東海道新幹線沿線のスタジアム

 こちらは、東海道新幹線の沿線にあり、「遠征」、というほどでもなく、まずまず手軽に訪問できるスタジアムの中から私が訪れたことがあるものについて、「私なりの」(!?)見方で紹介します。

次のスタジアムを紹介します。表中をクリックすればそのスタジアムのところにジャンプします。
ヤマハスタジアム磐田(旧 ジュビロ磐田スタジアム)
静岡スタジアム エコパ
静岡県営浜松球技場
藤枝総合運動公園サッカー場
国立霞ヶ丘競技場
国立西が丘サッカー場
味の素スタジアム(旧 東京スタジアム)
等々力陸上競技場
日産スタジアム(旧 横浜国際総合競技場)
平塚競技場
日本平スタジアム
静岡県立草薙運動公園陸上競技場・球技場
豊田スタジアム
瑞穂公園陸上競技場
京都市西京極運動公園陸上競技場兼球技場
万博記念競技場
長居スタジアム
近鉄花園ラグビー場
東海道新幹線沿線のスタジアム紹介!!(2010.05.02更新)
ヤマハスタジアム(磐田)
(旧 ジュビロ磐田スタジアム)


(サッカー仕様・・・2002完全優勝時)

(ラグビー仕様)
どこにも負けない、「我が家」。(でも時々埼スタや豊スタがうらやましくもなるが・・・。)どの方角から見ても同じ形の、日本にありがちな「公共スタジアム」とは違い、メイン、バック、ホーム側ゴール裏、アウェー側ゴール裏、それぞれ全く形状が異なる。悪くいえば「つぎはぎ型」なのかもしれないが、それが歴史を感じさせもする。自分としては勝手に欧州のスタジアムっぽいなんて思っている。ただ、バックスタンドは最上部のフリーゾーンを除いて足下が狭いのがつらいところ(この辺も欧州っぽい!?)。荷物は座席の下に置けないし、飲み物などこぼした日には周辺の皆様にご迷惑をかける。だからここでは紙パック飲料が最適。(ペットボトルOKの頃が懐かしい。)なお、サッカーだけでなく、ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機ジュビロのホームスタジアムでもある。クラブとしてはスタジアムグルメに力を入れたいようだが、他に比べるとまだまだ。イマイチさえないアイデアメニューばかりで、これぞというものに出会えない。名物は自分的には「カレー丼」。交通は駅からシャトルバスか近くの駐車場を借りる(相場1,000円)のがよろしいかと。
静岡スタジアム エコパ
おらが県のワールドカップスタジアム。2002年には準々決勝ブラジルvsイングランドなどの名勝負が行われた。New!!わかふじ国体のメイン会場も兼ねて作ったため、残念ながら陸上のトラック付き。でも、まずまずの傾斜があって(特に上部は)割と見やすいし、ここがいっぱいになった時の迫力はすごい。そういう意味では、ビッグゲームならエコパもありかな、と思う自分は時々人と考えがずれていると言われる。そして私がエコパを毛嫌いしない理由のもう一つは、愛野駅から坂を上ってスタジアム正面が近づいてくると、何となくかつての旧ウェンブリーを思い出してしまうから。(似てると思いません?タワーがあるところを除く・・・ちょっと弱気。)車はかつては愛野駅周辺に仮設駐車場が多くあったが、最近駅周辺の宅地化が進み、スーパーなどの商店も増えてくる中で、キャパが少なくなっている。帰りの渋滞も覚悟しなければならず、電車の方がお勧め。あとはヤマハスタジアムに比べると売店が・・・。スタジアム前に並んだ露店を早めに来てのぞき、中に持ち込むのがいいと思う。磐田主催ゲームとしてはダービーはじめゴールデンウィークや学校が夏休みの時期などの集客が見込めそうなカードの時に使用される。
私が生ベッカム、生ロナウド、生カーン、そして今は亡きフォエを見た地でもある。
似てないですか・・・。(かなり弱気)
静岡県営浜松球技場
New!!わかふじ国体成年男子ラグビーフットボール競技会場。中田島砂丘の近く、馬込川のほとりにある。海岸に近く、ウミガメの産卵に影響を与えるという環境への配慮から夜間照明は設置されていないとのこと。メイン以外はすべて芝生席。メインも日陰になるものがなく、かつてSBSカップが開催されたころは真夏の観戦時は干物にされる魚の気分がわかったものである。また、冬は遠州名物からっ風のためボールが流され、不評であり。車は近くの浜松祭り会館ではなく、砂丘の方の駐車場においた方が、終了時間が遅く、閉じこめられることがない。(一応終了時間の確認を。)売店は?? スコアボード裏から中田島街道へ出たところにサークルKがあるのでそこを利用するのがよいかと。かつてSBSカップを見に行ったとき、隣の席で成岡君のご両親とおぼしき方が観戦していて、試合後、本人もやって来て、驚いたことがある。
藤枝総合運動公園サッカー場
