静岡県の最南端、御前崎へ

 少しずつカブにも慣れ始めた2010GW、この間に一度はお出かけして遠乗りへの自信をつけておきたい、ということで御前崎への半日ツーリングに出かけました。

実施日時:2010年5月2日
行き先:静岡県御前崎市
 5月2日、天気は快晴。連休中に一度は遠乗りに出かけておきたい、と思っていたのを実行することにしました。11時ごろ、家を出発。職場に一度寄って東へ。舞阪のガソリンスタンドで給油した後、篠原から国道1号を避けて(交通量の少ない道を選んだ。)掛舞線を走行。画像は掛塚橋を渡る直前に記録のために一度道を外れて撮影したもの。ここまでは特に怖い思いをすることなく走行できました。風も前回の蔵王山に行った時ほどでなく、快適でした。
 150号は磐田やエコパに行く時に走ったこともあるので、浅羽あたりまでは勝手がわかっているのですが、古田屋(知ってる人は知っている? 激安の店)を過ぎたあたりからは走り慣れない世界。どこか外国っぽい風景の一本道を東に向かって走り続けます。途中、いくつか橋を越え、やがて浜岡の原子力館が見え始める頃、昼食のために道を外れます。角に「すきや」があり、その裏手にイオンタウンがあるところを更に進むとパチンコ屋の前に目指すラーメン屋、「麺の房 味わい亭」がありました。
 味わい亭では、メニューの中から今回はネギラーメンを注文しました。
 豚骨をベースにしたラーメンだとはと聞いていましたが、出てきたスープの色にビックリ。真っ黒。いわゆるマー油でした。これはくどいのか、と思いスープを口に含んでみると・・・豚骨のうまみが口の中に広がる一方でくどくなく、意外とするっと飲むことができました。麺も中細ストレートで適度な歯ごたえ。いい風味でおいしかったです。もうちょっと近ければ通いたくなる、そんな店でした。
 このラーメン屋が目的地ではありません。店を出た後、また更に東へ向かいます。原子力発電所を横に見ながら坂を上り下りした後は、旧浜岡の市街に入ります。さすが、原発のお膝元、ここからは道が2車線で急によくなります。財政が豊かであることと、原発関係車輌の通行の便宜を図るためなのでしょう。
 やがて海岸に出る道に向け、150号を右折します。風力発電施設や原発関係の建物が立ち並ぶ近未来的な風景の下をくぐり抜けてしばらく走ると、右側に松林が見えてきます。若かりし頃、何度か訪れた白羽海岸です。ちょっとしたアップダウンを繰り返すうちに、右の松林が切れ、海が見えてきます。そして正面には、灯台です。
 海岸横の駐車場から灯台に上がる遊歩道はあるのですが、バイクと灯台を一つのショットの中に収められる場所を探し、裏道から灯台脇に上がる道を見つけました。灯台の結構近くにバイクを止め、撮影です。
 灯台ではイベントを行っていました。青い空にそよぐ鯉のぼりが連休らしさを感じさせます。
 灯台の上には昇りませんでしたが(情けない話ですが、200円ケチりました。)その下から太平洋(あえて遠州灘とか駿河湾とかでなく、「太平洋」と表すことにしました。それぐらい、大きかった!!)を臨むことができました。本当に広い。そして青い。地球は丸い。そして海の向こうに伊豆半島・・・ステキです。
 帰り道の楽しみは温泉です。150号沿いからすぐの大東温泉シートピアに立ち寄りました。2001年ごろだったか、私が日帰り温泉にハマルきっかけとなったこの施設、1500mの地下からくみ上げる茶濁した湯がさらっと肌になじみとても心地よいです。ナトリウム・塩化物泉らしく、温まった体は湯から上がってもいつまでもホカホカ。バイクに乗り続けて結構無理が来ている腰にもよかったように思います。
 とはいえ、のんびりもしてられません。夜は飲みに行く約束もあるし、何より日没後はできることなら走りたくない、ということで、16時半にはここを出発しました。
 150号、掛舞線、そして国道1号で帰ってきましたが、流れに乗りながら危険な思いをすることもなく戻ることができました。本日の走行は137km。今までで一番のロングでした。
 自分やマシンについて「ここまでは行ける」というのがつかめたように思いますし、まだまだ行ける、という自信も身につき、夏に向けていいトレーニングになりました。