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昨年に続いてのプロジェクトB(−2)のスタートです。まずは大阪を目指します。ひたすら在来線で西へ向かいます。しかし・・・確か昨年の9月の神戸ウィング以来、1年ぶりのJR西日本。1年の間には、いろいろありました。1年前は目の保養に楽しめた車内広告の竹内結子はもはや他人のカミサンになっちゃったし(ここまでは笑。ここからはまじめに)、そしてあの忘れられない4・25の悪夢。福知山線は通常運行に戻っているようですが、駅の掲示板に張られている社長のお詫びのコメントを見ると、あの映像が頭の中によみがえってきて、何とも言えない気持ちになりました。 |
昨年と同じく、大阪駅で環状線に乗り換え、弁天町へ。そこで地下鉄に乗り換えコスモスクエアへ。コスモスクエアからテクノポート線で大阪南港を目指しました。1年前にもやってきたフェリーターミナルへ。ただ、昨年は夕方でまだ陽が出ていましたが、今回は夜。闇の埠頭にライトアップされて浮かび上がる「さんふらわあ こばると」が見えてきます。20時過ぎにチェックインをして乗船しました。 |
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「さんふらわあ こばると」は昨年乗った「さんふらわあ にしき」よりも新造船で、内部も心なしか新しく感じます。ベッドもこんな感じで新しい。でも・・・甲板で風に吹かれながら景色を楽しむのには「にしき」の方が甲板が広くて向いていたかな。ただ、「こばると」の方はラウンジスペースがあって、室内から窓越しに外の景色を楽しむスペースはありましたが。 |
今回も船内で夕食(晩酌?)です。枝豆、冷や奴、肉じゃが、麻婆茄子にサラダ・・・どう考えても「居酒屋メニュー」です。出航前から飲み始めました。というのは、今回の21時出港の便は、22時45分でレストランの営業が終わってしまうため、前回のように明石海峡大橋の通過を見てからでは「食いっぱぐれ」てしまうということで、早めに飲み始めて、食後、甲板で明石海峡大橋の通過を見送ることにしました。 |
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この21時出港の便は通称「寄港便」と呼ばれていて、途中神戸と松山に寄港します。神戸はこの日は中突堤の旅客ターミナルに接岸しました。船からあの美しく浮かび上がったポートタワーや「モザイク」、オリエンタルホテルの夜景を楽しむことができました。 |
神戸港を出港し、西に向かいます。甲板で明石海峡大橋の通過を待ちます。しかし・・・遠くに橋が見え始めた時は明かりがついていたのに、23時でライトアップは終了なのでしょうか?船が通過するころには橋脚部分しか明かりがついておらず、さびしい通過となりました。故に画像はなし。レストランに戻って自販機で買った(レストランの営業は既に終了)缶リザーブを楽しみます。(冷えてなかった!) |
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夜が明け、松山に入港です。ここで下船する車や乗客を降ろし、さらに船は瀬戸内海を豊後水道へ向かいます。既に島が多い箇所は通過してしまっているため、ここからは島影がほとんど見えなくなってしまい、外洋のようです。 |
豊後水道へ入ると少し様子が変わりました。台風の影響でしょうか、少し揺れが感じられるようになりました。調子を崩すほどではありませんでしたが、乗り物酔いする人にはつらかったかもしれません。船首の展望台から前方を見ていると海の彼方に黒々とした陸が姿を見せ、それがだんだんはっきりとしてくるのがわかります。高崎山の山かげが見え始めるころ、船はゆっくりと右に舵を切り始めます。到着が近いサインです。ほどなく港が見えてきます。 |
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前回と同じく、下船し、別府駅行きのバスに乗車しました。しかし途中の北浜バスセンターで下車。そのココロは、駅からよりもここからの方が竹瓦温泉に近いから。別府八湯いろいろあれど、やはり一番最初にここに入らないと、と変な順序づけをしている自分なのでした。
昨年改修工事中だった砂湯も今年は営業。でも入りませんでした。それはこの先を見ていただければと思います。今年もお湯は熱かった。やはり後から来たオジサンがどばどばと水を入れていました。 |
風呂から出て昼食時になりました。竹瓦温泉のすぐそば、「グリル三つ葉」(三つ葉グリル?)に入りました。普通は通らないような路地裏の、普通では一見さんには入りづらそうな雰囲気の「地元の食堂」という感じの店ですが、某チームサポの大分遠征記に「いい」という情報があり、その他のサイトなどでも評判がよいので訪ねてみました。とり天定食を頼みましたが、量も多いし、甘辛いたれにつけた味が最高。小さめに切られた鶏肉もジューシーで、ビールもご飯もおいしくいただけました。あとはステーキのランチもいけてそうでした。 |
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別府駅周辺、いろいろ変わっていました。まず駅舎。別に建て替えたわけではないのですが、外壁を木の格子のような感じで改装し、シックな感じになっていました。中には駅ビルというほどでもないですが、ショッピングモールが入り、外のバス停やタクシー乗り場もつけ替えられていました。もちろん、観光の町の玄関口としての改装もあるのかもしれませんが、大分国体が近い、というのもあるかもしれません。 |
なぜ竹瓦温泉で砂湯に入らなかったか、というと、今日の予定の中に市営の海浜砂湯が入っていたから。JR別府大学駅で降りて海岸方向に歩いて5分ほどで着きます。入湯料は1000円(この日現在)。受け取った浴衣に着替えて海岸に出ると、既に用意された砂場に横たわり、おばさんに砂をかけてもらいます。いろんなサイトでは「砂かけババア」とも書いてあるところもありましたが、私が行った日はそんなことはなく、それなりに若い方でした。
お湯で湿って温かい砂の重みを感じながら横たわっていると、じわじわと温かさが効いてきて、額から汗がにじみ出てきます。そして腰に効くこと。幸せな気分でした。時間が来ると「そろそろいいですか?」みたいな感じで声を掛けられ、墓場から立ち上がるゾンビのごとく、体を起こします。シャワーを浴びて砂を落とし、浴槽で湯につかって(この湯は温泉?)上がります。 |
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