過去ログ  June ,2004

2 June,2004

バック・トゥ・ザ・フューチャーの2作目だったか、
主人公が未来の町に行きその変貌ぶりに驚く気分がわかったような。

最近仕事の関係で「本社」に行くことが多くなった。
我が社の「本店」は浜松にあるのだが「グループの本社」は静岡にある。
以前にも書いたが、そこは私が学生生活を過ごした街でもあり、
街の風景を見るとそのころのことを思い出したりもする。
ただ、駅から紺屋町や呉服町、江川町や追手町などの表通りは
仕事上ちょくちょく通るので何も感じなくなりつつあるのだが、
先日久しぶりに七間町方面と、一本裏手の両替町通りに行ってみた。
知っている方は知っていると思うが両替町は静岡の「飲み屋街」である。
学生のころはよくこの界隈で「コンパ」なるものをやったり、
友人がバイトしている地下のバーへ飲みに行ったりしたものである。
ビールビンをマイク代わり、ギター代わり、サクソフォン代わりに持ち、
騒いで店員に迷惑がられた「つぼ八」はまだそこにあった。
とてもなつかしかった。ほっとした。
(さすがにあの露木茂に似た店長はもういないだろうな。)
しかしそのつぼ八の後、よく行った「Doポップコーン」というカラオケ屋は
なくなっていて、怪しい店が入っていた。
街全体的にきれいになっていたが
間接照明の下でちょっとしゃれて飲むような店や
「女の子がつく」ような料金前払いの店が増えているように思った。
角にあった小汚いラーメン屋も経営者が変わったようでちょっときれいに。
有線でかかる音楽も「久保田利伸」から「EXILE」に・・・。
時は経っているのだ。
ふと、私の目の前をレトロ調のスクーターに乗った学生風が通り過ぎる。
思い出したよ。
わたしもあんなだったっけ。
でも、乗るならやっぱり「ベスパ」でしょ・・・。

「日映森岡ビル」って名前からして、おそらく元映画館だったんだろうなぁ、なんて思うのですが・・・知ってる人、います? 1Fは元「プレスホテル」、なんて言ってわかる人はもはや「OVER-30」なのでしょうなぁ・・・。

6 June,2004

「足、長〜っ・・・。」
って別にそんなところだけ見ていたわけではないのだが・・・。

最近テレビドラマで「セリフのない役」を好演している
柴咲コウが目当てで「世界の中心で、愛をさけぶ」を見たが、
彼女の登場シーンは意外と短く、
その分、別の女優さんに目が留まった。
長澤まさみチャン。
知る人ぞ知る、ジュビロ磐田初代監督、長澤和明氏のお嬢さん。
以前よりNHKの朝ドラや静銀のCMなどで見かけてはいたが、
まっすぐひたむきな
「アキ」役(水戸黄門の娘忍者じゃない!)を好演、
「SEXY路線」でもなく、「ぶりっ子」でもなく、「ロリ○ン路線」でもなく、
う〜ん・・・なんつーか、
「普通」さがいい感じだった。
静岡県出身の女優さんとして、
そしてジュビロ磐田と少なからず縁のある女優さんとして
応援し、成長を見守ってみたい。

10 June,2004

「なぜか」井原が奪い取ったPKを、カズがキッチリと左隅に決めて始まった、最終予選初戦のウズベキスタン戦、
そして中山が炎の代表復帰を果たし、ジョホールバルへ望みをつないだカザフスタン戦、
あの最終予選を生で観てからもう既に7年・・・私にとって「人生の数分の1」が過ぎた。
その間、いろいろなことがあった。
6年前、日本はW杯で3戦全敗ながら、中山が日本人で初の得点を決めた。
また、2年と数日前、このスタジアムのこの場所で日本はW杯で初めて勝ち点を獲得。
そしてちょうど2年前の同じ日、同じ時間、今着ている同じこのユニフォームに袖を通しながら、最高の興奮を横浜で体験した。
そして今また、W杯予選の年がやってきた。
もっとも、予選は既に2月から始まっているが、現場に立ち合うのは3戦目にしてこれが初めて。
一次予選で相手は超格下インドとはいえ、前の予選2試合のもがき苦しむような戦いぶりをテレビで見てきた私にとっては
簡単ではない、と思っていた。
また、指揮官に関する不信感も根深く、不安を倍増させていた。
しかし、7年前、職場の先輩から「オレもあの場所にいたかった」とうらやましがられた、あの地響きのような歓声の中に
久しぶりに身を置くと、もはやじっとしてはいられなかった。
ゴールが決まるたびに、いつもの磐田と同じように「日の丸」を振り回した。
7ゴール、素直にうれしかったし、ともかく最初の60分は評価しよう。
昨年見てきて???と思わせられた代表では見られなかった「ちがう動き」がそれぞれのポジションで見られたように思う。
Jではブーイングの対象の中澤にも、この日は素直に拍手を送った。
ただし・・・最後にゴール裏から起こった
「ZICO! ZICO!, ZICO!」コールには参加しなかった。
みんな、冷静になれよ。
まだ一次予選なんだぜ。
勝って「当たり前」なんだぜ。
「一抜け」でなきゃだめなんだぜ。
そしてその後には一次予選を突破した4チームとのまさに死にものぐるいの最終予選がH&Aで待ってるんだぜ?
まるで最終予選で一勝したかのように浮かれはしゃぐ二十歳ぐらいの若ゾーのみなさん、
前の予選の時、あんたら、いくつだった?
私は現場に立ち会えなかったが、ホーム日韓戦後の失望や、ホームUAE戦後の国立周辺の不穏なできごとを知っているか?
さらには「悲劇」なんて安っぽい言葉で片づけてほしくないけれど、指の間からW杯がすり抜けていったあのイラク戦を知っているか?
さらには、木村和司の伝説の・・・なんて言い出すと、「何?オヤジ、ウザイ」とか言われそうなのでこの辺にしておくが、
一次予選というものはまだ山登りで言うなら富士山の5合目まで車で上がっているようなものなのだ。
もう少し抑えて、抑えて・・・。
オマーンもシンガポール相手に7得点の大勝、
わが代表はこの後、灼熱のインドで、中東でアウェー戦を戦い、1抜けしなければならないのだから。
その歓びは、最終予選を突破したときに取っときませんか?
その時は私もドンペリとは言わないけれど、値の張るシャンパンを飲み頃に冷やして、かっ食らいたいと思います。