New!!わかふじ国体成年男子サッカー競技会場。メインは屋根がついていて、2/3ぐらいを覆っていて、なかなか立派。でも、それ以外すべて芝生席。特にゴール裏は芝生席なのに傾斜があり、あれでは飛び跳ねたら滑りそう。W杯前にはここでセネガル代表vs柏レイソルの親善試合が行われた。
私がすごいと思ったのは競技場もさることながら、その下にある芝生の広場。子どもの大会ならサッカーコート3面ぐらいとれる芝生広場が開放されていること。さすが、サッカーの町。
交通は車で行くのがよいかと。藤枝バイパス谷稲葉インターを降りて川に沿って北上。標識に従って右折し、橋を渡る。
国立霞ヶ丘競技場
東京オリンピックメイン会場。ということで陸上トラック併設。また改修はされているとはいえ、築40年。古さは否めない。でも、ここを酷評する人は少ない。やはり数々のW杯予選が行われたり、天皇杯決勝会場になっていたりして、日本サッカーの重要な場面の舞台となってきたその歴史と重みゆえ「聖地」と言われているからだろう。私自身もここで98フランスW杯予選で中山が代表復帰し、ゴールを決めて初出場への希望をつないだカザフスタン戦や、イタリア移籍前の名波がビューティフルなFKを決めたあの伝説の鹿島戦、そして5万を超える大観衆の地響きがするような声援の中、胃がきりきりする思いで見つめた04年天皇杯決勝C大阪戦等の名勝負をここで目撃してきた。2016年東京五輪招致に向け、大規模改修が言われるようになってきているが、ピッチは今のものを少し改修しながら使うなど、これらの伝統を何とか引き継ぐ形で改修してほしい。信濃町の駅から歩道橋を渡りながらドキドキ、ワクワクが高まっていく・・・あの思いはこれまでも、これからも、「国立名物」であり続けてほしいものである。
国立西が丘サッカー場 写真がなくて残念。過去に1度だけJ2の試合をここで見た。当時J2のFC東京vsアルビレックス新潟だった。こぢんまりしていたが、選手と選手がぶつかる時の音がリアルに聞こえるほどピッチが近く、臨場感があるスタジアムだった。
味の素スタジアム
(旧 東京スタジアム)
ああ見えていっぱいになると5万人入るというのだから・・・もし本当にいっぱいになったら、帰りの京王線飛田給駅までの道や飛田給駅のホームは大変なことになるだろう。(今でも結構込むんだから。)
陸上トラック併設のように見えるが、最近はトラック部分はグリーン一色で、茶色いトラックを見た記憶がない。(その部分にはフットサルコートのラインが書かれていたりして。)ということで、「球技専用」(なのか!?)スタンドは傾斜があって見やすい。最近バックスタンドの2階席は使用しないことが多く、1階席が混み合う傾向がある。磐田サポとしては、ナイトゲームで行われると、試合後京王線とJRを乗り継いで東京駅に戻る頃には最終新幹線には間に合わない、というところが厳しいところ。お泊まりにするか、夜行高速バスにするか・・・。
等々力陸上競技場
どこの地方都市にもありそうな普通の陸上競技場(少なくともメインスタンドとピッチ、トラックは)。しかしそんな中でサッカー観戦者に配慮が感じられるとするならば、メイン以外の座席にはほぼ屋根がかかるということだろうか。また、2層目の傾斜が結構きつめなのもよい。アウェーエリアの売店はこれというものはなく、グルメ面では期待できず。
新横浜駅から横浜線で菊名、東急東横線に乗り換え、武蔵小杉へ。武蔵小杉駅前からはスタジアム行きの直行バスが出る。
日産スタジアム
(旧 横浜国際総合競技場)
ご存じ、2002W杯決勝戦の地であるとともに、日本がW杯で初勝利をあげた記念すべき地でもある。ただ、1階席は傾斜が緩く非常に見づらい。それから、1階席は前の方半分ぐらいは屋根がかからないため、雨の日はポンチョが必要。(何のための屋根だか?)ここは代表戦で訪れることが多いので、その時は「ホーム」であるが、まちがいなく横浜Fマリのホームで、Jの時は「敵地」である。2003年11月29日・・・この日に起きたできごとは決して忘れることはできないし、これからも忘れてはいけないだろう。
新幹線新横浜駅から歩いていける。一番近い駅は横浜線の小机駅だが、こちらから乗る場合は試合終了後にすぐに席を立たないと大変なことになる。。
話は変わるが、試合のない日にやっているスタジアムツアーはなかなかよかった。ロッカールームの見学はもちろん、W杯の時に選手が入場してきた階段を上らせてくれた。
平塚競技場
磐田と同期昇格の湘南ベルマーレのホーム。平塚駅からシャトルバスで10分弱、歩いても行ける平塚総合公園の中にある。バス待ちの列は行きも帰りもそんなに長くない。ごくごく普通の地方都市の陸上競技場だが、一杯になると2万人ぐらい入るのだろうか、見た目よりも結構キャパはありそうだ。屋根はメインの中央部に少しあるのみ。スタジアムグルメも今ひとつ。もし入場前に露店が出ているようなら、そこで買って持ち込む方がよさそうだ。

