過去ログ  August ,2004

1 August,2004

Thanks, ''nikkan''

何か嫌な予感はしたが、まさか2人連続で外すとは予想外だった。
そんな大ピンチに加え、向こうが1人に対してこちらは2人がキック済みという
不利な状態からのPKのエンド交代というハプニングに対しても
「フランスを知る守護神」は表情を変えることなく、ゴール前に立った。
1本は決められたが、その後1本をはじき出し、さらに相手をにらみつけた。
結果、ヨルダン選手はミス。
その後中澤のミスにも動じることなし。冷静な表情のまま。
敵のキックをもう1本はじき出してリードを奪う。
最終的には0-2から4-3へ、
大逆転での準決勝進出となった。
凄いよ、この男。やっぱり「守護神」ってのはこうじゃなくちゃ。
さて、今は控えに甘んじている某チームの某GK、見てたかい?
ゴール決められてがっくりヒザをついたり、
ばったりとピッチに倒れ込んだり・・・。
君に足りないのは「これ」なんだよ。
プレースタイルはともかく、守護神としての心持ちのあり方を学んでくれ。

まさに薄氷を踏む思いでの4強進出となった。
次、勝っても負けても、もう1試合戦える。
でも、ファイナルを戦うべきだし、それが指揮官へのノルマだろう。
バーレーン。
逆側のブロックの中国やイランに比べれば楽な相手で、
勝って当然と見る向きもあるが
U-23の試合を見た経験から言うのならば、決して楽な相手ではない。
敵は五輪を逃したU-23組も合流していると聞く。リベンジに燃えているはずだ。
心して戦ってほしい

5 August,2004

FCバルセロナ。
私は順位表でこのチームが上に行くことをいつも願っている。
お台場でB級タレントのごとく「営業活動」をしていくような
某金満球団を蹴散らしてくれ、って感じで、
妙な感情移入をしてしまう。
ただ、 スペインリーグはWOWOWが放映権を持っていって以来、
ほとんど見ていないため、最近のバルサがどんな試合をしているのかは
まったくわからない。
(大体、どういうメンバーになっているかだって知らないのだし)
そういう意味では、この試合は楽しみだった。
しかし・・・。
確かに華麗なプレーは堪能した。
でも、それ以上に久しぶりに見た磐田が気になった。
「何も変わっていない・・・。」
何か選手たちがどんどん「小さく」なっているように見えた。
それはバルサ相手に圧倒されているとか、エコパだから遠いからとか、
そういうことではない。
圧倒される前に、仕掛けていかない。
物理的な大きさが小さいのではなく、存在感的な大きさが感じられない。
大差でレアルに破れた東京Vは
こうじゃなく、もてるものを出して仕掛けていったように思うのだが・・・。
(森本君、そうだったよね。どうだった?ロベルトカルロスは?)
「代表モード」は今週末を越え、
五輪が終わるまでまだまだ続く。
しかし、こんなでは・・・
気がついたとき、待っている現実は・・・?

8 August,2004

「踊る大捜査線」の一シーン。
柳葉敏郎演じる「室井管理官」が、別の警視庁の管理官に「所轄(湾岸署)と本庁とどっちの味方なんだ?」と問われて、
「警察」の味方だ、と答えるシーンがある。
ネット上で「神様」は代表監督としてどうか、という論議があちこちで起こっていて、
私もこんな弱小サイトだが、一応FOOTBALLなどを話題にする中で、彼については「×」、もしくは「?」をつけてきた。
しかし、改めて「ジーコか反ジーコ、どっちの味方なんだ?」と問われれば、こう答えるつもりだ。
「日本サッカーの味方だ。」と。
そして当面、「条件付きで」彼を支持していこうと思う
私が彼に「×」、もしくは「?」をつけてきたのは、
「神様」が宿敵鹿島の出身だからとか、海外組と鹿島の選手ばかり使うとか、磐田の選手を使わないから、とかいう理由ではなく、
日本サッカーが2002年までに積み上げてきたものを踏まえつつ、次のドイツに向かおうとするにあたり、
この「神様」のやっていることが適切とは思えず、実際に結果が出ていなかったからだ。
何か今までの貯金を食いつぶしているだけ、のように感じていた。
そこで、このアジアチャンピオンをかけた戦いの結果で彼を評価しようと、今大会、注目してみてきた。
何より、私が注目していたのは、
アジアの強豪相手に「紙一重」の勝負になったときに、それを打ち破ることができるかどうか、ということ。
これまでの試合では、どうもそういう部分でこのチームは弱いように思えていたからだ。
結果・・・奇跡的な逆転や足が止まる状態になりながらの延長戦勝ち越しゴールなどを繰り返し、優勝!!
もちろん選手起用、試合中のメンバー交代や戦い方の修正など、不満はある。
でも、あと一歩のところで踏ん張り、「紙一重」の勝負をものにする強さを見ることができた。
また、不思議と起用されない選手からの不満は聞かれず、チームとしての一体感も感じられる。
チームとして前進(「成長」というほどの年齢でもないか)できた大会ではないかと思う。
ヒデや小野、稲本、高原、そして五輪後のU-23の合流でさらに進化できることを期待していきたい。