13 June,2004

↑ copyright(C)GDAWRX555さん

確かによくないところは多かった。
立ち上がり、市原の素早い詰めに思うような展開ができなかった。
先発起用された26番、
リーグ戦ではプレッシャーからか、心に余裕がもてないのか、
決めきれないばかりか、
自分が行くべき場面で動けない、という場面もあった。
川口も一時期のような動きがなく、クロスの精度も悪く、
それにも失望した。
ここぞという決めるべき決定機を逃したこともあった。
また、完全に崩される形での失点シーンには
見ていた自分としてもかなりの「ダメージ」を受けた。
でも、90分終えて振り返ると、
決して悪いところばかりではなかったのではないか、と思える。
3つのゴールはどれも素晴らしいものだった。
また、選手が「磐田魂」を捨ててはいないと言うことがわかった。
このまま行って前期優勝できた時には、
この試合は前期の中でも重要な一戦だった、と言うことになると思う。
チャンピオンズリーグは終わったとはいえ、
次節は中3日、水曜日、イルハン復帰の神戸戦。
その後は土曜日、中2日で宿敵鹿島アントラーズとのアウェー戦。
タイトなスケジュールの中、厳しい相手が待っている。
一つ一つ勝って、夢をつなぐしかない。

17 June,2004

マックスバリュー磐田店、
冷蔵ショーケースの中に「パック入りの寿司」はあった。
しかし、私がそれを手に取ることはなかった・・・。
私はホームゲームで磐田が勝ったときには、寿司を買って帰ることを
自分の中の「約束事」みたいなものにしている。
ささやかな自分なりの「祝勝会」だ。
しかしこの日は結局帰りにコンビニで「パック入りの蕎麦」を買い
それをもって夕食とした。

残り3節はは2勝1分けでいい、といろいろな人が口にした。
確かにそうだった。
でも、その「1分け」を今節に当てると考えていたサポは
いなかったはずだ。
相手主力DFが出場停止のこの神戸戦は
大量点で得失点差を稼ぎ、
引き分けは次節アウェー鹿島戦か最終節にあてる考えだったはずだ。
しかし、その神戸に立て続けに2失点。
やっとの事で追いついて勝ち点1を手にし、神戸戦は終わった。
新聞の論調は2点取って追いついたことを高く評価するものが目立った。
確かにあと2試合「勝ち続ければ」横浜の結果にかかわらず
優勝できる。
しかし・・・。
追いついた、という意味では今節も「磐田魂」を見せてもらった。
名波の適切な判断・指示と、「目覚めた」福西には救われた。
しかし、選手の動きはあまりにも鈍く、
また、ちぐはぐな動きについては一体どんな練習をしてきたのだ、
という感じだし、
ゆっくりパスを回しながら前に持っていって、それをはじき返され
一瞬にして速攻を喰らうという同じことを繰り返すだけで、
流れを変えられないのにも
悲しくなった。

もはや負けられない。
去年の天皇杯、元日への道を思い出せ。

敵地で鹿島に勝ってみよ!

まだ可能性があるわけだから、当然あきらめてはいない。
最終節、信じて磐田に行くし、手をたたき、声を出す。
でも、策を打つことはできなかったのか?
打たなきゃ、次節もまた同じことを繰り返すのではないか?

19 June,2004

26 June,2004

無念の勝利。
でも、「他力」でなければ優勝できなくなってから1週間、
この長い長い7日間の間に、少しずつではあるが、こうなった時に向けての「心の準備」ができ、
今日の結果は自分の中でも意外とスムースに受け止めることができたように思う。
ただ、最終節、よい試合をしたからといって、このステージの評価が変わるわけではない。
開幕6連勝しながら優勝を逃したということは前代未聞の大失態だし、
何試合も同じようなことを繰り返し、若手の育成は進まず、ベテランは「?」な動きを頻発、
チームの先行きに明るい見通しがもてないことには変わりない。
1か月半、待つ身としては長いが
チーム、選手にとってはあっという間だ。
限られた時間の中で何ができるか、真剣に考えてもらいたい。
2年連続ステージタイトルは無冠、などということがあってはならない。
横浜対鹿島のチャンピオンシップ、などというものも見たくはない。
ましてや2年連続完全優勝、なんてことは絶対にさせてはならない。
確かに昨シーズンは天皇杯というタイトルを手にはしたが、
あくまでもカップウィナーであって、リーグチャンピオンではない。
代表組が抜け、メンバーがそろっての練習はできないことが多いだろうが、
かなりの大ナタを振るうぐらいのことをしないと、流れは変えられないように思う。
1から新しいチームをつくるぐらいのつもりで、
すべてを見直すことを望みたい。

PS.
確認。今、Jで「王者」という称号は残念ながら我が磐田のものではなく、
横浜のものであるということを認めた上で、後期は戦わなければならない。