アウトソーシングスタジアム
日本平
(旧日本平スタジアム)

2009シーズンよりネーミングライツの契約で「アウトソーシングスタジアム日本平」と改称した。一時期清水主催のダービーはエコパで行われることが多かったが、02年のW杯後は、ダービーこそやはりホームで、という清水側の強い気持ちの表れか、再び日本平での開催が多くなってきた。実際、99年のPKまでもつれ込んだチャンピオンシップなど、ここでは数々のダービー名勝負が行われてきた。記憶に新しいところでは09シーズンの1-5という大惨劇も・・・。
 2階からは清水港と駿河湾の眺めが素晴らしいが、強烈にアウェーを感じるスタジアムの一つである。ゴール裏は2階が「激しいみなさん」の場所で、1階が座って観る人の場所。しかしヤマハのフリーゾーンなんかよりよっぽど熱い人たちが集結していて、そこからピッチに飛ばされる声は熱く、厳しい。ゴールの後ろにネットもなく、ゴールをそれたボールは平気で飛び込んでくる。でもプレミアリーグみたいな雰囲気でそれはそれでいいかも。また、スタジアムグルメは磐田よりもはるかに充実。多彩なつまみメニューで酔っぱらいの心を惹きつける(ただ、すぐ売り切れるのが難)。車の場合は近くの民間の駐車場などよりも埠頭などの駐車場に車を置いていく方が渋滞に巻き込まれなくていいのでは。(エスパのHP参照)バス待ちの列は長かったが、以前よりは解消されてきている様子。
New!!わかふじ国体少年サッカー会場だった。
静岡県立草薙運動公園
陸上競技場・球技場


