小国神社

 2011年夏、伊勢神宮ツーリングから一年、あの時の仲間たちとまたツーリングに行こうという話になりました。奥三河を目指していく計画を進めていて、それだったらその前に少し慣れておこう、とばかり、練習がてら森町の小国神社へ行ってみることにしました。考えてみればこれまでに伊勢神宮やら秋葉山やら出かけてきましたが、自分の住んでいる遠江国の一宮に未だかつて私は参拝したことがありませんでした。ということで、夏の暑い中ですが、出かけてみることにしました。

実施日時:2011年8月17日
行き先:静岡県周智郡森町 小国神社
 前回の遠出である秋葉山に比べれば近距離ではありますが、それでも遠出は緊張するし、体力も使います。集中が途切れて事故を起こさないよう、こまめに休憩を入れます。
 往路は天竜川を150号を使って渡り、磐田市内を北へ縦断するというルートを取りました。掛塚橋を渡ったところで一休みです。
 磐田市内のサークルKで飲み物を買いました。この日の気温はかなり高く、熱中症を避けることと、集中力を維持するためにも水分補給は大切です。
 磐田市内を縦断し、外れに近付くと、ところどころで袋井市との境界が入り組んだあたりに入ります。旧豊岡村の天浜線の踏切を渡って右折すると、森町に向かう山道に入ります。
 森町を東に向かって走ると、小国神社に向かう県道280号への分岐点がやってきます。左に折れ、山に向かって走ります。
 第二東名をくぐります。以前、前の前の職場で今とは違う仕事をしていたころ、仕事で森町を訪れた時はまだ橋脚だけだったのですが、もうほぼ完成ですね。静岡県は進捗状況が進んでいるように思いますが、愛知県のほうは今頃橋脚を作ってたりするので、開通までどれぐらいかかるのか、とも思います。(これができれば、岡崎あたりの渋滞は改善されそうな気もしているのですが。)
 小国神社に到着です。私にとって初めての遠江国一宮。大きな鳥居をバックにここまで乗ってきたカブの写真を撮ります。
 さすが、一宮ですね。深い森に、そしてその木のたくましさに厳かさと歴史を感じます。パワーが伝わってくるような気がします。
 拝殿です。御祭神は大己貴命(おおなみちのみこと)です。大国主命(おおくにぬしのみこと)と言う方が有名でしょう。いわゆる大黒様です。555年に本宮峯(本宮山)に御神霊が鎮斎せらたとのことで、由緒あるお宮です。
 「家康公立あがり石」との表記があるこの石、徳川家康が犬居城攻略の際に参拝した時、この石に腰かけて休んだとのことです。辛苦を乗り越え、人生の再起をかけたい人が多くこの石に腰かけ、立ち上がるとのこと。私も座り、立ち上がってみました。
 帰路は浜北経由で変えることにしました。旧豊岡村を抜け、浜北大橋へ。天竜川を渡る前に。この日の天竜川は水量は多かったですが、穏やかな流れに見えました。ただ、この画像を撮影した直後、ここからほんの数kmの上流では川下りの船が転覆するという、痛ましい事故が起こってしまうのでした。残念です。
 浜北経由で帰ったのは、ここに寄りたかったから。中瀬の日歩未です。藤田屋閉店後、正統派の中華そばを食べられる機会がなかなかなくなってしまいました。久しぶりの来店、塩チャーシュー麺をいただきました。鶏ガラなどからとった出汁で本当に体にしみこむように作られた澄んだスープと何とも言えない食感の極細麺、とてもおいしかったです。チャーシューが少し黒胡椒でスパイシーすぎたのが気にはなりましたが、本当においしいラーメンです。
 暑い中でしたが、何とか集中を切らさず、無事故で帰ってくることができました。本日の走行距離、約101km。奥三河へのツーリングは結局天候不良のため無期延期となってしまい、この夏唯一のロングツーリングになりました。