やぶはら高原スキー場

 前の職場の先輩に声をかけていただき、年末にきそふくしま、年明けにやぶはら高原スキー場に行ってきました。短時間の日帰りスキーでしたが、このやぶはら高原は、まったくの初心者だった私がスキーを自分の趣味と言えるぐらいまでに自信をつけた思い出の場所。でも、いつの間にか行かなくなり、気がつけば15年ぐらい行っていませんでした。今回、久しぶりに訪れ、あのころのいろいろな記憶を思い出したり、自分の伸びを確かめたりしながら滑ることができました。なつかしく、せつなく、楽しい旅でした。

 先輩とスキーに行くと、なぜか途中で鉄道写真を撮ることになります。今回は、年末に行った時にも目をつけていた明智鉄道。ここぞ、というポイントを見つけて、通過を待ちます。
 私自身は先輩のように一眼レフを持っていないのですが、IXYで明けゆく薄暮の中を走る明智鉄道の撮影につきあいました。(うっ、「ふみきり注意」の看板にかぶってしまった。一瞬遅かったか・・・。)
 私が寝過ごしたのと、時間のない日帰りスキーツアーなのに、途中で鉄道写真を撮ったりしていた関係で、到着は9時半、とかなり出遅れました。ここから4時間券で勝負です。20代の頃によく通っていた頃は、こんなスキーセンターはなかったです。この中のゲレ食は安かったです。何ものせないカレーなら500円だった記憶。託児所があったり、お弁当派に嬉しい無料休憩室があったりします。
 リフト券を買って、さあ、上に向かいます。ここは一番下の丸山ゲレンデ。ファミリー向けで超緩斜面。この上のさつきゲレンデでよく練習して、脱ボーゲンを成し遂げました。
 私が20代の頃からあった「ダイヤモンドライナー」というフード付の4人乗りに乗ります。降りたところではふしぎな雪だるまがお迎えです。
 先ほどの「ダイヤモンドライナー」の乗り場に向かってドングリコースを降ります。このコースは、20代の頃、さつきゲレンデで自信をつけた後に、チャレンジする、という、あの頃の自分にしては、ちょっと難易度を感じるコースでした。あれから自分は上達しただろうか・・・との思いで滑り出します。うん、あのころ、ハの字で踏ん張りながら何とか降りた、この左右にカーブするコースも、今は大丈夫。少しぐらいスピードを上げても平気です。自分の進化に、嬉しくなると共に、時の流れを感じてせつなくもなります。そういえば、あの頃はもっともっと人が大勢で、それを避けていくのも必死だったよな・・・。
 現在、リフトで行ける最高地点、国設第3ペアリフト(かつてはもう一本リフトがあって、頂上の立ヶ峰の鳥居のすぐ近くまで行けたのですが、今は廃止されたようです。)を降りたところで、先輩が不意に一眼をゲレンデとは逆方向に向けます。先輩はこういう風景写真をホントに上手く撮ります。前の職場の共用パソコンのデスクトップは、先輩と、鉄道好きな後輩の鉄道写真ギャラリーか、冬になると雪景色の風景写真ギャラリーとなります。
 私はダメですね。うまく撮れた・・・と思っていたら、右下にストックが写り込んでいます・・・。
 ブログにも貼った「こく3A」コースです。斜度は平均25度と、結構ありますが、何せ雪質がよく、混雑もないのでさくさくエッジを効かせて、結構スピードを上げてもコントロールできます。尾根コースなので、左右に穂高などの北アルプスや蓼科方面の山々、南アルプスなどのパノラマを楽しみながら、谷に向かって落ちていく快感を楽しめます。こく3A、こく2、こく1とつなぐと、1.6km近いロングダウンヒルを楽しめるので、しばらくここで何本か、ノンストップで駆け下りるのを楽しみました。
 ゲレ食、「鉱泉ヒュッテ」です。変わっていませんでした。なつかしい!! でも、4時間券を使い切るべく、今回はここでの食事はなし。ちょっと残念。
 トイレ休憩の後、再び「ダイヤモンドライナー」へ。少し風が出てきたので、尾根コースはつらくなり、ドングリコースに戻ることにしました。こういう時に、フード付は速いし、あったかいし、ありがたいです。ドングリコースで3〜4本楽しみ、タイムアップ。がんばりました・・・。
 9時半からのスタートだったので、帰りは14時近くになりました。帰路は19号を恵那まで戻り、その後は257です。
 途中、先輩が仕事で使いたいとのことで、寝覚ノ床の写真を撮るために、立ち寄りました。私もIXYで苦しいのですが、一応写真に収めます。