ただ・・・あくまでも「条件付き」でと言った。
ドイツへの道の先行きが不安になるようなことがあれば、許さない。
采配に「?」があれば、当然追究する。
まずはアウェーインド戦。
灼熱の敵地でどこまでやれるか、そのための準備としてエコパでどういう試合をするのか、見てみたい。

Thanks,''nikkan''

17 August,2004

「居心地の悪さ」
アウェーに行く「楽しさ」ってそこにあると思う。
スタジアムでも、そして街でも、
アウェーに行くことを「楽しめる」かどうか。
それは、ふだん自分が「常識」だと思っていることへの「違和感」を楽しめるかどうか、だと思う。
スタジアムでは「サービス提供者」であるホームチームがホームチームサポが気持ちよく観られるよう
「最大限のサービス」を提供している。
そこにアウェーチームサポである私たちが入れば、
アナウンス一つ、場内の表示一つ、アウェー応援席の設定の仕方一つ、
どれを取っても快く思えないものが充満している。
でも、「サービス提供者」はホームチームサポが気持ちよく観られるようにすることを第一義としているのだから
それは当然。堪え忍ばなければならない。それがアウェーサポの宿命だ。
でも、それを「楽しむ」余裕をもてれば、FOOTBALLを観る楽しみは何倍にもなると思う。
そしてもう一つ、「知らない街」を訪れる楽しさを味わいたい。
申し訳なく、今回訪れた大分・別府は多少の予習をしたとはいえ、
地図、歴史的背景、文化等、頭の中に入っていない状態で訪問した。
「日本語」が通じ、「円」が通貨である、ということを除けば、まさに異国。
街の中心がどこで、どこに行けばこの街の行きたいところに行ける交通機関にありつけるのかもわからない。
窓の外には見たこともない地形が広がっているし
フェリーという乗り物のマナー、「ワンマンJR電車」の乗り方もわからなければ、
立ち食いそば屋のメニューまでちがう。
「酒」もちがうのかな・・・モルツは「阿蘇山」の天然水みたいだし!?
街に、スタジアムに、焼酎の広告の多いこと。
「iichiko」、「二階堂」、さすが大分だ。ちっちゃいボトルがあれば、飲みたかったのだが・・・。
「味わう」ことも「アウェーを楽しむ」ことだろうし・・・。
しかし、そういう意味では、滞在中はとにかく鶏料理を食べた。鳥天も味わった。
もちろん、湯も堪能した。
しかし・・・。
あの試合はないだろう!?
九州の人たちに「王者」の風格を見せてほしかったのだが・・・。

21 August,2004

久しぶりに投入される青ユニの藤田俊哉に
ゴール裏からコールが送られる。
しかし、それはいつもとちがっていた。
仮にこれが国立や埼玉、横浜や長居であれば、普通に
「トシヤ!、トシヤ!」だけだっただろう。
しかし、今回はちがっていた。
「ゴー、トシヤ!オオ レッツゴー、トシヤ!!」
聞き慣れたコールが、ゴール裏から送られる。
そうなんだよな・・・ここは静岡スタジアム、エコパ。
前のトルシエジャパンの時のオーストラリア戦も
磐田勢が大勢出場したが、
戦術的というよりは「地元だから」という雰囲気があった。
今回は・・・?
それもあったかもしれないが、
結果的にそれ以上の活躍を俊哉はしたように思う。
4バックへの変更により、小笠原と共に中盤前に入り、
しっかりと流れを変えてみせた。
数々のパスをつなぎ、ボールを供給し、チャンスをつくり出した。
これを機会にぜひ代表定着を願いたい。
別にヒデや中村俊輔を否定しているわけではない。
でも、状況に応じてはそういう選択肢も「あり」なのだ、
ということを証明できたと思う。
最後にアルゼンチン代表。
控え組中心だがレギュラーを狙い、本気モードでやってくれたおかげで
いいものを見せてもらった。2点目はすばらしかった。
「調整試合」だったバルサ戦よりずっと、観ていて楽しかった。

