。
 夜、扇山の火まつり(野焼き)が見られるかと思い、外に出ましたが、ぱらつく雨の影響か火まつりは中止になってしまいました。仕方なく鉄輪界隈を散歩しました。あちこちから立ち上る湯けむりがライトアップされ、いい感じです。