奥三河 鳳来寺山

 毎年恒例の同級生との原2ツーリングが近づく中、しばらく乗っていなかったカブで「足慣らし」をすることにしました。近場で鳳来寺を選び、バイクで登ってみることにしました。

実施日時:2015年8月12日
行き先:愛知県新城市
 国道301号を北上します。湖西市の知波田で天竜浜名湖鉄道のガードをくぐります。90度のカーブを抜けたところにあるガードですが、このカーブを緩やかにしたいのでしょう、道路を付け替えると共に、ガードも付け替える様子で工事をしていました。
 三ヶ日から県道68を経て308に入っていこうとする途中です。東名ではお盆の帰省ラッシュが始まっていました。下り線はこんな感じ。新東名との合流地点の手前は大渋滞でした。私の方は車が数えるほどしか走っていないような山道をこれから行きます。県境越えを目指します。
 愛知県に入って峠道を抜け、国道257号に合流します。途中の山吉田交差点のサンクスで一服です。県境の山を一つ越え、ほっとしたところにあり、いい休憩ポイントです。帰りもここに立ち寄り、蓬莱泉の小瓶を買って帰りました。
 新東名の下をくぐります。愛知県部分は工事が遅れてどうなるものかと思っていましたが、もう完成間近。来春の開通に間に合いそうです。
 宇蓮川沿いに上がる国道151にこの標識が見えたら左折です。元有料道路の鳳来寺山パークウェイに入ります。表参道側からお参りに入るのが本来なのでしょうが、とても1,425段の石段を上がるパワーは酷暑の中ありませんでした。「ワインディングを攻める練習」という言い訳の下、バイクで頂上駐車場を目指します。
 さすが、元有料道路ということもあり、道幅もしっかり、カーブも快適なぐらいのRで走りやすいです。車体を倒しながら地面が斜めに流れていく感覚を楽しみながら登る余裕がありました。
 途中で表参道方面に向かう道から分かれるT字路を右折します。この先に頂上駐車場があります。
 頂上駐車場に到着です。道路は有料道路ではなくなり、無料開放されていますが、この駐車場に入るのは有料です。他に止める場所もないので、必然的にお金を払うことになります:-) 二輪車は200円。出発前にネットで確認していましたし、苦になる額でもないので払って駐車します。
 ちなみにここは夜間は閉鎖されます。その方がいいでしょうね。変な輩が来るのは見えてますから。
 山頂駐車場は標高684mとのこと。お寺に向かって歩く歩道から素晴らしい眺めを見ることができます。
 ちなみに知ってました?鳳来寺山って「火山」だったそうですよ!! 1,400万年前にはこのあたりで箱根や富士山レベルの火山活動があったとのこと。かつて「死火山」と呼ばれた箱根が今あんな風になっていることを考えると、まさかまさか、なんて思ってしまいます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 山頂駐車場方面から歩いて行くと、まずこの東照宮に到着します。
 そりゃ、日光や久能山と比べれば、見劣りがするのは仕方がありません。でも、徳川家康の生母・於大の方が当山に参籠し、家康を授けられたという伝説を知った家光が大号令を発し、慶安4年に完成したという由緒ある、日本3大東照宮の一つなのです。
 本堂に参拝します。
 寺伝では大宝2年(702年)に利修仙人が開山したと伝えられる真言宗五智教団のお寺です。明治初期までは多数あった僧坊も今は少なくなってしまったようです。この本堂も、大正3年(1914年)に火災で焼失したのですが、昭和49年(1974年)に再建されたとのことです。
 本堂前で休んでいると、空模様が少し怪しくなってきました。遠くに灰色の雲が現れ、少しずつ広がり始めました。帰り道を急ぎます。再び県境に向かって黄柳野の里から峠に入り始めたところで、雨を予感させる風を感じ、気をつけつつもスロットルを開き気味に峠登りに入りました。
 何とか雨に降られることもなく、事故災難に遭うこともなく、無事帰宅できました。途中のサンクスで購入した蓬莱泉の生貯蔵酒と、冷蔵庫で冷やしておいたサッポロの静岡麦酒で反省会です(^_^;)