メダルラッシュに沸くアテネ五輪ではあるが、
サッカーについては男女とも残念な結果であった。
特に男子については、私自身最終予選に足を運んだし、
エコパでの親善試合にも出かけ、このチームの成長を見てきただけに、
一次敗退でこのチームが終わってしまったことが残念である。
ところで今回の結果を受け、世間や私の周囲から
「何だ、日本のサッカー、そんなものだったのか。」的な
意見を聞くこともあったが、それはちょっと・・・と思う。
もちろんオーバーエイジ、特に小野の招集は
あれでよかったのか?とは思っているし、
選手起用、戦術についてもほかの手があったかもしれない。
しかし敗れた相手はパラグアイ、イタリア。
W杯ではないにせよ、「OLYMPIC CHAMPION」というタイトルを目指して
可能な限りのメンバーを集めての本気勝負。
相手は南米、欧州の強豪。そんなに簡単なものではない。
世界はまだまだ広く、まだまだ登るべき頂上は遠い。
これからも一歩一歩登っていけばよい。
ということで、年代別代表の次の目標は北京五輪。
あれだけ失礼なことをさんざんやってくれた中国で、
次回五輪は早々簡単に負けるわけにはいかない。
そういう意味では次の年代の強化は大切だ。
中心となるのはU-19、今秋のアジアユース組。
ぜひ見てみたく、彼らが出場するSBSカップに足を運んだ。
今の五輪代表も、このSBSカップをきっかけに名前を覚え、注目してきた。
ということでどんなのがいるのか、楽しみにしていったのだが・・・。
何だ?一体、あの大会運営は?
確かに試合は滞りなく進んだが、入場料取って観客に「見せる」のなら、
もう少し人に「見せている」という意識をもってほしい。
登録メンバーはパンフレットに書かれてはいるが、背番号の表示がなく
場内にその掲示もなく、だれが何番か全くわからない。
おかげで、目に留まる選手があってもだれなのか全然わからない。
それどころか、今、何対何なのか、得点の表示もない。
場内アナウンスも地元の高校生を使うのはいいが
間違いだらけで何を言っているのかわからない。
せめて練習ぐらいさせてから話させるべきだ。
売店の飲み物もすぐ売り切れて次入荷するまで30分待ちという状態。
かつて観に行った藤枝や浜松ではこんなことはなかった。
別件だが先週のエコパでのアルゼンチン戦でも不愉快な思いをした。
静岡県サッカー協会は「興行を行う者」としてのノウハウを
きちんと学んでほしい。

22 August,2004

30 August,2004

落胆はなかった。
この結果を冷静に受け止められた。
サポとしては失格だが、どこか「そうなりそう」な気がしていたから・・・。
実はこの夏、今年度モデルのユニフォームを買った。背番号はもちろん9、「NAKAYAMA」の文字も入れて。
しかし、それを着るようになってから、勝利がない。
そしてこの日はいて行ったズボン。先々週大分へ、先週は磐田へはいて行ったものと同じだった。
家を出るにあたって気づいたが、でも、「この程度のジンクスを乗り越えてもらわねば困る」とばかりにそのまま出かけた。
空模様は昨年同様、台風崩れの雨・・・何から何まで「よくない材料」はそろいすぎていた。
ただ、口では何だかんだ言いながら、磐田がこれらつまらない「ジンクス」を跳ね返してくれるのを心の底では信じていた・・・。
しかし・・・。
試合前・・・背番号6がスタメン組に入ってアップするのを見た時、このジンクスは覆らない、と直感した。
そしてキックオフ・・・ピッチではこの2週間の間に見たものと同じような光景が展開された。
ビッグアイで見た位置とほぼ同じ位置で見ていたからか、
同じビデオテープを1.3倍速にして(エメルソンのスピードの分と考えてください)見ているように感じた。
もはやこのチームは自己浄化機能を失っているのだろうか・・・。
ならば大改革をすべき時期にきているのではないか?
松崎社長!
「目標変更」ですって・・・?
無念です。