Wembley Stadium

 FOOT BALLの聖地、イングランドのホームといってもよいでしょう、ウェンブリースタジアムをアーセナル戦観戦の翌日、訪ねてみました。
 宿泊していたホテルの最寄り駅、King's Cross St.Pancras駅からは、Metropolitan Line で行けば乗り換えもなく、駅も少ない、ということで、さっそく地下鉄の駅に向かいました。しかし・・・地下鉄の窓口で「Wembley Park まで、往復切符を一枚。」と英語で言ってみました。どうやら私の英語は通じたようなのですが、その後、係員のお姉さんの口からは私をへこませるマシンガントークが・・・。何度も聞き返したのですがさっぱりわからず、向こうの人も黒人の男の人に交代。根気よく図に書いて説明してくれたのをもとに解釈すると、どうやら往復切符もいいが、Wembley Parkも範囲内に入っている1日券を買ったらどうか。10ペンス高いが、その後も市内に戻ってきてからもう1回地下鉄に乗るのなら、その方が得だ、ということを言いたかったようです。でも、この日はロンドン滞在最終日。午後にはホテルにJTBの迎えの車が来るため、そうそうのんびりとしていられません。寄り道をせずスタジアムだけ見たら帰ってこようと思って往復切符にしようと思っていたのですが、せっかくの話なのでそれに従い1日乗車券を買って地下鉄へ。でも、この一件でまたまた私は自分の英語力への自信を喪失してしまいました。
 ただ、ウェンブリーについては行っておいてよかった・・・という気持ちです。ウェンブリースタジアムは2000年の9月に行われた2002FIFAワールドカップ予選、イングランド対ドイツ戦を最後に改修工事に入っていて、これがまたかなり大規模なものらしく、根本的に造り直されるということを聞きました。となると、ツインタワーを象徴とする現在のウェンブリーはもう2度と見ることができないかもしれないからです。
 数々の名勝負が行われたFOOTBALLの聖地。中に入ることはできませんでしたが、その姿を目に焼き付けてきました。

  

旅行日 2001年2月7日(成田前泊)〜2001年2月12日朝(現地3泊5日、機中1泊)
観戦スタジアム Wembley Stadium
観戦試合 (観戦試合はなし)
利用交通機関 成田空港まで東海道本線、東海道新幹線、成田エクスプレス 成田全日空ホテルにて前泊
成田空港からロンドンヒースロー空港まで全日空 ロンドン市内は地下鉄にて移動
宿泊はThisle King's Cross スタジアムへはMetropolitan Line のWembley Park 駅にて下車
復路は往路と同じ
 滞在中のホテル、Thisle King's Crossの窓より、チェックアウトの前にKing's Cross St.Pancras駅方面を臨む。
 今日でこの街ともお別れです。そう思うとちょっとさびしいです。
 すったもんだはあったけれど、何とか地下鉄へ。Metropolitan Line で郊外へ向かいます。地下鉄はやがて地上へ。窓の外はのどかな光景が広がります。そんな中にも何気なく芝生のグラウンドとサッカーゴールが。さすが、「母国」です。
 Wembley Parkに到着です。駅名の看板を見ただけで心が躍ります。写真には撮りませんでしたが、実は駅が近づくと車窓からツインタワーが見えるのです。
(これは、Jubilee Line のプラットホームで撮影したものです。)
 閑散としています。でも、試合のある日は愛野駅のごとく、観戦客で一杯になるのでしょう。
 駅の正面出口です。試合のある日は別のゲートが開くようです。
 駅からスタジアム方面へ向かいます。細い歩道です。当然、試合の日は別の通路が開き、スタジアムへ向かう道から駅へ直接入ることができます。
 スタジアム正面にやってきました。ツインタワーがだんだん大きく見えてきます。いよいよウェンブリーにやってきたのだ、という気持ちが高まってきます。
でも、この正面入口風景、どこかで見たのと似ていませんか?そうです。おらが県のワールドカップスタジアムのメインスタンド正面入口に・・・(と、私は思っていたい。)
 ウェンブリーの象徴、ツインタワーです。ワールドカップ予選の中継の時にテレビで見た、あれ、です。W杯イングランド大会の決勝をはじめ、数々の名勝負を見てきたことでしょう。
 工事のため閉鎖されていて、中には入れませんでした。金網で取り囲まれている周りをぐるぐる回りながら、ちょっと残念な気持ちです。
 もしかしたらこのタワーをバックに記念撮影をすることは、2度とできないかもしれません。
 上の括弧書きを見て、あれっと思われた方もいるかもしれません。実はWembley Park には2つの路線が乗り入れています。1つは少ない停車駅で市内に乗り入れられる前述のMetropolitan Line 、そしてもう一つはいくつもの駅に停車しながら都心を縦断していく、その名も驚きの「Jubilee Line」!!どういう意味なのでしょう?ちなみに帰りはJubilee Line に乗ってSt.John's Wood駅(これまた、どういう意味なのだろう。やはり、John Lennon と関係があるのだろうか??)で途中下車し、Abbey Road とAbbey Road Studios を見物してきました。ただ、あまりに交通量が多く、また住宅街の真ん中で観光客もまばらということもあり、横断歩道上で写真を頼む雰囲気ではありませんでした。残念。