ホワイトピアたかす

2013年1月20日

 その名前に自分の名前が冠されていることから、ずっと気になっていたスキー場です。しかし、ずっと訪れることなくこの日まで来てしまいました。しかし、前の職場の先輩に声をかけられ、行くことになったスキー場がなんとここ。初「ホワイトピア」で、2012-13シーズン初滑り!! 期待が高まりながら17年ぶりの奥美濃エリアとなりました。ちょうど忙しかった仕事が一区切りつき、ホッとしていたところ。楽しんできました。

 奥美濃エリアは17年ぶり。前回来た時はまだ東海北陸が岐阜各務原インターから美並インターまでしか通っておらず、当然ECTなどもなく美並インターでは大出口渋滞が起こるというご時世でした。陽が傾く頃まで滑ると、156で大渋滞にはまってしまい、一宮インターに戻ってくる頃には夜も更けている、という厳しい時代でした。しかしあれから時代は変わり、東海北陸は一宮から砺波まで直結、しかも東海環状道によって豊田JCTからショートカットして郡上まで行けるようになって、アクセスは大幅に改善されました。もっとも、東海北陸全線開通とはいえ、白鳥から先は片側1車線になるため、高鷲インター付近は渋滞気味。白鳥インターで降りて旧高鷲村(合併して郡上市になったんだって。「たかす村」消滅、残念。)へ。そしてほどなくホワイトピアへ。着替えて朝一番にのぼりを手に記念撮影するのは私ぐらいでしょうか(^_^;)
 中京圏から片道2時間程度、高速を降りて15分程度ということでアクセス至便、中京圏の若者が大勢押しかけていて、木曽とはちがう賑わいを見せていました。やはりアクセスは大事だと思います。今時のウェアの若者たちで、ゲレンデは華やか。ちょっとしたリフト待ちも。ただ・・・そのほとんどはご覧のとおり、ボーダー。こちらのスキー場のメインリフトとなる4人乗りリフト、アルファクワッドを降りたところは一旦腰を下ろして金具を止めるボーダーで大混雑でした。
 モーグル脇のセンターAコース。斜度は平均18度で、決して初心者向けというわけではありませんが、適度な傾斜の平らなバーンです。幅が狭いからかボーダーも少なく、重力に体を任せて楽しんで滑ることができました。
 アルファクワッドを降りたボーダーたちが一番多く滑る、センターCコースです。斜度はセンターAとあまり変わらないのですが、幅が広いところがボーダーに選ばれる理由なのでしょう。斜度的には楽しいし、コース変化もあるのですが、ボーダーが多すぎて気を遣いました。また、まだ午前だというのに、下の方に行くと吹きだまりなどもできていて、こちらも結構気を遣いました。
 パノラマウェイの尾根から谷に向かって降りる、スイングコース。こちらも結構斜度はありますが、人が少なく、なおかつ、雪面の状態がいいので、特に問題なく降りることができました。
 トイレ休憩のために、一旦麓へ降りたのですが・・・朝には見られなかったこんな光景が。休憩中のスノーボードの置き方は、これがこちらのイマドキのスタンダードなのでしょうか・・・。せめてスタンドに立ててほしいのですが。ちょっとマナーという面では閉口・・・。
 ご覧のとおり、このスキー場は両側の尾根から中央の谷に向かって滑り落り、最後は中央の谷に合流して下ってくる、というのが基本的な構造となっています。なので、麓で待っていれば、はぐれても、大体落ち合うことが可能です。
 少し天気がよくなり、晴れ間も見え始め、気温も温かく滑りやすくなってきました。また、山にかかっていた雲も取れ始め、正面には雄大な大日ヶ岳や遠くには石川県境になる白山も姿を見せ始めました。ダイナランドもくっきりと見えるようになりました。
 かなり足も馴染んできたところで、上級者コースのブラックベアコースに挑戦です。出だしの傾斜が急なため、ボーダーがほとんど入らず、空いていて雪面も良好な状態で、エッジがサクサクと効いてそれほどの恐怖感もなく滑れました。途中からは中斜面になり、快適に飛ばせます。この日はポールが立てられ、コースが少し狭くなっていましたが、十分コントロール可能でした。
 ここへ来たらこれをやらねば、と思っていた写真撮影です。しかしなかなかスキー場内に「たかす」の文字が入った看板などがなく、冒頭ののぼりとこのアルファクワッドの乗り場ぐらいでした。それでも長年の思いを果たせて満足です。
 日帰りスキーの残念なところ。午後に入ったらどこで引き上げるかを考えなければならないさびしい時間帯になってきました。翌日が月曜日で過酷な1週間の始まり、と考えると13時過ぎで切り上げるのがベスト。ハードにほとんど休憩もなくノンストップで滑り込んでいたこともあり、膝や腰に来始めていたので、切り上げるのにいい時間帯でした。最後はいいイメージを持って終わりたいということで、センターAコースで踏み込んでターンするイメージを体に覚え込ませて滑りました。
 まだ陽が高い中、滑り終わりです。スキーセンターでチケットを返すと、抽選に参加でき、かなりの確率で次回のリフト半額券がもらえる、ということで、券を返却しました。もちろん半額券をゲット。今シーズンもう1回来るか・・・?ちょっと考えてみます・・・。
 なお、こちらのスキーセンター、内部にはお風呂や仮眠スペースもあるとのこと。夜のうちに着いて、仮眠を取って朝一から滑る、というのも選択肢として考えられることがわかりました。雪質がいいハイシーズンで、混雑を避けられそうなら、インター下りてすぐというアクセス良好な点もあるのでり、今後も有りかな、と思いました。(実際、この日は明るいうちに三ヶ日インターを下り、17時過ぎには家に着けていましたから(^o^))