新潟スタジアム ビッグスワン Part3

 前回新潟に来た時は「セントレアから飛行機に乗りたい」だけで来てしまったのですが、今回は「オシムジャパンを観てみたい」というそれだけの理由で来てしまいました。オシムジャパンだったら東京で観ればいいだろ、と言いたくもなりますが、とにかく「旬」のうちに一度生観戦したい、というそれだけの理由で日本海側まで来てしまいました。中途半端に遠い新潟は新幹線でも飛行機でもビックリするぐらい高く、今思えばこの遠征費用を九州遠征とかに回しておけば、とも思いましたが。オシムジャパンは勝ちこそしたものの課題は山積。とにかく「改革」は前途多難だということを痛感した新潟遠征でした。

旅行日 2006年8月16日〜2006年8月17日(1泊3日)
観戦スタジアム 新潟スタジアム ビッグスワン
観戦試合 日本代表vsイエメン代表(アジアカップ2007予選)
利用交通機関 往路:
JR東海道本線で豊橋まで。豊橋から名古屋鉄道名古屋本線で名鉄名古屋へ。名鉄バスセンターから名鉄バスで新潟へ。新潟市内を散策した後、新潟駅からシャトルバス利用。スタジアムからシャトルバスで新潟駅へ。新潟第一ホテル泊
復路:新潟駅からJR上越新幹線で東京へ。東京から東海道新幹線で浜松まで。浜松から東海道本線利用。
 とにかく中途半端に遠い新潟ということで、飛行機も異様に高く、新幹線でも1万8000円ぐらい。安価に行くためにはこの乗り物しかありません。ということで名鉄バスの新潟行きです。お盆休み明けということもあるのでしょうが、満席で2号車まで出ていました。ふだんもこんなに混雑しているのでしょうか?
 22時40分の名鉄バスセンター発。名鉄バスセンター発のバスの中では遅い方の出発時刻なのですが、新潟着は何と朝の5時半です。夕方まで一体何をして過ごせばいいのか?と途方に暮れたぐらいの早い到着。新潟市内は以前の訪問の時から感じていましたが、実はこれといった観光スポットはなし。佐渡に渡ってみようかとジェットフォイルの時間や定観の時間などを調べましたが、何より往復で12000円というジェットフォイルの料金に佐渡行きを断念。何もないなりに市内を歩き回り、新潟という街を「理解」しようとまち歩きをすることにしました。
 まずは駅から万代シティ方面を探索。画像は国指定重要文化財の萬代橋です。1929年の竣工で新潟地震にも耐えるなど、堅牢な名橋として多くの市民に親しまれ、市民の中から重文指定に向けての運動が起こったとのこと。国道の橋梁としては東京の日本橋に続いての重文指定。文字通り町のシンボルです。
 観るべき観光スポットは少なくとも、とにかく街を歩き、この街を理解する、という目的の下、市内を歩き続けます。日が高くなってきてまるで肌を刺すかのよう。少々バテ気味になりながらも古町通りのアーケードを歩きます。でも、よく見たらここ、夜はこわくて歩けないかも・・・と感じました。
 港の方向に歩きます。ただ、本当の新潟港は川の反対側なのですが、こちらには新潟市の歴史博物館があり、そこを目指すことにしました。中には古代からどのようにしてこの新潟という土地ができ、人が住みつき、そして栄えるようになってきたか、そして現代に至るまでの一連の流れが大変わかりやすく説明されていました。海運と川運が交差する水の都として栄えてきたこと、そんな新潟を支配するために様々な戦いが行われたこと、幕末、日本海側で唯一海外に向けて開港されたこと、広島・(小倉)・長崎に続く米軍の原爆投下目標になっていたことなどなど、わかりやすく展示されていました。先ほどの萬代橋のことも詳しい展示と説明がありました。
 歴史博物館の隣には旧新潟税関の庁舎が残されています。かつてはこちらが新潟市歴史博物館として利用されていたようですが、展示物は現在の建物に移し、こちらは無料で建物を公開しています。
 ここまで見て13時過ぎ(まだ!?)その後、白山公園の白山神社に見学&お参りした後、昼食を済ませて早めにホテルにチェックイン。暑さでヘロヘロになっていたところを一休みし、体調を整えてからブログをアップして出陣です。シャトルバスでビッグスワン入りしてから南を臨みます。群馬県から福島県にかけての山並みでしょうか。
 イエメンという相手にもかかわらずほぼ満員のビッグスワンです。みんなこの新指揮官が新しいメンバーでどんな試合をするか、それを観たくて集まったのでしょう。大きな歓声と拍手が送られました。