草薙陸上競技場というと、私にとってはサッカーを見に行くというより、市町村対抗駅伝のゴール地点、という印象が強い。かつては清水エスパルスの試合が一部ここで行われていた。メインスタンドの前の方と両脇以外は屋根がかかる。しかしメイン以外はすべて芝生席。
隣接する球技場はかつて高校サッカーなどの試合が多く行われていた。ただ、その後藤枝やエコパなど、いいスタジアムが各地に完成し、あまり使われなくなってしまった。こちらは屋根はほとんどなし。メイン・バックともベンチ席。ゴール裏は芝生というか・・・あるの? 初めて澤登君を見たのは彼が高校生の頃、このスタジアムで高校選手権の県大会だった。学生の頃はここの温水プールで水泳の練習などもした。なつかしいなぁ。車で行くと置き場所に苦労する。静鉄電車「県総合運動場前」駅利用がよい。
豊田スタジアム
一瞬、ここは欧州か、という気分になるが、スタンドの隙間から見える外の田園風景を見て、我に返る、というぐらいによくできたスタジアム。上部は自分の足が前の人の肩の後ろにある、というぐらいの傾斜で、高所恐怖症の私は両手にビールとつまみを持ってしまうと、階段を下りることができないぐらいのこわさである。逆に考えれば傾斜もあり、ピッチも近く、大変見やすいスタジアムの一つ。最寄りの名鉄豊田市駅から20分ぐらい歩くだろうか。車で行く場合は、東海環状道の豊田勘八インターのすぐそばにシャトルバスが出る無料駐車場がある。電車でここに行くと必ず「みそ串カツとビール」を頼んでしまう。
瑞穂公園陸上競技場
最近、対磐田のリーグ戦は豊スタ開催が多くなってしまったため、訪れることも少なくなってしまった。傾斜が少なく見づらいが、街の中にあり、「敵地にやってきた」という気持ちにさせてくれる。アトランタ五輪の一次予選が行われ、見に行ったのがここを利用した第1回目という記憶がある。(ヒデが代表入りする前で、前園がスターだったころ。完全なワンサイドゲームで能活がえらく暇そうだった。)また、名古屋国際女子マラソンや名古屋シティマラソン・ハーフの部と10kmの部の発着地でもある。金山駅から地下鉄名城線左回り(環状線になっている)に乗り、瑞穂運動場東で下車するのが一番行きやすいと思う。帰りは近郊に地下鉄の駅はあと2つあるため、客足は分散するが、瑞穂運動場東駅は小さいため、混み合うことを覚悟。(でも夜の愛野駅より本数は多いので、東海道線最終の上り線には十分間に合う。)バックスタンドアウェー側にある売店は貧弱。すぐに列ができ、また食べ物が売り切れる。メインスタンドに行けば量的には余裕があるようだが、全般的にスタジアムグルメという点で評価すると・・・(沈黙)。
京都市西京極運動公園
陸上競技場兼球技場
京都駅から地下鉄で四条まで行き、阪急に乗り換える。帰りは混み合う。アウェー側ゴール裏は半分木の植え込みのような形になっていて、ちょっと席数が少ない。初めて西京極を訪ねた時にアウェー側ゴール裏席とバックスタンドの間にあった唐揚げ屋さんとうどん屋さんは絶品だと感動した。2006年11月、変わらずにうどんが販売されていることを確認。関西風のだしが利いたうす味でウマー。唐揚げ、そして三ツ矢サイダーに色をつけた(?)サンガドリンクも健在で何より。新たなものとしては串焼きの牛ステーキ500円も登場。これもウマー、ビールが進む。東山に安く泊まれるサウナも見つけたし、京都めぐりの楽しさも少しわかってきたし、また行きたいものである。
万博記念競技場
ゴール裏は芝生席。陸上トラック併設。上の西京極もそうだが、関西方面は「新快速」が充実しているので、デーゲームなら浜松方面から新幹線を使わずに往復できる。高槻で新快速から各停に乗り換え、茨木駅で下車。そこからシャトルバスを使うのがいいかと。新大阪からは地下鉄御堂筋線・北大阪急行で千里中央へ行き、そこから大阪モノレール。帰りに茨木駅に行くバスは混むので、帰りを急ぐ場合は試合終了後すぐに席を立ってアウェーゴール裏のバス乗り場を目指す必要がある。
長居スタジアム
世界陸上選手権2007開催スタジアム。かつては2002W杯で日本が決勝トーナメント進出を決めた地でもある。代表戦の時はメインとゴール裏の温度差が少なく、メインからも熱い声援と、厳しいヤジ・ブーイングが飛ぶ。そういう意味では好きなスタジアム。陸上トラック併設だがスタンドの傾斜が急で、上部でも見やすい。しかし、Jの時はセレッソ大阪のホーム。敵地である。新大阪からは地下鉄御堂筋線一本で行ける。ナイトゲームでも、19時キックオフであれば試合終了とともに飛び出して地下鉄に乗れば、最終ののぞみには何とか間に合う。名古屋までのぞみに乗り、名古屋から快速を使えば豊橋まで戻ることができる。(それ以降なら夜行バスか車かな・・・。)
近鉄花園ラグビー場
私などよりみなさんの方がよくご存じ、高校ラグビー、ジャパンラグビートップリーグなどの試合が行われるラグビーフットボールの聖地。昭和4年開設とその歴史は現国立競技場以上に古い(前進の神宮競技場を含めば、国立の方が古いが。)。規模も3万人収容。メインスタンドには一部を除いて屋根がかかる。メインスタンドは私は入ったことはないが傾斜も急なようで、見やすそう。バックスタンドも見やすい。「ラグビー専用」をうたうだけあって、Jの試合で使われたのは私の記憶にあるかぎりではセレッソ大阪vs名古屋グランパスのリーグ戦1試合のみ。確かにナイター設備もなくJの基準を満たしていないがそればかりではなく、スタジアム側の「ラグビー専用」という意志の強さにあるとの話である。でも、そういう頑固さもあっていいかな、と思う。っていうか、サッカー側に頑固さがなさすぎ?だから日本中にトラックのあるスタジアムが増えてしまうわけで・・・。近鉄電車奈良線東花園駅下車徒歩約10分。スタジアムの西側?の住宅街にちょっと入ると「春美」というおいしいたこ焼き屋さんがある。